番外編 さすらいのエーコー・ウィラン/決意/おめでとう!

ストーリー

  • さすらいのエーコー・ウィラン
     海の怪物に船をやられ、仲間を全て失ったエーコーは、ノーチラス号に救助される。気がついたエーコーに、ネモとエレクトラは、この船が海の怪物を追って旅をしているのだと告げ、仲間に加わることを勧める。
  • 第-1話「決意」
     時に西暦1888年。ガーフィッシュの放った魚雷がノーチラス号のメインブロックに直撃。看護婦のイコリーナは自分を呼びに来たエーコーと共にブリッジに向かう。そこは既に血の海で、探査測的長は戦死、エレクトラも重傷だった。エレクトラは新しい探査測的長にエーコーを指名する。絶対無理だと叫ぶエーコーの頬をイコリーナは叩き、励ます。エーコーはイコリーナの言葉に覚悟を固めるのだった。
  • 第0.5話「おめでとう!」
     時に西暦1888年。寝坊したエレクトラはブラも着けずにブリッジに出勤。ところがどこにも乗組員が見当たらない。どうせ隠れてエッチなビデオでも見ているのだろうとエレクトラが向かった先の部屋では、乗組員一同がエレクトラの誕生日パーティを準備していた。感動するエレクトラ。しかしケーキの上にローソクが29本も立っていたことから、険悪な空気が漂い始め、エレクトラの年齢を誤ったエーコー、機関長、操舵長は次々と血祭りに上げられていった。
     宴会芸で盛り上がる一同。司会のエーコーはエレクトラにとっておきの芸を披露してもらいましょうと述べる。盛り上がる一同だが、エレクトラは何も出来ないと泣き出してしまう。そこへ登場した科学部長が、「副長も今日で18歳になったと言っているし、その証拠として服を脱げ」ととんでもないことを言い出す。さらに盛り上がる一同。エレクトラはネモに助けを求めるが、泥酔したネモは一言「かまわん、脱ぎたまえ」。あまりの仕打ちに逆ギレしたエレクトラは上着を脱ぐが、ノーブラだったことを思い出して逃げ出してしまった。
     収まりが付かなくなった男たちはターゲットを看護婦のイコリーナに移すが、エーコーが「彼女をかどわかすようなことは許さん!」とイコリーナへのラブソングを歌い、ドサクサに紛れて告白。他の男たちからの鉄拳制裁を受けるのだった。
     その後、イコリーナはエレクトラに「測的長さんって素敵ね」と言うが、エレクトラは「バッカじゃないの」とつぶやくだけだった。

コメンタリー

  • さすらいのエーコー・ウィラン
    • 【ネモ『君が気に入れば、この船に乗りたまえ』】
      グランディスを拾った時(第11回)と違い、あっさり正体を明かした上に乗船を促すとは…か、軽い!
  • 決意
    • 【エレクトラ『魚雷接近!総員、耐ショック用意!』】
      これエレクトラさんの仕事じゃなくて探査測的長の仕事だろう。
    • 【イコリーナ『副長、胸に傷跡が残りますが…』】
      なにかの伏線かと思ったら回収されなかったでござる。
  • おめでとう!
    • 【エレクトラ『また私に隠れてエッチなビデオを見てるなんて事は…』】
      ビデオはオープンリールのものでも1950年代以降の産物なので、いつもの時代考証無視ネタである。
    • 【機関長『昔からわしらは、か、数え年と言ってな、こうやって誕生日を祝ってきたんじゃよ』】
      数え年とは、生まれた時を1歳とし、その後1月1日が来るごとに1歳ずつ年を取る数え方。数え年で29歳の誕生日ということは、満年齢で28歳。
    • 【操舵長『そうだそうだ、たしかにそうだ!』】
      これは殴られても仕方ないレベルのダジャレ。
    • 【科学部長『育ててきたかいがあったというものです』】
      今回の科学部長の壊れっぷりはすごいです。中の人がガーゴイルの中の人と同じだと思うとますます笑いの沸点が下がるのです。
    • 【機関長『寝返ったか新入り!』】
      さすらいのエーコー・ウィランと-1話の直後なので新入り呼ばわり。
    • 【エーコーの歌『愛の花園』】
      第34回でジャンが披露した歌よりもキテる一曲。「さあ、二人でラブラブしようじゃないか」
    • 今回のネモ船長は「金返せ!」「かまわん、脱ぎたまえ」「うむ…よけいなことを」などこちらもかなりの壊れっぷり。やっぱり人間酒が入るとダメなんですね…

元ネタ

  • 特になし

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