2014-05-05
【ゲームグッズ】魔界戦記ディスガイア10周年記念 メモリアルブック レビュー
なかなかおもしろい企画本でしたが、紙が分厚くて重い。
魔界戦記ディスガイア10周年記念 メモリアルブック
レビュー
ディスガイア10周年を記念して、ディスガイアD2までの内容をまとめた企画本です。
- 栄光の軌跡
シリーズをまとめた年表。ナンバリングタイトルはもちろんコラボ企画やスピンオフも網羅。
作品ごとのポイントになるシステムなどのちょっとした解説も。 - アートギャラリー
イラスト集。パッケージイラストから未収録のレアイラスト、大魔法のカットインイラストなどを大きめサイズで収録。 - ディスガイア キャラクター名鑑
シリーズのメインキャラたちを紹介。パーティキャラ+α。
大きめのイラスト、解説、設定画やラフ画、原田先生のコメントなど。各キャラ2ページ。 - WE LOVE オリジナルユニット!
汎用人型ユニットの紹介。それぞれ2分の1~3分の1ページを割いて、シリーズごとのカットインや公式設定の変遷などを解説している。アーチャーだけ2ページとっているあたり分かっているなとしか。オリジナルユニットじゃないけどアサギさんも特集されてます。 - ディスガイア魔物名鑑
こちらは汎用魔物ユニットの紹介。なぜかエトナとフロンの漫才が合間に挟まれている。 - We Love プリニー!
シリーズマスコットであるプリニーの各種イラストの紹介。なんと6ページにわたって延々プリニーのカットが載っています。たしかに初代はちょっと不気味だったなぁ。 - 魔王様ランキング!
シリーズに登場する「魔王」キャラのいろいろランキング。「不幸な魔王」「親バカ魔王」などの色物企画もあり。なお「プリニーが選ぶ上司にしたくない魔王ランキング」は安定のエトナ様ぶっちぎりでした。 - 魔界トラベルツアーで行くとっておきのアイテム界ツアーお出かけガイド
アイテム界を紹介するガイドブックの体裁をした企画。意外とそれっぽい雰囲気出ています。
近隣エリアのおすすめスポットとしてプリニー工場見学やゲヘナの海なども人気ですよ。 - なぜなにディスガイア!
個人的に一番よかった企画。シリーズの謎に公式が(一応)回答します。
「登場人物たちが食べ物の名前を叫びながらアタックする理由は?」「魔法の管理人はどういった存在?」など斜め方向からの質問がメインです。 - 魔界カルトクイズ100!
シリーズに関する4択クイズ100問。初級編と上級編に分かれているが、かなりの難易度。 - スペシャルインタビュー
- 「日本一ソフトウェア社長とフェリステラ社長による特別対談」
サモンナイトを開発しているフェリステラ社長との対談。どちらの会社も岐阜にあるとのこと。15周年記念タイトルではサモンナイトとコラボしたいといううれしい話もありました。方向性が違うSRPGを世に放ってきた二社ですけど、これからもファンタジーSRPGファンとして楽しみにしています。 - 「日本一ソフトウェア社長インタビュー」
シリーズのコンセプトや、次回作「5」の話など。 - 「原田たけひと氏インタビュー」
シリーズのキャラデザ原田氏のインタビュー。プレネールさんが登場するようになったのは事後承諾だったとのこと。 - 「制作スタッフインタビュー」
ユニット編、システム編、技演出編、シナリオ編、次回予告編、音楽編の6部構成。
ドット絵のこだわりや、派手な技演出の作り方、次回予告が生まれたきっかけなど興味深い話が満載でした。
- 「日本一ソフトウェア社長とフェリステラ社長による特別対談」
- 暗黒井戸端会議
かつてドリマガやゲーマガに掲載されていた、キャラの掛け合いによる作品紹介(本書書き下ろしも1編あり)。本編のやばいノリで話が進むので、読むだけでサブシナリオをプレイしているような気になれます。 - ダウンロードコンテンツのススメ
「3」「2P」「4」「D2」などで登場したDLCの紹介。 - ディスガイアグッズコレクション
これまで発売されたグッズほぼ全て網羅。小説版とかなつかしす。昔は買ってたんだけどなぁ。
感想
ファンブックとしては結構秀逸な出来でした。
こういう企画ものは、ものすごくまじめに作るかバカやるかのどちらかにすべきだと思うんですけど、これは(ディスガイア自体がバカゲーなので)後者で成功した例といっていいんじゃないかな。ユニットやキャラの紹介など他では見られない企画にページを十分に割いていて、呼んでるだけでおもしろかったです。
インタビューもどれも読み応えがありました。ちょっと文字が小さいのが玉に瑕ですが。
シリーズファンならきっと楽しめると思いますので、是非手に取ってみてください。
以前も言いましたが、ソフトバンククリエイティブはゲーム本では信頼できる出版社です。ゲーマガがなくなったのは未だに心に穴が開いた気分です。
2014.05.08 18:22 | by Ivan
僕も今回の本でSBCへの評価がかなり高くなりました。企画のアイデアがよい。
2014.05.09 00:40 | by yukkun20