生と死の糸車
序章 1幕 結晶炉コルドロン
地上へと落ちていくグウェンドリンを助けたのはオズワルドでした。コルドロンが稼動しているのを見つけたオズワルドは、グウェンドリンを背負い、コルドロンを目指します。
一方ベルベットはコルドロンを止めることには成功したものの、肝心のフォゾンは全てレヴァンタンに持って行かれてしまいました。
あきらめかけたベルベットでしたが、そこに辿り着いたグウェンドリンの指にはまっていたティトレルの指環が、ベルベットにヒントを知らせます。4人のサイファーをフォゾンに還元し、それをコルドロンで放出すれば…
自分の役割は、救いの御手として、それを成し遂げること。たとえ呪いを受けても…
リブラムを除く4つのサイファーがフォゾンへと返り、ベルベットがそれをコルドロンを通じて世界に振りまきます。
その呪いでプーカになってしまうベルベット。
第1章 1幕 不毛の大地
全てが焼き尽くされた不毛の大地。しかし、大地は死んでいませんでした。
当てもなく世界を彷徨うグウェンドリンとオズワルドの前で、世界は再生を始めます。その奇跡を目の当たりにした二人は、この終焉を超えた世界で強く生きて行こうとするのでした。
終章 1幕 閑静な山奥の洞窟
それから数千年が経ちました。アリスからもらった最後のコインで、全てのバレンタイン硬貨を集めきったコルネリウスとベルベットは、コインに願いをかけます。
そこに現れたのは在りし日のバレンタイン王。その功績をたたえ、ひとつだけどんな願いも叶えてくれるようです。
プーカの呪いは永遠の命。しかし人間に戻ればすぐに寿命を迎えてしまいます。それでも、人間の命の方が尊い。長い人間の歴史を見て来た二人はそう結論を出します。
グウェンドリンとオズワルドの二人も、この世界で生きていてくれているようです。
つまり、アリスもその家族も、いやこの現在に生きる全ての人は、グウェンドリンとオズワルドの子孫ということか。何とも壮大な話。
そしてバレンタイン王は二人に、そして「共に歩んできた者」に祝福を述べ、その願いを叶えました。数千年ぶりに元の姿に戻った二人は、永遠の愛を誓うのでした。
そして真のスタッフロールです。このBGMに歌詞付きのメインテーマが流れる演出ホント好き。
そして最後には、リブラムを包み込むように生える巨大な樹、そしてその根が地の底にいるイングヴェイの元で花を咲かせているシーンでFin。
終章 カーテンコール
時代は戻り、タイタニア城下町。こちらに向かって声を掛ける商人がいます。
5人の主人公が元気にしていること、タイタニアのドラゴンがいなくなっていることから、グウェンドリンが古城で目覚めたころの時間軸だと考えればいいでしょうか。
商人は、こちらの持ち物と、バレンタイン記念硬貨の交換を持ちかけてきます。それに応じてみましょう。
どうやら「こちら」の職業は作家のようです。そしてここでの出来事を本にしようとしてるとのこと。その本のタイトルは…
というわけで、オーディンスフィア、これにて完結です!
最後のメタ的な演出はいいですよね。結局プレイヤーこそがこの「オーディンスフィア」という物語の作者であり、その作者が作った原本にバレンタイン硬貨を貼り付けておいたことで、数千年先にアリスの祖父、そしてアリスがその本を手に取り、コインがコルネリウス達の手元に戻った、という演出なんですよ。最初これを見た時はすごく衝撃だったのを覚えています。
同じくバレンタイン王が祝福した「共に歩んできた者」というのもプレイヤーのことと考えるのが妥当でしょう。諸悪の根源である者が、プレイヤーに対して惜しみなく賛辞を送るというのも、すばらしい演出の妙だと想います。
今回でプレイ日記は最終回となります。あとトロコンに必要な隠しダンジョン(ボスラッシュ)が残ってますし、ストーリーをコンプリートすると、全ての主人公の物語を時系列に沿って楽しめるシアターモードも解禁されるので、もう少しプレイは続けるつもりです。そのあとレビューも書きます。
しかし本当に面白かったです。アトラスさん、ヴァニラウェアさん、このゲームをリメイクしてくれてありがとう!そしてここまで読んで下さった皆様もありがとうございました!次はサモンナイト6のプレイ日記でお会いしましょう。
プレイ時間:59:30
アダムとイヴネタには少し驚きました。つまりあの二人はこの後夜の(オイ)いや、自分たちの他に誰もいないのだから人憚りなく(ゲスの極み)
こんな感想しか書けなくてゴメンww。
2016.03.10 07:31 | by Ivan
最後に人間に戻ったシーンで、コルネリウスもベルベットに「バレンタインの血筋を未来に繋ごう」みたいなことを言っているのでこちらも…
2016.03.12 00:33 | by yukkun20