前回でもう今年の更新は終わったと思ってたから完全に油断した…Ivanさん、更新教えてくださってありがとうございます。
あ、「風とタンポポ」読み始めました。後書きで森岡先生が「改めて読み返してみると、すごく面白い。」と(自ら)太鼓判を押してくださっているのですが、確かに面白い。森岡先生の妙に現実味のある宇宙描写や、ちょっと洒落た台詞回しなども健在で、これは期待できそうです。
星界の紋章 第35話
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
人類統合体の兵士に追われているラフィールたちは、激しい銃撃の中をなんとか走り抜けていきます。
しかしこうやって絵で描かれるとほんとよく生きて突破できたと思いますね。ちなみに乗っている馬のスピードは原作によると時速50キロメートルくらいなのですが、その速度で疾走する四本脚の動物に乗って射撃するとか並みの技量じゃないわ。
そしてようやく遊園地を脱出したラフィールたちですが、そこに待ちかまえていたのはエントリュア率いる警察隊でした。万事休す。
ちなみに日本の場合は取れます。逮捕状には被逮捕者の氏名を記入しますが、刑事訴訟規則142条2項で「被疑者の氏名が明らかでないときは、人相、体格その他被疑者を特定するに足りる事項でこれを指定しなければならない。」とあり、氏名不詳者でも逮捕状請求書を作成できることになってるからです。
エントリュアの説得もあり、敵軍ではなく領民の警察に身柄を委ねた方がいいと判断したジントたちは投降します。しかし、突然カイトが激高し、ジントに向けて発砲します。このエロ大尉が!
ジントの肩が吹き飛んだー!
一触即発の空気に包まれますが、エントリュアが素早くカイトを拘束したことで、戦闘になることは避けられました。そこに逃げ延びたはずのマルカたちが救援に駆けつけます。
ここのミンの台詞ほんと好き。日常生活でも使いたいですね。
彼らは上空を帝国が再占領したことを知り、ラフィールたちを再び人質にして帝国との交渉材料にするため、危険を冒して戻ってきたんですね。宇宙では星界軍が勝利の舞いを披露しています。ふむふむ(原作読書中)「むっつの光点が複雑な軌跡を描いて集まったり離れたり」するのか…
思った以上に複雑だったー(笑)しかしビジュアル的にはナイスチョイス。さすが米村先生。
しかし諦めきれない敵軍は、エントリュアたちの車両を徴発し、追跡を再開します。
今回の殿下
華麗に銃を撃ちまくる殿下。こうやって見るとドゥビュースさんに似てる気がする。
目の前でジントが撃たれた殿下。原作ではジントの名前を呼んでいましたが、漫画では呼びませんでした。
素手で武装した軍人と戦おうとする殿下と、それを必死に引き留めるジント。普通に考えて、このシチュエーションで素手で襲いかかるっていう選択肢はないですよね。でもジントはラフィールなら絶対そうするという事が分かってるわけです。絆ですねー。
無謀という言葉では表現しきれないくらい無謀な行動に出ようとする殿下。キレすぎ(笑)
この更新があったからか、発売が若干延期されたコミックス7巻は12月20日発売です。
※画像は第35話より引用