番外編 記念写真/御期待下さい!/復活の日
ストーリー
- 第22.5話「記念写真」
時にイコイ暦12050年14週の23日。タルテソス王国宰相ネメシス・ラ・アルゴールはタイプライターで日記を付けていた。国王である親友エルシス(後のネモ)とチェスを打っていたが、そのエルシスは妻に呼び出されて席を空けている。エルシスが娘に見せる親バカぶりに苦笑しながらも、バベルの塔の復活計画に頑として反対を続けていることには苛立ちを隠せない。
その時、エルシスから、娘の誕生を祝って家族写真を撮ることになったので、同席してほしいとの通信が入った。それに答えるネメシス。しかしネメシスは、これが親友として過ごす最後の日になるだろうとつぶやく。そして明日にはクーデターを起こし、ガーゴイルを名乗って世界を導くのだ、という決意を固めるのだった。 - 第26.5話「御期待下さい!」
時に100年ほどの昔、無人島に流れ着いたジャンとナディア(あとその他)はその日暮らしの生活を楽しんでいた。そんなある日の熱帯夜。暑さで眠れずにいたジャンは、隣で寝ていたナディアの寝相の悪さに押しつぶされそうになっていた。が、ナディアがノーブラ、ノーパンであることに気づいてしまう。ジャンは「現時点では事故ですむ…でもこのまま勢いに任せてしまいたいのも事実…でもナディアから好きだというオフィシャルなコメントを聞いていない…」と葛藤。しかし欲望に負けて眼鏡をかけようとしたところ、うっかり棚の後ろに落としてしまう。これは神様がやめなさいと言っているんだと、科学的なことを考えて気持ちを落ち着けようとするジャンだが、無防備なナディアの前には無意味だった。「このまま若さに任せて落ちるところまで落ちてしまうのは…こういうのはお互いの気持ちが大事だし、寝てる時だとフェアじゃないし…でも最初は嫌がっても途中から許してくれるってことも…」とふたたび葛藤するが、最後は自己嫌悪がなんとか勝利。そっとテントを出ていくジャンの後ろで、実は起きていたナディアが「いくじなし…」とつぶやいた。 - 第35.5話「復活の日」
死地をなんとか逃れたノーチラス号のクルーは、地下の弾丸トンネルを通って旧タルテソス王国へ向かっていた。もうネオ・アトランティスに対抗する術はないと落ち込むクルー達だが、エレクトラは「ただ一度負けたにすぎない」とみんなを励ます。そしてタルテソス王国の地下には、幻の発掘兵器エクセリヲンが眠っていた。ネモはこの船を万能戦艦N-ノーチラス号と呼び、ガーゴイルとふたたび対峙することを決意するのだった。
コメンタリー
- 記念写真
- 【ガーゴイル『イコイ暦12050年』】
西暦で言うと1875年。 - 【ネモ『ナディアの生まれた記念に、家族で写真を撮ろうと思って』】
ネモが持っていたホログラムは、この時に撮影したもの。 - 【本命盤 恨み舟】
世にも珍しいガーゴイルの(そして中の人清川さんの)キャラソン。庵野総監督からキャラソンを歌ってほしいと言われ、どうせ無理だろうと「演歌ならいいですよ」と答えたところ、本当に作られてしまって歌わざるを得なくなったというエピソードがある。
- 【ガーゴイル『イコイ暦12050年』】
- 御期待下さい!
- 【ジャン『この間ナディアはAまで許してくれた…』】
ちょっと表現が古いですが、Aとはキスのこと。といっても最初のAの時はジャンには意識がなく、2回目の時はナディアが激怒してしまったので、いつのことを「許してくれた」と言っているのかは不明。 - 【ジャン『この熱いリビドーを、パトスをどうすれば!』】
「リビドー」とは(特に男性の)性的欲求のこと。「パトス」とは人間の強い感情のこと。
- 【ジャン『この間ナディアはAまで許してくれた…』】
- 復活の日
- 【エーコー『でも、その服もまた…なんてタイトな。しかもパッド入り』】
あの服ってN-ノーチラスじゃなくノーチラス号に積んでたんだ…
- 【エーコー『でも、その服もまた…なんてタイトな。しかもパッド入り』】
元ネタ
- 特になし
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