2014-12-23

【ゲーム】シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術師~ レビュー

本日2週目が終わり、プラチナトロフィーを獲得しました。過去作よりやり込みの敷居は下がった気がするけど、それでも88時間でした。

[関連記事・前々作レビュー]アーシャのアトリエ 感想 | Y.A.S.
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シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術師~

開発:ガスト
プラットフォーム:PS3
価格:7344円(通常版・税別)、10584円(限定版)

レビュー

ストーリー

故郷の水涸れを救うため、オアシスとして知られるステラードに助けを求めるためにやってきたシャリステラ。
父親のアトリエを受け継ぎ、いつか大きなことをやってやると思いながらその日暮らしをしているシャルロッテ。
それぞれの目的のために、錬金術の修行をしながら各地を巡り、やがてこの世界に黄昏をもたらす元凶を探ろうとしていく、というストーリー。

シャリステラ(以下ステラ)の目的は割と切実なもので序盤からシリアス気味に話が進むのに対し、シャルロッテ(ロッテ)は比較的お気楽な雰囲気です。最も中盤以降いろいろな事件が起こって、面白く勧めていけました。ストーリーも中盤まではばらばらですし、サブイベントもそれぞれに用意されているので、2周するのもほとんど苦にはなりませんでした。

黄昏シリーズはこれでひとまず終わり。黄昏の原因は完全には取り除かれませんでしたが、その原因の一つは取り除かれ、大きな区切りが付いたように思います(その先が気にならないわけではないのですが)。とはいえ3部作のストーリーそれぞれが密接に絡んでいるというわけではなく、作品の合間に次の展開が気になって悶々…ということはなかったです。っていうか連作ものはこれくらいがちょうどいいわ。

キャラクター

今回はPC8人、DLCで2人追加とパーティも賑やかでしたね。相変わらずいい人だらけですが、続投のキースグリフ氏は相変わらずの傲慢ぶりでちょっと安心しました。この人が完全にデレたら終わりですからね。前作に引き続き登場したカトラも年相応に成長していてちょっと感動。
前作・前々作のヒロイン(僕の中では)のウィルベルさんももちろん登場。今回はロッテの師匠役というおいしいところが用意されています。大口たたいてあとで窮するといういつものパターンかと思いきや、しっかり成長してくれたところを見せてくれました。必殺技もちょっと大人びた感じになりました。その分ロッテの必殺技が完全にギャグでしたけど。

中の人も若い方が多かったですが、みんなキャラクターに合っていましたし、演技も素晴らしかったです。アトリエシリーズはいつも声優のチョイスがすばらしい。

システム

調合は前作までとはちょっと違う感じになってますね。望みの戦力を持ったアイテムや装備品は作りやすくなりましたが、最終的には錬金レベルを上げてチェインを9999まで積むしかなくなり、自由度はちょっと下がったかも。有能な潜力も、各地のボスを倒して手に入れるしかなく、採取レベルなどが設定されている意味が薄いなと感じました。
アイテムの量産システムはなくなりましたけど、今回はひとつのアイテムを大量に求められることはなくなったので特に困ることはなかったです。

戦闘は前作の正統進化という感じ。今回はバーストが超火力なので、とにかく早くバーストに入り、拡張アシストでたこ殴りにするのがベスト。そんなわけで全員にブラザーコールを装備させるのがよいかな。主人公はアイテム係でメイン火力担当ですが、今回は他のキャラも相対的に強化されたので、前作のように主人公無双ではなくなりました。ただ難易度を上げると戦闘時間が極端に長くなるのが難点ですね。難易度を上げると獲得経験値も増えますが、最終的にはDLCの追加ボスをハードコアで狩れば30分でカンストするため、いくらでも取り返しがききますし。

今回から、期限の要素が廃止されたのは大きな特徴ですね。前作は期限内にタスクをこなす形式でしたが、今回は期限はなく、タスクごとに設定された数値を100まで貯めると次の章に移行出来ます。スケジュール管理の中でやっていくのも面白いんですけど、最終的にやりこむとなるとスケジュールは邪魔でしかないので、これはこれでよかったのではないかと思います。アトリエらしさは失われたような気がするので、長期的に見ていいのかはわかりませんが…

それから、テキストスキップが既読未読とを区別出来ず、しかも選択肢を挟んでも解除されないという致命的な問題があるのは本当どうにかしてほしいです。そんなに難しい注文じゃ無いと思うんだけど、テキスト関係は結局アーシャのときから改善されず残念でした。

その他

今回はすっと心に入り込んでくるBGMが多かったですね。メインテーマがいろいろな編曲で登場するという仕掛けにはクリア後のライナーノーツを読むまで気がつかなかったです。

このシリーズのクリア後といえば、設定画が見られたり,キャストインタビューが聞けたりするところがうれしいです。特にメインキャラの中の人たちは気の利いたコメントを考えてくれていてますし、サブキャラの人たちもかなり長めのメッセージを残してくれてたりしてありがたかったです。今後も続けて欲しい。(エスカの中の人はかなり…ですが←ほめてます)

総評

今作もエスロジ同様、良作です。88時間プレイしたわけですけど、普通のRPGにありがちなだるさも少なく(ただし錬金レベルを99まで上げるのだけは単純作業なので面倒くさい)、プラチナまでさくさく進められた感じです。難易度は1~5まであるので、極める人は強力な装備やアイテムを作って大暴れすればいいんじゃないかな。レベル上げが面倒くさいとお嘆きの方、無料DLCを入れると幸せになれますよ。

ただ、今回は前作までを知っていないと興をそがれるところも多々あるので、是非前作、可能なら前々作も楽しんでからプレイしてみてください。アーシャはPlusが出ているしエスロジもPlusがもうすぐ出るし、その二つをプレイすることにはシャリーも出るはずですので…

というわけで、2年にわたってプレイしてきた黄昏シリーズもこれで一区切りです。このシリーズはアニメ化など新しい動きもありました。次回作にも期待したいと思いますし、次回こそはきちんと早めに限定版を予約しようと思います。


2014-12-20

【小説】ガンパレード・マーチ 2K 未来へ② レビュー

ついに榊ガンパレシリーズが電子書籍化されましたね。これを機に読んでくれる人が増えますように。それからうちのサイトのアクセスが増えますように!

ガンパレード・マーチ 2K 未来へ②

著者:榊涼介
レーベル:電撃ゲーム文庫
価格:600円

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2014-12-14

【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #Another End Episode : Thank you Mr. Accomplice レビュー

P4GAのBD/DVD第4巻に収録された、映像特典のレビューです。テレビ未放送でネタバレ度が高いので、今回は折りたたみます。

なおaccompliceとは「共犯者」のこと。

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2014-12-13

【BD】ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.3 レビュー

もう3巻どころか4巻が出てるけど気にしない!(前回も同じ事言った

ペルソナ4 ザ・ゴールデン Vol.3

収録時間:約49分
価格:4000円

レビュー

    1. アニメ本編
      #04と05を収録。
       【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #4 THE MAYONAKA OHDAN MIRACLE QUIZ! レビュー | Y.A.S.
       【アニメ】ペルソナ4 ザ・ゴールデン #5 Let’s go get it! Get pumped! レビュー | Y.A.S.

      副音声でオーディオコメンタリーが収録されており、完二役の関さん、りせ役の釘宮さん、直斗役の朴さん、飯田音響監督、アニプレックスの足立Pが参加しています。関さんによれば「全員全裸でお送りしている」そう。朴さんは女性なんだから乗っかるな!

      面白かったネタとしては、
      「P4Gの次の作品はP4P(プラチナ)」(※もちろんネタ)「関さんは、P4をリアルプレイ中に真殿さんに真犯人をバラされたが、結局2周プレイした」「男はみんな千枝ちゃん大好き」「関さんは完二のキャラをやって欲しいと頼まれた時、とりあえず「ペルソナァ!」といえばごまかせると思っている」「オープニングは田口監督のセンス」「#05冒頭の釣りのシーンでは、川の流れが放送時より遅くなっている」「真下かなみはP4AとP4GAでは全く顔が違う」「マリーの下手ギターは田口監督が弾いた」「水樹奈々さんはここぞという時にはカツカレーを食べる」

    2. 特典映像
      今回は特にないようです。
    3. 特製ブックレット
      #04と#05のあらすじ、「クマ」「巽完二」の設定画、だいだら・音楽室・クイズ特設ステージ・ライブ特設ステージ・フードコートの設定資料、挿入歌「True Story」の歌詞、森久保さん、山口さんのショートコメントを収録。
    4. 特典ディスク オリジナルサウンドトラック VOL.1
      作中のBGM、りせとマリー(とクマ)による「True Story」(作中のものとは異なり、最初からりせも参加)、エンディングテーマを歌う平田さんの「Ying Yang」の全11曲が収録されたサントラ。
    5. その他
      今回もアイキャッチ画像を描いた大き目(ほぼBOXと同じ大きさ)のカードが封入されています。

2014-12-11

【コミック】軍師 黒田官兵衛伝② レビュー

このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊がでました!1か月以上前に。

軍師 黒田官兵衛伝②

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円

レビュー

2巻は、官兵衛が有岡城に幽閉されてから、秀吉の軍師になるまでが描かれています。

官兵衛と言えば有岡城に幽閉されていた時に、官兵衛が裏切ったと勘違いした信長が官兵衛の長男の処刑を命じたというエピソードはかなり有名です。このエピソードをどう描くのか楽しみにしていたんですが、期待以上のものでした。まさかギャグマンガで泣く日が来ようとは。鼻の奥がいたいわ。

しかしこの時代に一年土牢につながれながらも生き延びたとか、その時の牢番が親切にしてくれて、のちに家臣に取り立てられたとか、その間に死んでしまった官兵衛の尊敬する竹中半兵衛最後の策が官兵衛を救ったとか、本当ドラマチックな人生です。あと秀吉の器のでかさも知った。

そんなわけで今回はギャグ成分薄目ですが、その中でも奥さんの光がツンデレ(というより今回はデレデレ)キャラとして場を和ませてくれました。そして最後には明智光秀登場です。「信長の忍び」では完全な天然ボケ要員と化してしまった彼ですが(もともとツッコミ役として織田家に登用されたのに…)、その彼がいかにして本能寺の変を起こすに至ったのか、重野先生の解釈を楽しみにしたいと思います。

データキャラの定番

石田三成「(鳥取城へ)攻め込む時期はいつ頃でしょう」

官兵衛「敵の米が最も減る…来年六月かと」

三成「敵兵力…村の人口…米の流通量から導くと…(パチパチ←そろばん)来年十月には九割の確率で鳥取城を落とせます!!私の算術に狂いはありません!!」

官兵衛(こいつ いつか「ヤツらの強さは算術では計りきれないのか」とか言って負けそうだな…)

※92ページより引用

現在、第1話、最新話4話分がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。

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2014-12-09

【コミック】空想科学X LessonⅤ レビュー

saxyun先生の最新刊「空想科学X」の最新巻にして最終巻が約2年ぶりに出ました。電撃マオウは読んでないから連載が終わったことは知らなかったよ…ひそかにかなり好きな漫画だっただけに残念です。個人的にはみずしな先生、古賀先生に次ぐギャグマンガの星として期待しています。

話自体は相変わらずのシュール…というかナンセンスギャグで、主にツッコミ、時々ボケ、博士の発明品の被害に遭いつつバイオレンスな復讐に走ることもあるコトちゃん(画像一番上のメガネっ娘)と、ボケ一辺倒、トラブルメーカーにしてトラブルシューターの博士(画像中央)のコントで話が進んでいきます。

「改造」

ハカセ「(何かの発明品をいじりながら)ふーむ…むむむ…むふー…」

コト「ハカセ 空気が抜ける音してますよ 穴が空いてるんじゃないですか」

ハカセ「ワシは風船か」

コト「それ風邪のときにネギをスムーズに挿入するネギスルリですよね」

ハカセ「なつかしいじゃろ 改造してパワーアップしようかと思ってな」

ハカセ「…よしできた タマネギスルリ

※97ページより引用

とまあ一事が万事こんな感じです。しかし最終話も最後までこんな感じで話を転がしつつ、最後の最後はちょっと余韻を残すような終わり方だったのがまた憎い。

4コマなのに次のコマが全く読めない超展開が続いたり、オチが全人類滅亡だったり、深夜に読むと笑いが止まらなくなること請け合いです。全巻揃えても5冊なので、ギャグマンガが好きな方は是非。

いくつか中身を立ち読みできるサイトへのリンクを張っていきますので、ちょっと興味を持った方はチェックしてみてください。


2014-11-29

【コミック】たばたちゃん派 2 レビュー

3冊同時発売関係のレビューも最後です。

たばたちゃん派 2

著者:みずしな孝之
レーベル:バンブーコミックス
価格:562円

レビュー

いろいろなものにきょうみしんしん、ちょっと変わったセンスを持つ「たばたちゃん」を主人公にしたほのぼのシュール4コマです。

たばたちゃんがいろんなものに興味を示しつつも、子供であるがゆえに周囲に振り回されたり、逆に周囲を振り回したりする様子を楽しむ漫画です。みずしな漫画にしては文字が少なく、むしろ間を重視している感じ。これまでのみずしな作品にはない作風が魅力です。最初はちょっとどうかな…と思いながら読み始めましたが、最近は結構好きになりました。やっぱりみずしな先生の真骨頂は4コマだと思うのですよ!

どちらかというと

ママ 「これはすすき」

たばた「す すき」

ママ 「じゃあこれ(いが栗)はなーんだ!」

たばた「なんかピシピシしてていたそうでこわい……」

たばた「き きらい!」

※102ページより引用

今回からたばたちゃんも幼稚園に通うようになり、新しいお友達や幼稚園の先生などの新キャラも登場して少しずつにぎやかになってきました。しかしみずしな先生たしか独身だよな…こういうネタはどうやって思いついているのだろうか、すごく気になります。


2014-11-25

【コミック】いいでん!3 レビュー

毎年1度の楽しみ、みずしな先生の大人気連載「いいでん!」の最新刊です。

いいでん!3

著者:みずしな孝之
レーベル:BEAM COMICS
価格:950円(税別)

レビュー

みずしな先生が週刊ファミ通に連載している2ページ漫画の単行本です。今回はかつてないくらいゲームしてますね…みずしな先生は忙しくてゲームをする暇がなくなると、日記的なネタでお茶を濁すことが時々あるんですが、今回はそれが少なかったような気がします。気のせいかもしれないけど。

相変わらず先生とはゲームの嗜好が合わないなーと再確認させられるマンガでしたが、ネタ自体はやはりおもしろい。しかしあれだけダンガンロンパ好き好き言ってたくせに、リメイク版をプレイした時にはストーリーの大半を忘れているってどうなんだ(第126回参照)。そして今年もベイスターズは…

この「いいでん!」と同時発売の「たばたちゃん派2」「いとしのムーコ6」をすべて買うと、SNS用のスタソプ(スタンプじゃないところがミソ)がもらえるキャンペーンやってますので、ファンの方はぜひどうぞ。僕も今日ようやく3冊そろえました。また今回もサイン会が企画されていますが、関東と九州のみ…いつになったら地元に来てくださるのか、と!


2014-11-24

【コミック】いとしのムーコ⑥ レビュー

帯に「猫好きにも超オススメ」って書いてますけど、猫出ません。

いとしのムーコ⑥

著者:みずしな孝之
レーベル:イブニングKC
価格:562円(税別)

感想

「いいでん!3」「たばたちゃん派2」と同時発売だったのに、本屋には「たばたちゃん派」がなかった件について。コラボキャンペーンやってるんだからそういうところちゃんとしろよ!

今回は割とムーコの心情に焦点を当てた話が多かったような気がします。

雪解けを見たムーコ

こそこそとそのゆきをなくしているやつこそ…そう!!ゆきたべむしだということに!!

※36ページより引用

とか、子供に遊んでもらっているムーコ

玲奈「(変なお面)ほしかったらここまでおいで―!」

ムーコ「わーまってー!!」

玲奈「こっちこっちー!!」

ムーコ「もー!!はやいよれなー!!」

ムーコ「はっ!!ムーコべつにこれ(お面)きょうみない!!」

※67、68ページより引用

とか。犬ってほんとばかだなー、と思えるエピソードが満載で、犬好きには本当おすすめです。猫好きにはどうか知りませんが。

あと衝撃だったのがうしこうさんが30歳ということ。僕より若いことに絶望した!

今回のカバー裏には、歯磨き粉VSムーコ、うどんの生地VSムーコの2戦が載っています。食べ物を粗末にするのはダメだと思う…ていうか僕がリアルにこの勝負を見たら多分めっちゃ叱ると思う。


2014-11-18

【小説】キノの旅XVIII レビュー

黒星紅白先生(飯塚武史先生)の画集が来春発売予定って帯に書いてあったよ!前作も買ってるから超楽しみだよ!でも前作から12年たってると知って軽くショックだよ!
それはさておき毎年恒例のキノの旅最新刊です。病院の待ち時間であっさり読了。

キノの旅XVIII the Beautiful World

著者:時雨沢恵一
レーベル:電撃文庫
価格:550円(税別)

続きを読む(ネタバレ注意) »