2014-10-01

【コミック】信長の忍び外伝 尾張統一記 レビュー

人生50年という言葉の意味をかみしめる一冊でした。10月には「軍師 黒田官兵衛伝」2巻も出ますよ。

信長の忍び外伝 尾張統一記

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)

あらすじ

特に西暦1546年。「尾張の大うつけ」と呼ばれる男が13歳で元服。その少年こそ、のちの織田信長だった。尾張の国の中ですら、有力者が乱立し、身内同士でも油断できないこの時代、信長はのちの徳川家康、妻となる帰蝶、頼れる部下森可成らとの出会いを通じて、人間的に成長していく。しかし父親が病に伏せると同時に、周囲はにわかにきな臭くなるのだった―

タイトルにあるとおり、「信長の忍び」の外伝に当たる作品です。13歳の信長が父の跡を継いで尾張を支配し、天下統一へ踏み出すまでを描いた漫画です。「信長の忍び」の主人公である千鳥は登場しませんが、そのギャグ描写にいささかの翳りなし!と言えるほど相変わらずの重野節で、笑いながら歴史の知識を増やしていけるところが最高です。

感想

信長がわずか15歳そこそこでかなり過酷な状況に放り込まれるところから物語が始まります。信長といえば確かに日本統一直前まで行ったわけですが、その意味をあまり深く考えたことはありませんでした。しかし応仁の乱以降日本はずっと内乱状態にあったわけで、その「乱世」を終わらせようと本気で戦い、実現したというのはやはり傑出した人物だったのだなぁといろいろ思い知らされる作品です。

しかしそういう真面目な部分を前面に押し出すことなく、ギャグに包み隠してストーリーを盛り上げていくところはさすが。特に「信長の忍び」でも自由に暴れている信長の妻・帰蝶や、後継者の地位を狙う信長の兄・信広、今川義元を支える参謀・太原雪斎あたりは本当にいいキャラしてます。以前重野先生は、「歴史的資料が少ない人はその分好きに書けるからいい」とおっしゃってましたが、まさにその通り。

ワシにもわからん…

可成「森可成 このたび正式に信長様の家臣に配属になりました!!」

信長「うむ…よくぞ来た と言いたい所だがお前はクビだー!!」

可成「いきなり何スかー?」

信長「我が妻・帰蝶の事は知っておろう… お前が来ると聞いたら『顔を合わせづらい』と逃げ出しおった!! 床下を抜け木の葉にまぎれ猪に乗り行方をくらました…

可成「奥方 何者っスか?」

※79ページより引用


2014-09-29

【DVD】ケロロ Keroro Selection レビュー

ケロロ軍曹25.5巻に同梱されている、新作アニメの総集編です。

ケロロ Keroro Selection

レビュー

7thシーズン以降沈黙を守っていたケロロ軍曹の新作アニメです。フラッシュアニメーションの3分アニメということで少々小粒ですが…

  • 良いところ
    • テレ東版のキャストを引き継いでいる
    • キャラデザがリファインされている(ただしモアちゃんは微妙…
    • 3分なので話のテンポがいい
    • テレ東版よりお色気・暴力・ブラックユーモア描写(まぁいずれもギャグなんですが…)が原作に近い(原作≫今作>テレ東初期>テレ東後期くらい)
      例:冬樹がケロロを隠しカメラで監視する話は、テレ東版ではほのぼのオチになっていたが、こちらではケロロが冬樹を欺いていたという原作に近いオチになっている
    • テレ東版でアニメ化されていない話が多い
    • 原作者が絵コンテを切るなどしているからか、尺の縮め方がうまく、原作のテイストが生きている
  • 残念な点
    • 尺が短いので、ケロロ・夏美・冬樹以外のキャラのセリフは非常に少ない
    • さすがに端折りすぎのところも(30秒のアバンで小隊全員+モア集合とか)
      ついにはケロロが「2分半しかない…巻いていくぞ!」と自虐するほど。
    • キャラの動きが少ない

という感じでした。もちろん30分アニメを作ってほしいのはやまやまなんですけど、この手のアニメとしてはよくできているのではないかと思います。今回はベストセレクションでしたけど、普通にパッケージ化されたら買いますといえるレベル。今回の同梱版には、アニメ化されたストーリーに対応する原作を集めた冊子もつくので、ケロロファンならチェックですよ。この売れ行きが良ければ全話(23話)収めたディスクも出るかも…

ところで新ケロロ&灯の中の人が悠木碧さん&加藤英美里さんなのは、やっぱりそういうことなんですか。ケロロも「奇跡も魔法もあるのであります」って言ってたし。


2014-09-28

【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #12 Welcome Home レビュー

これまで3か月にわたりつまらないレビューにお付き合いいただきありがとうございました。

次どうしようかなぁ。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン #12 Welcome Home

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コメンタリー

ケーキ「鳴上悠よ永遠なれ」

これ書いたの絶対千恵だろ(千恵はジャッキー好き)

クマ「センセーイ♪これ書いて」

今回クマの声ちょっとつぶれてないですかね?勝平さん大丈夫かな。

鳴上「マヨナカテレビって何だったんだろう…」

結局アニメの中では解決されませんでしたね。P4Aによると、マヨナカテレビとは「人々が見たいと思うものを見せる窓」ということのようですが。

千恵「隠し味入れただけなのに!」

前回菜々子を巻き込んだことについても反省はしていない模様。

イザナミ「私の名はイザナミ」

これまで暗躍してきたのに、ここに至って人前にいきなり姿を現す理由がよくわからないんですよね。今シリーズ最大の超展開をここにもってくるなよ。

陽介「おっしゃーっ!」
完二「すっげーぜ、先輩!」
りせ「やっちゃえ!」

手 伝 っ て

イザナミ「お前がマリーと呼ぶもの、あれはもともと私の一部だったものだ」

イザナミノミコトがイザナミとクスミノオオカミに分かれて、クスミノオオカミがさらにクニノサギリとアメノサギリとマリーに分かれたってことです。

マリー「だめだよ…君はこんなところで倒れちゃダメ」

P4Gではマーガレットさんが叱咤しに来ましたけど、P4GAではマリーが助けに来てくれました。
あとこのシーン作画が単調すぎますよ!最後まで頑張って!

悠「ペルソナ!」

予想通りここでカグヤキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!カグヤデザインがいいんだよね。
※カグヤはマリーコミュMAXで使えるペルソナ

マリー「もう一度人の願いを…信じて」

ここでカグヤがイザナミを倒してしまうことに違和感。
イザナギがイザナミを倒して訣別するという(日本神話を踏まえた)構造に意味があるんだけどなぁ。

悠「おじさん、悠です」

ここからP4GAで追加されたエピローグです。

悠 「なんていうか…みんな変わったな」
完二「なんで俺のほう見て言うんすか!」

完二コミュが省略されたので説明がありませんが、完二は自分の好きな道を生かすため大学進学を目指しています。

菜々子「あのね、菜々子今ピアノ習ってるの!」

亡くなった菜々子の母親もピアノが上手だったので、その影を追っています。

堂島「あの時は心配したが、今日も元気そうだな」

あの時悠はどういう説明したんだろうな。

エンディング

やっぱりP4のエンディングはNever Moreですね。

短冊「いつまでもみんなと一緒」

悠のこの願いについては、P4Gを見るともっと深く理解できますよ。

感想

というわけで最終回でした。内容はちょっと駆け足過ぎて、完全に知ってる人向けになっていたのは残念でした。もうイザナミ戦は省略してもよかったんじゃないかな。1クールなのに13話じゃなくて12話だったのも悔やまれるところです。結局マヨナカテレビは何だったのか明らかになりませんでしたし、マーガレットさんたちもぞんざいだったし、仲間も完全にモブ化してたし。これまではマリーを中心にしながらも仲間との友情もきちんと描いていたので、これも残念でした。

とはいえ、シリーズ全体としてみれば大変満足できる作品でした。2週目というコンセプトを上手に生かし、思い切ってメインストーリーを捨てることで追加部分を描くことに集中できていたように思います。最終回もきっとDVDで新作パートを5分くらい追加したディレクターズカット版で補完してくれるんじゃないかと勝手に期待。もしくは劇場版で。

何度も言ってますが、今回のアニメを楽しめた方は、ぜひ前作P4Aもご覧ください。物語がより深く楽しめますし、仲間たちとの熱い友情に涙涙ですよ。レンタル版でもオーディオコメンタリーが収録されています。つーわけでアニメスタッフの皆さん、キャストの皆さん、お疲れ様でした!


2014-09-27

【BD】ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.1 レビュー

ついに最終回を迎えてしまったP4GAですが、オーディオコメンタリーを収録したBDはこれからですよ!

ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.1

収録時間:約25分
価格:4000円

レビュー

    1. アニメ本編
      #01のみ収録。アニメそのものについてのレビューはこちらへ→【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #1 THE GOLDEN DAYS レビュー | Y.A.S.
      副音声でオーディオコメンタリーが収録されており、悠役の浪川さん、マリー役の花澤さん、田口監督、アニプレックスの足立Pが参加しています。今回は前回のように浪川さん毎回参加ではない模様。花澤さんがいるので終始ほんわかしたペースですが、本編を無視したトークが相変わらず続いています。でもあのメンバーで収録は本当面白そうだなぁ。
    2. 特典映像「マヨナカ生テレビ(出張版)」
      ニコ生でやっている、中の人によるトーク(?)番組。ゲストはこちらも花澤さんですが、動いているところが見られますよ。やっぱりこの方はかわいいです。今回は記憶喪失のキャラをいきなり演じさせられたりしてなかなか笑えました。浪川さんもさすがのトークスキルだなぁ。
      なお花澤さんはほんわかされた方なんですが、僕はまゆしぃのような同じ雰囲気のキャラよりも、ソフィ(TOG)やマリーのような、ちょっと尖った感じのキャラの演技が好きです。
    3. 特製ブックレット
      #01のあらすじ、悠と陽介の設定画、八十神駅やフードコート、堂島家などの背景設定、OP/EDの歌詞(フルバージョン)、田口監督と浪川さんのショートコメントを収録。
      悠も陽介も10頭身くらいあるなこれ。
    4. 特典ディスク(限定盤のみ)
      OP/ED曲とそのカラオケバージョンが収録されています。ED花澤さんVer.もいつか収録してほしい。
    5. その他(限定盤のみ)
      #01のアイキャッチ画像を描いた大き目(ほぼBOXと同じ大きさ)のカードが封入されています。これってもしかしてVol.6ではあの衣装が…

2014-09-25

【Webラジオ】マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第13回 レビュー

 

マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第13回

mayokageパーソナリティ:浪川大輔(鳴上悠 役) / 山口勝平(クマ 役)
公式:マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン | インターネットラジオステーション<音泉>/
   響 – HiBiKi Radio Station -「マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン」

レビュー

  • オープニング
    • 山口さんに「勝平」という名前を付けるきっかけになったのは、師匠に当たるスネ夫の中の人(先代)ですよね。Wikipedia参照。
    • P4GA最終回ではマリーの重大な秘密が明らかになるそうです。そりゃそうだろ。
  • ふつおた
    • 新宿の西口からバスでアルタってふざけすぎです。やはりマヨ生チェックすべきだったか…しかも真殿さんも出てたのか…。
  • 行くぜ!コミュMAX!
    • 電話をしていると、自分の空いている手が思わぬことをしていること、ありますよね。クリップつなげてたり、メモに幾何学模様書いたり、ペンに電話のくるくるしたコード巻き付けたり…え?僕だけ?
    • ちり紙のことは知らなかった。ティッシュやトイレットペーパーって結構歴史浅いんですね。
    • 歯並びが悪い人にきゅんとしたり、笑ったときに唇が歯に引っかかる人が良かったり、人間のフェチって千差万別だなぁ…
  • マヨナカ横断メモリークイズ!
    • Q「浪川さんは自分のセカンドライヴで、女性からの歓声になんと返したか」 A「お疲れ様です」 気持ちはわかるけど返しとしてはおかしいなw
  • ペルソナ次回予報/エンディング
    • P4GA最終回、悠と永遠のお別れの確率:40%、バッドエンドを迎える確率:30%です。冗談…ですよね?
    • 番組は毎週木曜更新。次回は10/2(木)更新です。
    • やっぱりラジオはあと3回で終わりのようです。次回浪川&山口ペアは最終回です!

2014-09-24

【Webラジオ】マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第12回 レビュー

 

マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第12回

mayokageパーソナリティ:森久保祥太郎(花村陽介 役) / 関智一(巽完二 役)
公式:マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン | インターネットラジオステーション<音泉>/響 – HiBiKi Radio Station -「マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン」

レビュー

  • オープニング
    • 森久保「正体ばれちゃったみたいな経験ありますか?」 今回も雑なフリでスタート。
    • 交通違反で顔バレはきついですね。有名人ならではの悩みですけど、警官とエンカウントしすぎでしょ。
  • ふつおた
    • 初心者に分かる簡単ペルソナ講座の講師役に関さんは向いてないような…この人こそ講座受けるべき。…と思ったら意外と真髄は理解しているコメント。
    • 防災ヘルメットも防災ずきんも学校にはなかったなぁ。まさにところ変われば。
  • マヨナカ横断メモリークイズ!
    • Q「キャストインタビューで『もし一日だけ新撰組の局長になれたらなにをしたい?』という質問に関さんはなんと答えたか」 A「局長をやめたいです」 ネタに走りすぎ!
    • Q「成人式の森久保青年の格好は?」 A「濃紺のダブルのスーツ、オレンジ色のグラサン、皮手袋、ファーのマフラー」 ダブルのスーツボクも欲しいけど持ってません。あれスタイルが良くないと似合わないんだよな…
  • 僕たち漢の娘!
    • くまモン好きでもいいだろ別に。ぼくもムーミングッズいっぱい買って帰りましたよ。ムーミンとか今まで全く興味なかったのに…これがトロールの魔力か。
  • ペルソナ次回予報/エンディング
    • 番組は毎週木曜更新。次回は9/25(木)更新です。
    • ペルソナ4の舞台化か…ハイファンタジーだからまだなんとかなるかも。興味ないですが。
    • 本日DJCDの第1巻が発売です。
    • このラジオは3週間後も続くみたいですよ。あれ?今月で打ち切りじゃなかったんだ…

2014-09-23

【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #11 Let it OUT! Let it GO! レビュー

P4GAが見られる国に生まれてよかった(それほどにか

ペルソナ4 ザ・ゴールデン #11 Let it OUT! Let it GO!

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コメンタリー

バスのシーン

#1でも出てきたシーン。ノーセーブだったんですね(違う

悠「いい加減にしろよマリー。薄っぺらな言葉ばっかりだ。全く心に響いてこない」

いい台詞言ってるんだけど、後ろでイザナギがボコられているのが地味にきます。

マリー「生きたいよ…助けてよ…悠…」

こういう自己犠牲キャラが最後の最後に助けを求めるシーンは、お約束ですけど目頭が熱くなるな。

陽介「ここはマリーちゃんの心が写った場所なんだよな」

これまた熱いシーンなんですけど、前回ぼろぼろになってた仲間達が綺麗に整列しながらあっさりと立ち上がるのには何か違和感が。

ペルソナ覚醒

仲間達のペルソナが一気に二段階覚醒しました。これまでマジバトルがなかったから仕方ないんだけど、やっぱり1段階ずつ覚醒する演出も見たかったなぁ。それはさておき2段階覚醒はP4Gの追加要素なので、きちんと描いてくれたことには感謝。

  • 陽介…ジライヤ→スサノオ→タケハヤスサノオ
  • 千枝…トモエ→スズカゴンゲン→ハラエドノオオカミ
  • 雪子…コノハサクヤ→アマテラス→スメオオミカミ
  • 完二…タケミカヅチ→ロクテンマオウ→タケジザイテン
  • りせ…ヒミコ→カンゼオン→コウゼオン
  • クマ…キントキドウジ→カムイ→カムイモシリ
  • 直斗…スクナヒコナ→ヤマトタケル→ヤマトスメラミコト
  • 悠 …イザナギ→伊邪那岐大神

悠「虚構なんて、俺が全部貫いてやる!」

ペルソナって乗れたのー!?(そこかよ

悠「うおおぉぉぉぉ!マリー!」

日本刀唐突すぎ(P4での戦闘シーンで悠は日本刀を装備しているので、唐突というわけではないのですが…)でちょっとびっくり。この演出はちょっと…ただし結果良ければ全てよし。

アイキャッチ

地上波でこれって許されるんですかね…一応りせ以外は原作にも登場するコスです。まぁビキニアーマーはペルソナのお約束だし。

雪子「マリーちゃんチーム対ジュネスチームだね」

さりげなくクマも陽介側に押し込めようとする雪子の黒い意図を感じる…

千枝「いやぁ圧勝圧勝~」

ここでお風呂シーン再び。そうか、#9で男湯しか写さなかったのは、このときのための焦らしプレイだったのか…!

完二「あぁ!?てめぇ人の頭使っといてなんだその態度!」

この場面で土台になることを許容するとは…完二テラいい人。

陽介「弁解くらいさせてくれ!」

今回は弁解の余地ないだろ。なおゲームでもこのシーンはムービーです。

悠 「菜々子は物知りだなぁ。お兄ちゃんに教えてくれるか?」

子供の扱い心得てるなぁ。さすが「寛容さ:オカン級」。

菜々子「えっとねぇ…今日はねぇ…バレンタインです!」

ムドオンカレーを越える恐怖のスライムチョコキタ━━━━(゚A゚)━━━━!!

菜々子「いつもありがとう…大好き!」

そりゃこうなったら食べるしかない。男だぜ、番長!BGMもノリノリ。

マリー「でも一応一生懸命作ったから…食べてくれると…うれしい…」

そりゃこうなったら食べるしかない。漢だぜ、番長!(もういい

エンディング

まさかの花澤さん。歌唱力には定評のある花澤さんですが、なかなかいい雰囲気じゃないですか。まぁ平田さんの実力が引き立っちゃいましたが。でもこういう演出は珍しいですし、協力してくれた花澤さんには感謝。

次回予告

マリー「お願いを…書くの…?」
悠  「願い事か…」
???「霧に包まれた世界こそ、人々の願い」
マリー「君はこんなところで倒れちゃダメ!」
悠  「俺は…俺の願いは…!」

#12 Welcome Home
  to be next…

感想

うーむ、ボス戦での2段階覚醒はよかったですが、それ以外はちょっと微妙だったなぁ。仲間達があまり目立てないのはP4GAのコンセプトからして仕方ないんですが、竹藪チャンバラのシーンをカットすればもうちょっと演出に尺が取れたんじゃないかぁ。ちょっと残念。オーディオコメンタリーで、あのシーンの真意を聞いてみたいところです。

そしてボス戦が終わって唐突に始めるギャグパート。特にいきなり菜々子のスライムチョコが出てきた時には笑うしかありませんでした。原作ではまず普通のチョコをくれたあとにアレだったので、不意打ちでしたわ。マリーのうごめくチョコですらかすむあの破壊力。彼女が大人になった時にメシマズにならないよう、堂島さんは気をつけた方がいいと思います。

そして次回はついに最終回。ラストバトルはP4A#26でも登場したあの人になりそうですね。同じ戦いをどう描くのか。多分マリーコミュMAXのペルソナ「カグヤ」がこれまで登場していないのは、次回のための伏線だと思うので、愛の絆覚醒に超期待。


2014-09-22

【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #10 Not a friend anymore レビュー

初めてニコ生に課金しちゃいました…でも後悔してません。だってこれ見ないなんてあり得ないもん!
#11も既に見たので、明日にでもレビューします。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン #10 Not a friend anymore

[nicodo]1410419254[/nicodo]

コメンタリー

陽介「だれもスイッチとか押してねえよな…」

当たり前といえば当たり前なツッコミ。こういう常識人としての反応は花村の十八番ですね。

雪子「ここ…沖奈市みたいなんだけど…なにか変」

こちらはあまり常識的でないツッコミ。埴輪!

マーガレット「それがあなたの選んだ道なら、私には止める理由はございません」

このとき召喚したペルソナはヨシツネ。「八艘飛び」という非常に強力な物理攻撃(円を十四分割するエフェクトが出てるやつ)を使える高火力ペルソナ。

マリー「キミたちは戦ったんでしょう?アメノサギリやクニノサギリと」

アメノサギリは、足立戦で最後に出てきて瞬殺された目玉のこと。クニノサギリ?生田目にとりついてたやつですけど、P4GAじゃ出てきてないんじゃないかぁ…

マリー「うるさい、黙れバカ!」
悠  「勝手にいなくなるな、バカ!」
マリー「なんなの、バカ!話通じなさすぎ!」
悠  「バカはお前だろ、つまらないご託並べて!」
マリー「くだらなくない!大事なことだバカ!」
悠  「うるさい、知るかバカ!」
マリー「バカっていうな!」
悠  「お前のが言ってるだろバカ!」
マリー「もう帰れバカ!」
悠  「帰るか、バカ!」

これまで悠が感情抑えめキャラ出来たために、このシーンはぐっときますね。愛のある「バカ」だ。

マリー「ねえ聞いて 叫んでいるこの声を」

これまでの「痛い」マリーポエムも、このシチュエーションで聞くと、本当の心の叫びに聞こえるから不思議。

悠「仲間だからだ!」

結局悠が足立を助けようとしていた理由もこれだったんでしょうね。その時はうまく伝えられませんでしたが。

一同「ペルソナ!」

ちょっ、今回カットイン手抜き過ぎ!

スタッフロール

イゴったー!!(「イゴる」とは、ペルソナ3や4でゲームオーバーになること。ゲームオーバーになると、この曲(「全ての人の魂の詩」)とベルベットルームを背景にイゴールが登場することから)。だからあれほどボス戦前にはセーブしておけって言ったのに。ペルソナチェンジ封印プレイ何かしたせいでこのざまだよ(違います

次回予告

マリー「アタシは敵だったんだよ!一緒にいられるわけないじゃん!」
悠  「おまえは嘘が下手だな、マリー」
アメノサギリ「苦しみから目をそらして何が悪い」
悠  「黙れ!俺が聞きたいのはマリーの声だ!」

#11 Let it OUT! Let it GO!
  to be next…

感想

今回はシリアスなのであまりコメントを挟むところがありませんでした。でもせっかく久々の全員そろってのペルソナ戦闘なのに、ちょっと見せ場がいい加減で欲求不満。次回もボス戦でしょうし、そちらに期待したいところです。

でもその分、マリーと番長の演技はよかったですよね。特にふたりの口げんかのシーンは何度見ても感動。でもその分他の自称特別捜査隊の面々の扱いが軽くてちょっとかわいそうでした。でもみんな、マリーのために本気で戦って本気で怒って、すばらしい「仲間」でした。

最後はまさかのゲームオーバーになっちゃいました。来週の悠くんは3周目なのか、はたまたマーガレットさんあたりの力で覚醒するのか、それとも…


2014-09-11

【Webラジオ】マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第11回 レビュー

日本を発つ前にチェックすることができました。しかし次回のP4GAが視聴できるかどうかは、ニコ生が海外から視聴できるかどうかにかかってるわけで…

あ、あと携帯ゲームは普通にデモンゲイズ買いました。それから森岡先生の「突変」買った。普通の文庫本の倍以上厚みがあるんですが。

マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン 第11回

mayokageパーソナリティ:森久保祥太郎(花村陽介 役) / 関智一(巽完二 役)
公式:マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン | インターネットラジオステーション<音泉>/響 – HiBiKi Radio Station -「マヨナカ影ラジオ ザ・ゴールデン」

レビュー

  • オープニング
    • 関「これから世間も冬に向かいますから」 雑なフリですねw
    • スキーに行ったのにスキーもせず各ペンションを荒らしてウ○コとは…さすがです。僕の友達にはいないタイプだ。
  • ふつおた
    • メール「アニメ9話見ました」 あれー?この番組いつ収録してるの?もう最終回まで収録済みなのかと思ってた。
    • 森久保「だんだんフェチズムとかってなくなってきますね」 深い。僕は若い頃からあまりフェチとかはないのですが…結局それぞれの人に合えばなんでもいいんじゃないという思想。
    • 桑島法子さん(TOSのプレセアとかSN2の」アメルとかの中の人)の姿勢が非常によろしいとのこと。
  • マヨナカ横断メモリークイズ!
    • Q「桑島法子さんのチーズケーキを食べた関さんが言い放った感想とは?」 A「桑島さんの味がする」 キモい!
    • Q「森久保さんが書いた歌詞『○○○○ラララ君の味」○に当てはまるのは?」 A「ハニーミルクラテ」 やっぱり作詞とかをする人は多かれ少なかれマリー的要素がないとだめなんですね。
    • Q「関さんの台詞『ありえないなんてことは絶対ない。だって俺、人生で○○が起きるなんて想像すらしてなかったもん」 関「ドラえもんのスネ夫になるなんて」 確かにあれは衝撃的でした。そして正解はひどい内容なのでスルーするが吉。
  • エヴリデイ・キャプテン・ルサンチマン!
    • 長袖長ズボンを着て布団をかけない方が、半袖半ズボンで布団をかぶるより風邪を引きにくいとのこと。
    • 男はナチュラルメイクが好きなんじゃなくて、ナチュラルでかわいい子が好きなんだってゆうきゆう先生が言ってた。
  • ペルソナ次回予報/エンディング
    • 次回、マリーのポエムがたくさん聞ける確率:30%だそうです。なんとしてでも視聴せねば。
    • 番組は毎週木曜更新。次回は9/18(木)更新です。
    • P4GAのBD/DVD第1巻が発売中です。これも購入したので帰国したら感想書きます。

2014-09-10

【コミック】信長の忍び8 レビュー

おなじ作者の「尾張統一記」がどこにも売ってない!とそれはさておき「信長の忍び」最新刊です。

信長の忍び8

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)

あらすじ

今作では徳川・織田連合軍と、上洛を目指す武田軍との死闘が描かれています。悪妻としても有名な家康の妻・瀬名の狂気、信玄の軍略が冴え渡る三方ヶ原の戦い、崩壊に向かう室町幕府、信玄の死など見所が盛りだくさんで、これまでで一番濃い巻と言えるかもしれません。そして単騎で百人くらいは惨殺出来る千鳥をついに正面から打ち負かす新たな敵が…ていうか爪の裏側に竹串とかマジやめて!

感想

7巻の感想で、「本巻もメチャクチャ面白かったです。前巻も面白かったけどそれを上回る面白さでした。」って書いたんですけど、それよりも面白いってどういう事だよ。今回はあまり凄惨な戦いがない分、千鳥がひどい目に遭っているのでちょっと心が痛むんですが…
そしてたまに出てきてはいい味を出す歌人武将細川藤孝が今回も光ってましたね。上司がアホだと部下が苦労するというのを地で行っていてどうなることかと思いましたけど、ようやく自由になれてほっとしました。上司こと足利義昭は、大概どの作品でも暗愚として描かれているのですが、この作品ではアホというより「ウゼェ…」とため息の出るキャラとして描かれているので、余計藤孝さんの苦労に同情出来ます。
なお、巻末に西尾維新先生の書き下ろし小説が掲載されています。初めてこの人の文章読んだけどやっぱりすげぇなぁ。つーか最後にネタばらしされたところで「この人怖い」っていう感想しか出ませんでした。維新先生の物語シリーズはアニメ版を含めいつか手を出さないと思い続けてもう数年たつんですけど、やっぱりちゃんと読んだ方がいいなこれは。

しいて言うなら本能寺

徳川家康「二俣城が落ちた…いよいよ信玄が浜松城に来るぞ!!」

酒井忠次「籠城の準備を急げー!!」

千鳥「本格的な籠城戦って初めて見るね」

ナレーション「信長は自分のいる城を攻められた事は(生涯一度も)無い」

酒井忠次「くっ…さすが織田信長」

※27ページより引用

あーたしかに。