ついに…ついについについに「テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック」に収録されている「テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士」のプラチナトロフィーをゲットしましたー!プレイ時間は84時間とそれほどではないものの、プレイ期間はほぼ6か月と、これまでの最長記録を更新しました(ちなみにPS3/PSVのゲームでこれまでの最長記録は5か月半のTOIR、最短記録は絶対絶望少女の13日)。何度かあきらめかけたけどやりました。調子に乗ってPSNPROFILESでトロフィーカードを作ってしまいました。次は記念すべき20個目のプラチナか…たぶんシャリーのアトリエでしょうね。
シャリーのアトリエは2週目に突入。今回も良作だったので、登場キャラの水着パッチをPSNで購入しました。全6人分で約1000円。これなら許せる。
TOWRUや久々にプレイ再開。そろそろキャラが増えすぎてまんべんなく育てるのが面倒になってきたので対象を絞ろうかな。ていうかお祭りゲーならせめて8人パーティくらい組めるようにしなさいよ!
テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士
価格:6980円(税込)
ジャンル:響きあう心を信じるRPG
続きを読む(ネタバレ注意) »
ストーリー
前作TOSで世界が再生されてから2年―世界統合後の世界も、平穏とはいいがたかった。文明の進んだテセアラ人はシルヴァラント人を蛮族とさげすみ、シルヴァラント人はテセアラ人とその状況を放置しているマーテル教に抵抗し、武装組織ヴァンガードを生み出した。そんな中、ヴァンガードの拠点だったパルマコスタをマーテル教会が襲撃するという事件が起こる。
その事故で両親を失った少年エミルは、ある日魔物の王ラタトスクを復活させようとしている少女マルタと出会う。パルマコスタの襲撃犯である世界再生の英雄ロイドが、それを阻止しようと暗躍していることを知ったエミルは、ラタトスクの騎士としての誓約をかわし、マルタと旅立つのだった。
というわけで、TOD2以来(当時)の正当な続編作品です。前作のパーティキャラも全員仲間に加わるというのは従来のファンにはありがたいところ。ストーリーも続編にありがちな前作の否定や過度な持ち上げもなく、過去キャラ達それぞれもしっかりと見せ場を作りながら、新キャラたちの冒険が中心というところはぶれずに進んでいきます。シリーズ作品の中ではラスボスの心情も非常に理解できかる説得力のある描かれ方をしており、ストーリー的にはかなりの良作だと思います。反面完全な一本道でシーン分岐すらほぼないので、何週もするのはつらいかも。
システム
マップ移動がなくなり地点選択型になっている、モンスター収集・育成という要素がある、といったシリーズの中でもちょっと特異なシステムを作用しています。モンスターたちは種類も多く、育て上げれば立派な戦力として活躍してくれますので(特に高難易度では主人公より強い場面も)自分の好きなモンスター軍団を組ませることもできますし、長い間一緒に旅をしていると愛着もわいてきます。強いて言えば、名前は自由につけられるようにしてほしかったくらいか。
しかしその他のシステムはいろいろ問題が(これは移植の問題ではなくオリジナルの問題)。
- メニューなど操作方法が不親切な所が多い。メニュー横階層のつながりが悪い
- 2週目もチュートリアルが飛ばせなくてウザい。
- イベントスキップがほとんどできない
- サウンドテストがない。
- 合成システムがあるのにコレクター図鑑がない、モンスター育成があるのに育成されたモンスターの図鑑がない(ただのモンスター図鑑と統合されているので使いにくい)、スキットコンプのトロフィーがあるのにチェックリストがないなど片手落ち。
- 旧キャラはレベル固定なので、マニアモード以上だとほぼ役に立ちません。前作で世界を救ったパーティにこれは…
- 旧キャラの服が前作と一緒。さすがにこれは…。版権がらみで何かあったらしいけど、残念。
- 旧キャラに新技が(一部を除いて)ない。
- 旧キャラが戦闘で操作できない(正確に言えばできるけど、戦闘ごとに切り替えないといけないので面倒くさい)
- 技の軸線が時々ずれる。イノセンスを見習って。
- 隠しダンジョンがめんどくさい。中断セーブさせろ。
ここら辺は移植の際に多少修正できなかったものかと。ただ、プラチナトロフィーを目指さない限り、この辺はあまり気にはならないと思います。またあらすじがエミルとマルタの日記形式になっているのも、物語に没入しやすくてグッド。
キャラクター
PCは2人+ゲスト1人+旧キャラ8人。旧キャラたちは性格などはほぼ前作をきちんと踏襲されていて、エミルたちとの会話にも違和感ありませんでした。かといって仲間のうちわネタで盛り上がることもなく、主役の2人を立てている雰囲気が良かったです。テネブラエは最初絶対裏切りキャラだと思っていたのに、シリーズの歴史に残るほどの忠臣キャラだった件について。しいなはかっこよく登場したと思ったが旧作通りの扱いで笑いましたし、ゼロス・ワイルダーは前作の名誉を挽回するような男っぷりでした。マルタもこういうキャラはさじ加減を間違えるとただのウザイ子になっちゃうものですが、そんなことはなく、恋愛に真剣な姿が随所に見られて好感度高でした。テイルズには珍しいストレートなラブストーリーもいい感じ(決して釘宮病にかかったわけではない)。
戦闘
戦闘は最新作に比べるとバランス調整がやや甘く、エミルもマルタも鉄板の無限コンボがあるので基本的には詰まる所はないと思います。とはいえ、デクス&アリス戦は鋼体を付与してくるのでちょっとめんどくさかったですが。
しかし戦闘で最も問題なのは秘奥義の演出。なんで5年前の作品(TOSのこと)より劣化してるんじゃい!
トロフィーはやはり苦行で、オリジナル版から追加された要素がほとんどないなどの問題点はあるものの、TOSを楽しんだなら、ぜひともプレイしてほしい作品です。僕自身、Wiiで2週プレイしていますけど、最初の1プレイはかなり楽しめました(さすがに2週目以降はダンジョンがだるかったですが…)グラフィックも6年前の作品なので特に問題ないレベルです。
そういえば当時はTOSがGCで発売され、その後完全版がPS2で発売されたのに、TOS-RはまさかのWiiということでだいぶ批判がありました。結局PS3に戻ってきたのは皮肉ですが…僕このゲームをプレイするためにWii買ったんですよね。
« 続きを隠す