「ダンスのやつ」こと「背すじをピン!と」の最新巻です。コミックスで読むとより面白いな。
背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 03
著者:横田卓馬
レーベル:ジャンプコミックス
価格:432円
あらすじ
亘理が語った自分の過去、それは子供の頃、恋心を抱いていた相手に心ない言葉を投げかけられたことだった。しかし土屋の「わたりさんがすごいなって思うところは、それをどうにかしようとしてるってとこ…わたりさんのこと、すごい尊敬するな」という飾らない言葉に励まされる。そして文化祭本番、やはりトラウマをうまく乗り越えられず出場が危ぶまれた亘理だったが、「僕が…わたりさんのこと…支えてるから!」という土屋のセリフで過去を乗り越え、笑顔でダンスを終えることが出来た。
文化祭を機に新しい部員も入り盛り上がる競技ダンス部の次なる目標は、半月後のダンススポーツ大会、そして夏の全国大会。特訓のせいかもあってか、前の試合の時とは違う、確かな手応えを感じてダンススポーツ大会に赴く土屋・亘理ペア。同年代のライバル達も勢揃いし、いよいよ一次予選が始まるのだった―
レビュー
前半は亘理さんのトラウマ話でしたね。彼女のトラウマはものすごく深刻、というものではないんですけど、それでも当人にとっては重要な問題で、そんな悩みを女の子から打ち明けられても男としてうまく回答は出来ないと思うんですが、土屋君はストレートに自分の気持ちを伝えられる子なんですよね。
めっちゃイケメンセリフというわけでもないんですけど、彼の性格の良さと飾らない人格が出ていて、非常に好感が持てます。それに笑顔で答える亘理さんもいいけどね!
しかし全然試合シーンもなく、スポーツマンガっぽさが薄かったのに、ここに来ていきなり熱血成分多くなりましたねー。今回は特に2年生の八巻・椿ペアが熱い!八巻先輩なんて動機が「かっこいい」だけなのに、同世代最強と呼ばれている部長を本気で倒そうとしてますもんねぇ。でもそんな中でも部長ペアが
きっちり壁として立ちふさがってくれるところはいい展開です。(あとこれまで目立たなかったリオ先輩もさりげにすごい実力者でしたね)
ホントこんな気持ちですわ。
つーかこのマンガ、僕が突っ込もうと思ったところにはもれなく作者のセルフ突っ込みが入っていることが多くて、コメント書きづらいw
それから今回の亘理さんのベストシーン。今回は色々候補ありましたけど、
これかな。そこは違うでしょ!「かわいいから」じゃなくて、「かわいいって言われたから」だろ!ほら、つっちーももっと褒めて!
なんという平凡セリフ!もっと気の利いた…
また作者に先に突っ込まれたー!
※画像はいずれもコミックスより引用
おまけ:
ギャグ漫画のため感想が書きにくくて取り上げてないんですが、最近
「左門くんはサモナー」が面白いです。(リンク先で1話が立ち読みできるので是非)
天使と呼ばれるヒロインの天使ヶ原さん(てっしー)が、左門くんが召喚する悪魔(と左門くん本人)に振り回されつつツッコミを入れるという基本1話完結タイプのギャグ漫画ですが、左門くんの外道っぷりとてっしーの天使突っ込みがいい対比になっていて面白いです。
1話から面白いと思ってたんですけど、最近は特に面白い。
※左が主人公で右がライバルキャラです。
しかし作者のデビュー作のヒロインがモノアイキャラとは…業が深すぎだろ。
※2/14追記
どんな漫画か詳しく知りたい方は、ヤマカム様のレビューが参考になりますよ!
『左門くんはサモナー 』、大天使な天使ヶ原さんが可愛すぎる件:ヤマカム