ポケモンSVのランクバトル、シーズン2が終わりましたね。一日5戦を目安に、5桁を目指して頑張りました。
ちょっぴりしょっぱい結果でしたが。勝率はまたもやちょうど5割(78勝78敗)でした。貯金をちょっとずつ殖やして、大負けして全部吐き出すことが2度。駄目な時は何やってもダメなんだよな。
うちのパーティ・チーム3を紹介します。今回は技構成を少しいじっただけで、最初から最後までこのパーティで戦い続けました。オリジナリティを出せたところもあり、もっと上まで行けると思うんだよね…トレーナーの読みの甘さが足を引っ張って申し訳ない。
構築上のコンセプト
いつも言っているとおりサーナイトを活躍させてあげたいんですが、彼女は特攻こそ十分高いものの一致技の威力が低く、素早さと耐久も低いため、持ち物に苦労させられます。火力を上げれば先制されてやられるし、耐久を上げると削りきれない。そこでサーナイトは外さないとして、今回は別のポケモンを中心に据えることにしました。
シーズン1と2で最も使われているポケモンはカイリューです。yukkun20もシーズン1で使っていましたが、いまいちその強さを発揮させられませんでした。そこで上手い人の構築記事を見るうちに、気になったのがこの記事です。
デカヌチャンでステロをまき、ブラッキーのあくびループで削り、飛行テラスタルカイリューで詰めるというわかりやすさと、基本構築の汎用性の高さに惹かれました。またyukkun20は既にカイリューとデカヌチャンを育てていましたし、また昔初めて育てた対戦用のポケモンがブラッキーだったので、いつかSVでも使ってあげたいと思っていました。そこでこの構築をお借りして、デカヌチャン、ブラッキー、カイリューを確定し、さらにカイリューが苦手とする鋼・電気に強いポケとして、同じ記事で紹介されていたガブリアスを入れました。空いている枠にはフルアタの特殊ドラパルトを入れてシーズンを始めました。
当初はかなり順調だったのですが、そのうち起点デカヌチャンや飛行カイリューの対策が進み、カイリューだけでは突破できないことが増えてきました。ブラッキーは非常に使いやすかったため今後も中心に据えるとして、どうしようかと迷っている時に、こちらの記事を目にしました。
うちのドラパルトは特殊型+こだわりメガネだったので、若干調整したところ、先発として使いやすくなりました。なので中盤は先発デカヌチャンかドラパルト、ブラッキー、エースとしてカイリューかガブリアス、という感じでプレイしていました。
…サーナイトの役割が全くなくなって、完全にいるだけになってしまいました。いるだけでも十分心の支えになっているのですが、やはり活躍させてあげたいです。そこで、残りの5体ではどうにもならない相手を一人で引き受けてもらうことにしました。鋼のサーフゴーや、物理受け・天然のヘイラッシャやラウドボーン、あとはコノヨザルやゲンガー、キノガッサ、マスカーニャとかですね。しかし対策を一人でする以上、敵から見ていかにも勝てそうなキャラを出すわけにはいきません。交代されてしまうからです。そこ行くとサーナイトはそもそもマイナーですし、素早さも低いので、相手からしても倒しやすいと思われてるのか、滅多に交代してきません。そこを突いて、意表を突く攻撃で倒しきるという訳です。そのためのサーナイトを新たにチームに加え、構築が完成しました。
デカヌチャン
シーズン2で起点作成として猛威を振るったタイプのデカヌチャン。デカヌチャンは耐久がそこそこあり、弱点が少なく、かたやぶり持ちなのでどんな相手でもステロやでんじはを安定して入れることが出来ます。アンコールで敵の起点作成を封じたり、積みを流したりも可能。はたきおとすで敵の持ち物を取り上げることも出来ます。しかしやることをやると手持ち無沙汰になってしまうのが残念でした。はたきおとすの代わりにデカハンマーを入れたりもしたんですけど、あれは使いにくさの方が勝りましたね。そんなわけで序盤はほぼ毎回選出していましたが、中盤以降は先発をドラパルトやガブリアスに譲ることが多くなりました。ただブラッキーを選出できない場合、デカヌチャンが代わりにクッションになります。
テラスタルは鋼ですが、一度も切ったことはないです。
ブラッキー
今シーズンのMVP。物理受けとしてはドオーやヘイラッシャ、キョジオーンなどが有名ですが、もっとかわいい物理受けを使いたい!というyukkun20にしっかり答えてくれました。H95B110D130から来る耐久は、ほぼすべての物理・特殊アタッカーを後出しで受けられます。受けたらあくび+まもるでステロ地獄にはめるなり、ねがいごと+まもるで回復したりと自由自在。ブラッキーを突破できるのは、①極めて高火力な特殊アタッカー(メガネサザンドラとか)、②高火力な格闘アタッカー(あまりいない)、③フェアリーアタッカー(ニンフィアやじゃれつく持ち)暗いでしょうか。フェアリーだけはほかのメンバー的にもどうにもならないので、相手のエースがフェアリーのときはお休みしていました。物理積みアタッカー?A2段階上昇くらいでは突破できないので、逆にイカサマの餌食ですよ。
状態異常が効かないキョジオーンとサーフゴーは苦手です。サーナイト任せた!あとみがわり持ちもどうにもならないことが多いです。すりぬけドラパルト任せた!
カイリュー
序盤に流行った飛行テラバのワンウェポン型。りゅうのまいで敵の上をとってアンコで縛り、あとはテラバで蹂躙してきます。ブラッキーの願い事と組み合わせることで、ステロで削られてもマルチスケイルを復活できるのが便利でした。
これも序盤はかなり強かったのですが、次第に対策が進み、鋼や電気がうようよ出てくるようになったのでなかなか苦しくなり、終盤の選出率は低かったです。サーフゴー、ドドゲザン、ロトム、ジバコイルあたりはかなり積まないとどうにもならない。アンコールを抜いてじしんかほのおのパンチを入れれば良かったかな。
ガブリアス
こだわりハチマキで高火力を押しつけていくエースとして採用。カイリューが弱い電気や鋼が多い時はカイリューの代わりに選出していました。やはりハチマキ+じしん/げきりんは極めて高火力ですが、どちらも無効の相手がおり、こだわっているが故に止められてしまうことも多かったです。
終盤はかわらわりをステルスロックに変えて、デカヌチャンの代わりに先発にしました。ハチマキなのでステロをまいたら一度引かないといけないのですが、幸いブラッキーがいるのであまり不自由さは感じませんでしたね。敵の数が減って一貫できたところに出すと動きやすかったです。
ドラパルト
特殊型ドラパルト。特殊型アタッカーではドラパルトとサザンドラが二強だと思いますが、サザンドラは顔がこわいのでこちらを採用。当初は10まんボルトもいれたフルアタで使っていましたが、相手の起点作成として出てくるデカヌチャンやキラフロルをどうにかしようと、先発することが増えてきました。ドラパルトが先発すると、相手が高速アタッカーでもない限り打ち合いになることは少なく、相手は変化技から入ってくれるので、みがわりを入れておくとめちゃくちゃ刺さりました。相手が不意にテラスタル切っても安心。高速アタッカーの場合はブラッキーに任せればOK。
またフルアタだとドドゲザンには絶対勝てないのですが、みがわりを入れたことで相手に択を迫れるようになりました(あいてのふいうちをみがわりですかす→みがわりを盾にかえんほうしゃとすると、相手はみがわりされると負けること覚悟でふいうちを出すか、普通に攻撃されると負けること覚悟でほかの攻撃技を出すかの二択になる)。勝率が0%から50%になったからいいよね?
サーナイト
ここまでのポケモンはすべて優秀なトレーナーさんの使っているポケモンを参考にさせていただきましたが、このサーナイトは何も参考にしていない、完全にyukkun20のオリジナルです。タイプ一致技は一切覚えさせておらず、ポケ徹によれば採用率5%いかのくさむすびとこごえるかぜ、採用率7%のみちづれを入れています。前述の通り完全な奇襲型で、パーティーにとって重いキャラを、交代されないように倒すという重要な役割があります。
まずこのサーナイトは準速なので、基本的に足が遅い相手にしか上を取れません。そこで役割対象相手に先発もしくは死に出しし、まずこごえるかぜを入れて相手の素早さを下げ、こちらが上を取ります。幸い準速でも、こごえるかぜが入れば最速ドラパルトかスカーフ持ちでなければ上は取れます。相手の攻撃はタスキで耐えます。こごかぜはダメージが低めなので、敵も油断して交代しないでしょう。次のターンは倒せるようならシャドーボール(火力不足ならテラスタルも切る)、倒せないならみちづれで葬ります。シャドボで倒せた場合、裏のポケモンが自分より鈍足ならみちづれすれば1対2交換になります。完璧や…
ちなみに勝てる相手はこんな感じです。これらのポケモンが2体以上選出されそうなら戦闘に出す感じ。
- グレンアルマ…相手が準速なら上を取れる。H振りでもシャドボ確2
- パルシェン…HD振りでもくさむすび確1
- ドラパルト…最速でなければH振りでもこごかぜ+シャドボ
- マスカーニャ/キノガッサ…H振りでもこごかぜ確2
- ゲンガー…H振りでもこごかぜ+シャドボ
- カイリュー/ガブリアス…HD振りでもこごかぜ確2
- サーフゴー/コノヨザル…こごかぜ+テラスタルシャドボ(H振りだと乱数)
- ラウドボーン…H振りでもこごかぜ+テラスタルシャドボ
- ヘイラッシャ/キョジオーン…HDでもくさむすびで確2
もう少し火力があればさらに使いやすいのですが、タスキを外すと生存率が…
苦手な相手
基本ブラッキーでどうにか出来ない相手は苦手です。
- サーフゴー…ドラパルトのかえんほうしゃとガブリアスのじしんでどうにかするしかない。サーナイトでも五分五分。
- アーマーガア…ドラパルトのかえんほうしゃ以外勝ち筋がない。ブラッキーはちょうはつで機能停止し、ボディプレスで突破される。
- ハッサム/ドドゲザン/イルカマン…高火力先制技に勝てない。
- キョジオーン…サーナイトでないと突破できない可能性が高い。ちなみにゴーストテラスタルされるとサーナイトも詰む。
まとめ
ブラッキーを入れているせいで、サーフゴー、キョジオーンを死ぬほど呼ぶのですが、この2体に対抗できる明確な答えがなかったのが、勝率が伸びなかった原因だと思います。サーフゴー、序盤はあまり見かけなかったから安心していたのに、順位が上がるとめちゃくちゃ出てくるんだよ…
ただ前述の通り、サーナイトを自分の考えた型で活躍させてあげられたのは自信になりました。次はシーズン3ですね。全体的な火力も素早さも上がり、サーナイトにはますます向かい風なのですが、なんとかパーティに残してあげたいな…無理かな…
ポケモン得意な方、もしパーティの改善案があれば是非教えてください!一応レンタルパーティも出しておきます。