2016-06-03

【コミック】ケロロ軍曹27 レビュー

ケロロ軍曹の最新巻買ってきました。前巻から1年以上か…。そして連載17周年おめでとうございます。

ケロロ軍曹 27

著者:吉崎観音
レーベル:角川コミックス・エース
価格:580円

あらすじ

一話完結のコミックにあらすじもなにもないのですが…

  • 別のモノを思い出すなと言われてももう忘れてるわ!「援軍要請!モコモコ大作戦!!…の巻」
  • ドラえもんだらけって今の子供にわかるのかな…「ランドセルはロマンだ…の巻」
  • 「蘇生マシーン」がいきなり出てくるところに作品の闇を感じる「宇宙サバイバル!…の巻」
  • 僕にも夏美のような姉ちゃんがいれば…「明日に向かって起きれ!…の巻」
  • 最近の遊具撤去の動きはどうかと思う!「ケロン公園に栄光あれ!…の巻」
  • ケロロの趣味が久々に役立つ「君もやってみよう!UFO再生テクニック!…の巻」
  • 最近桃華の出番少なすぎじゃね?「星のゴールドラッシュ大作戦!…の巻」
  • 確かに昔のオカシのオマケって、キャラものはあんまり無かった!「オカシのオマケ大作戦!…の巻」
  • 相変わらずピンチになるの早いなー「アリサとモミ…の巻」
  • 吉崎先生が六つ子をネタにするとこうなる「我輩、秋の大分身!…の巻」
  • マインクラフトをネタにするとこうなる「四角いところも四角くはけ!…の巻」
  • 睦美の謎が解けたようなよけいこんがらがったような…「前編・狙われた大隊長」「後編・狙われた大隊長」

の13本でした。

感想

今回はケロロや夏美・冬樹など、最初からいるキャラを中心とした話が多かったですね。ネタとしても侵略というよりは日常系の話題が多かったように思います。

表紙のイラストは顕著だと思うんですけど、最近キャラクターの顔が丸くなってきてる感じですね。個人的には夏美のデザインは一昔前のが好きだったのですが、これも時代か…。日向ママもずいぶん若返った感じがしますし。

日向ママといえば、今回は年齢の話が出てました。30年前にグリコのお菓子をたしなんでいたようですから、30代後半ということですかね。夏美が中2だから普通にそんなもんですかね。っていうか僕とほぼ同じ歳じゃんか…。もうケロロ軍曹で感情移入すべきキャラは、夏美や冬樹たちではないという事か…


2016-05-23

【コミック】放課後さいころ倶楽部7 レビュー

6巻の感想で、東京にあるボードゲームショップ「すごろく屋」に行きたいー!と書いたんですけど、先日上京した時に行けました。ボードゲームのプレイ会にも参加させてもらって楽しかったなぁ。あー誰かボードゲームやろうよ。

放課後さいころ倶楽部7

著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円

レビュー

アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第7巻です。今回は最終回っぽい終わり方で、実際「第1部・完」のようです。といっても連載は続くみたいで一安心。

今回も5話構成ですが、最初の2話は翠のオリジナルゲームの話になっています。僕も最初に翠が作ったゲームは作業感が強いなーと思っていたのですが、今回のゲームは実際にあったら面白そうだな、と思える内容でした。

中盤の2話は、サブキャラたちの内面がよく分かる話で、最後の1話は1年の締めくくりになる話でした。まあしかしあれだな、ボードゲームを一緒にプレイしてくれる可愛い彼女なんて幻想だってことだな!

今回題材になっているゲームは、

ドイツボードゲームの代表作。プランテーションをモチーフとしたゲームで、労働者を雇い工場を建て、製品を生産して輸出することで勝利点を稼いでいく「プエルトリコ」。

こういう重厚なゲームプレイしたいんだけど、こういうのは本当に好きな人しか相手してくれないからなぁ。オンラインでプレイできる環境もありますが…

自分の手札を交換しながらドラゴンの身体を完成させ、どのドラゴンが完成したのかを自分の相方に秘密の仕草で伝えて当ててもらう、というカードゲーム「ダンシングドラゴン」。

手札をそろえる系のゲームは多いですけど、全員が一斉にプレイして、自分のドラゴンの完成を目指しつつ、相方の完成合図を見落とさないようにするというジレンマが面白そう。ルールも簡単で、パーティ向き。

謎の生物が描かれたカードをめくりながら手番のプレイヤーが適当な名前を付け、既に名前が付けられている生物が登場したらその名前を素早く叫ぶ、と言うスピードゲーム「ナンジャモンジャ」。

これもルールが簡単ですし、子供でも楽しめそうな感じですね。人の顔と名前が覚えられない病の自分には厳しそうですが…。

の3つでした。

そういえば公式サイトに試し読みもありますので、興味をお持ちの方はぜひ。


2016-05-18

【Webコミック】星界の紋章 第18話 レビュー

COMICメテオさんのWebコミック「星界の紋章」が更新されました。すっかり季刊連載ですね。そういえば先日の森岡先生トークショーでもコミックスの話は出なかったな。

星界の紋章

漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ

レビュー

星界の紋章18①

惑星クラスビュールに逃れたジントとラフィール。
このまま隠れているわけにも行かず、ひとまず近くの都市に潜伏する計画を立てます。

星界の紋章18⑤

フェブダーシュ領での真空渡りしかり、こういうのが初見でさらっとできるところが、ジントのすごいところですよね。戦闘訓練受けてるはずのラフィールですら失敗したのに。

星界の紋章18⑦

街の近くにラフィールを残し、ジントだけで潜伏用の衣服を調達するため街に向かいます。
ラフィールのことは心配ですが…

星界の紋章18⑧

ラフィールは、本来保護すべき対象であるジントに主導権を奪われたことに複雑な感情を持ちながらも、眠りについたのでした。
ジントがいないことを不安がったり、その不安を隠すために銃を突きつけてみたり、今回の殿下はかわいいなぁもう!

今回の殿下

星界の紋章18②

目ざめた時にジントがいなかったので反ギレっぽい殿下。

星界の紋章18③

あっさり逆襲された時の殿下。

星界の紋章18④

ジントが空気を読んでくれなかったので眉が危険な角度になってしまった殿下。

星界の紋章18⑨

疑問を素直に口にする殿下。

今回は殿下祭りでしたね。やっぱり殿下は魅力的なヒロインだなぁ。

※画像は第18話より引用


2016-05-09

【ゲーム】戦場のヴァルキュリア リマスター レビュー

プラチナ獲得しました。ギネスに掲載されるだけのことはある名作。なんでこのシステムを引き継いだゲームが増えないんだろ?

戦場のヴァルキュリア リマスター

公式:戦場のヴァルキュリア リマスター 公式サイト | SEGA
価格:パッケージ版:4,990円(税抜)
ジャンル:アクティブ・シミュレーションRPG
プラットフォーム:PS4
プレイ時間:45時間

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2016-05-08

【小説】サモンナイトU:X ―狂界戦争― レビュー

GWで登場人物図鑑の更新が終わりましたし、ぼちぼちレビューしようと思います。次でいよいよ最終刊です。つーかこのオールスターぶり、これをSN6にすれば良かったんじゃ…

前巻までの感想はこちら。

【小説】サモンナイトU:X 界境の異邦人 レビュー | Y.A.S.
【小説】サモンナイトU:X ―黄昏時の来訪者― レビュー | Y.A.S.
【小説】サモンナイトU:X ―叛檄の救世主― | Y.A.S.
【小説】サモンナイトU:X ―理想郷の殉難者たち― レビュー | Y.A.S.

サモンナイトU:X ―狂界戦争―

著者:都月景
レーベル:JUMP j BOOKS
価格:780円

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2016-04-29

【ゲーム】英雄伝説 空の軌跡SC Evolution レビュー

ついに初めてプラチナトロフィーをあきらめることになる作品かと思いましたが、なんだかんだで結局プラチナ。でも面白かったので、言うほど苦行じゃなかったです。まあもうちょっと何とかして欲しい感はありますが。

英雄伝説 空の軌跡SC Evolution

ジャンル:ストーリーRPG
価格:5800円(パッケージ版)・4800円(ダウンロード版)
公式:英雄伝説 空の軌跡 SC Evolution

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2016-04-10

【コミック】背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 04 レビュー

背表紙に一昔前っぽさを感じる「背すじをピン!と」の最新巻です。そろそろ読み切り版を収録してくれてもいいのだぜ?

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 04

著者:横田卓馬
レーベル:ジャンプコミックス
価格:432円

あらすじ

ついに迎えたダンススポーツ大会。午前中のラテン・アメリカン部門では、予選から盤石の強さを見せる部長ペアを倒すべく、各組の死力を尽くした演技が行われる。ダンスに格闘技の要素を取り入れた八巻組はその派手さで観客を魅了するも、八巻の負傷もあって優勝には届かなかった。しかし、その演技からあふれる「熱」は、土屋に確かに影響していた。

そしていよいよ土屋・亘理ペアが出場するスタンダード部門の一次予選が始まった。元ジュニアチャンプの御木組、長身を生かした優雅なダンスを得意とする宮大工組、そしてなぜか2組から注目されている土屋組。実力的には他の2組には全く及ばないものの、ふたりが目標としていた「楽しんで踊る」を体現したかのようなダンスは、彼らのダンスを「普通」と評する宮大工の心にも、何か感じさせるものがあったようだった。

そして、いよいよ一次予選の結果発表。果たして土屋・亘理ペアは、二次予選に進むことが出来るのか。

レビュー

前半は、ダンス部の先輩達による熱い演技が見どころでした。ダンスという個人(個人と言ってもペアですが)種目なのに、それぞれの組が自分たちの個性を全力で出して、ライバル達に勝とうと気持ちのこもったダンスを繰り広げる様子は、まさにスポーツマンガにふさわしい展開でした。いや、これはもうスポーツマンガではない、バトル漫画と言っても過言じゃ…

背すじをピン!と④ 09

…すいません。熱くなりすぎました。バトル漫画は言い過ぎですよね。

そして後半はついに土屋・亘理ペアの演技が始まります。先輩である八巻組の演技に当てられたふたりですが、実力はまだまだこれから。だから目標は、ライバルたちに勝つことじゃなく、

背すじをピン!と④ 02

自分たちの演技をすること。2ヶ月前の試合では緊張でうまく演技できなかったふたりですけど、今度こそ…と心を決めます。

先輩たちもそこを見抜いていいアドバイスするんだよなー。

背すじをピン!と④ 03

そして最初の種目である「ワルツ」。2ヶ月前はあまりの緊張に1歩目からふたりの息が合いませんでしたが、今回は見事な滑り出し。

背すじをピン!と④ 04
(2ヶ月前)↓

背すじをピン!と④ 05

2ヶ月前も土屋君は笑顔を浮かべようとしていて、しかしそれを表情に出すことができないくらい2人の実力が伴っていなかった訳なんですが、今回は心からの笑顔が出て、あとの演技は安心して見ていられました。

もちろん結果は既にジャンプで読んで知っているわけですけど、次巻で描かれるであろうその結末に期待しています。

それから主人公のライバルキャラの一人、宮大工の描かれ方は良かったですね。彼はこの手の漫画によく出てくる「テクニックはあるけど気持ちが入ってない」という描かれ方をしているキャラで、もう一人のライバルから「土屋君の演技を見れば足りないものがつかめるかも」というアドバイスを受けます。しかしその後の展開が、ありがちな「あんなヤツらに教えられるとはな…」とか「思い出した…最初の頃は純粋にダンスが楽しかったのに、いつしかその楽しさを忘れていた…」みたいな展開で終わらなかったのはよかったと思います。

背すじをピン!と④ 08

彼は今後も主人公ペアの前に壁として立ちふさがらないといけませんからね。

さて、③巻で登場した新入部員の藤田さんですけど、今回は解説役という美味しいポジションを固めてきました。なにがしたいんだw

背すじをピン!と④ 01 背すじをピン!と④ 07

顔芸とリアクションもいけてますが、逆に彼女がダンサーとして大成できるのか心配になってきました。

あと今回は出番がなかったノーマル髪型の亘理さん(これは回想シーン)

背すじをピン!と④ 06

うーん。やっぱり亘理さんはこっちの方がいいな。あとここで「でへへ」という擬音を持ってくるところに作者のセンスを感じますw

※画像はいずれもコミックスより引用(4枚目のみ2巻から)


2016-04-02

【ゲームグッズ】サモンナイトシリーズプレミアム画集 レビュー

サモンナイト6の15周年記念豪華パックに同梱されている画集のレビューです。

サモンナイトシリーズプレミアム画集

製作:株式会社バンダイナムコエンターテイメント
価格:-円

レビュー

内容的にはこんな感じです。

全般
内容 備考
サモンナイト世界観 リィンバウムとそれを取り囲む4つの世界についての簡単な説明。
サモンナイト年表 ゲーム中のサモンナイト年代表の見出しより若干詳しいレベルの年表。
個人的には、ラウスの命樹の伐採が、デグレア軍壊滅より前というのに違和感。ラウスの命樹の伐採は、4主人公(4の時点で15歳)の誕生後に起きているはず。デグレア軍壊滅はアメル(2の時点で17歳)の誕生とほぼ同時。4は2の数年後だから、どう考えてもデグレア軍壊滅の方が先のはず。
各作品紹介
タイトル ストーリー キー
ビジュアル
キャラクター エンディング
イラスト
召喚獣 背景 備考
SN1 キャラクターイラストには、各主人公やバノッサの魔王バージョンあり。
エンディングイラストは魔王エンドとパートナーエンド。
SN1
(DS)
        召喚獣イラストはDS版追加キャラ2体のみ。
SN2 エンディングイラストは各キャラエンドとカルマエンド。なぜか正方形に歪めて掲載されているため、全員細面に…(涙)
SN2
(DS)
        召喚獣イラストはDS版追加キャラ2体のみ。
SN3   キャラクターイラストには夜会話の正面絵も掲載。
PSP版で追加された抜剣覚醒のイベントイラストもあり。
SN3
(PSP)
        キャラクターイラストは、PSP版で追加されたレックスとアティの一枚絵のみ。
SN4 エンディングイラストは各キャラエンドのもの。
ナイア(ケンタロウと一緒に旅する女召喚師)の名字がマイアーノというのは初めて知った。
SN4
(PSP)
        キャラクターイラストは、PSP版で追加されたライとフェアの一枚絵のみ。
SN5 キャラクターイラストには、フォルスやアルカの幼少時代も。
エンディングイラストはパートナーエンドのもの。
SN6

  さすがにエンディングイラストはなし
※その他の外伝作品は未掲載

3以降のエンディングイラストを掲載した媒体は確かこれまでなかったはず…なので、それだけでも読む価値のある品です。あえて言えば、飯塚先生のラフ画とかも掲載して欲しかったなぁ。

今からだとプレミア価格で手に入れるしかないという最大級の問題はありますが、シリーズのファンなら、過去作のビジュアルブックを持っているとしても、ぜひ重ねて手に入れたい逸品ですね。

 


2016-03-20

【小説】マグダラで眠れVII レビュー

その内読みますと昨年10月に書いてから、どんだけかかっとるっちゅーの。

マグダラで眠れVII

著者:支倉凍砂
レーベル:電撃文庫
価格:630円(税別)

 

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2016-03-12

【ゲーム】オーディンスフィア レイヴスラシル レビュー

本日隠しダンジョンをクリアし(面倒くさかったのでSWEETで処理)、通算27個目のプラチナトロフィーを獲得しました。トロフィー難易度が高くないのはすばらしい。

オーディンスフィア レイヴスラシル

開発:ヴァニラウェア
プラットフォーム:PS4/PS3/PSV
価格:7980円(税別)

レビュー

ストーリー

かつて絶大な力を持ちながら、一夜にして滅びた魔法大国バレンタイン。その国の残した魔力の結晶炉コルドロンをめぐって、魔王軍と妖精軍の激しい争いが始まる。それはエリオン大陸に伝わる終焉の予言、その成就の始まりだった。終焉を防ごうとする者、終焉を導こうとする者達の思惑が入り乱れ、世界は混沌と化していく―というストーリー。

基本的にはサイドビューのアクションゲームですが、主人公が5人おり、ストーリーはそれぞれの視点で語られます。時に交錯し、時に対立する5人の視点を通して、終焉に至る大きな流れを描いていく手法は見事。また舞台のような演出が随所に見られ、当時最高峰と言われた美しいグラフィックも相まって、物語に引き込まれること請け合いです。寄り道は全くない一本道ゲームですが、それ自体もストーリーの印象を強めるのに貢献していて、プレイ後も記憶に残る作品と言えるでしょう。

エンディングもまた印象的ですが、これはご自分でお確かめください(ネタバレプレイ日記を付けた本人が言うことじゃないですが)

キャラクター

主人公は5人おり、それぞれレベルやスキルは独立しています。

オリジナル版ではキャラクターごとの差別化があまりなされておらず、またキャラクターによる難易度の開きがかなり大きかったです。しかし今作は、オーソドックスなグウェンドリン、手数は少ないものの一撃が重いコルネリウス、射撃に特化したメルセデス。バーサク化して一気にたたみかけるオズワルド、中距離を保つことで火力が上がるベルベットなどきちんと差別化がなされました。またスキルもそれぞれ全く違うものを覚えるようになったので、キャラクターが変わるたびに新鮮な気持ちでプレイすることが出来ました。

ストーリーがシリアスのため(メルセデス編の前半は除く)、キャラクターも全員シリアスモードです。しかも常時戦いの渦中にあるので、萌えとか惚れとか言ってる暇はない感じですけど、それでも主人公達は非常に魅力的に描かれていました。舞台的な演出も相まって感情移入が必要ない(むしろ第三者的な視点の方が楽しめる)ので問題ないと思います。

中の人もすばらしい演技でした。

システム

オリジナル版では処理落ち、アイテム袋の容量不足、再戦不可などいくつか問題が挙げられていましたが、その辺りの問題点は全て解消され、非常に遊びやすくなっています。アクションゲームなので人を選びますが、難易度をSWEETに変えれば誰でも無理なくクリアできるようになっています(難易度は戦闘にしか影響せず、SWEETでもトロコンまで問題なく可能)ので、苦手な方でもプレイして欲しいですね。

特徴的なシステムとして、食事があります。このゲームでは敵を倒すことで得られる経験値は微量で、レベル上げは食事をすることで行います。食事は経験値になると同時に、体力の回復や体力の最大値の増加などの効果もあるため、積極的に食べていきましょう。料理は60種類以上あり、それぞれに個別のグラフィックが用意されていて非常に力が入っているところはさすがヴァニラウェア。朧村正やプリンセスクラウンが好きだった人にはたまらないのではないでしょうか。

それからコンプリート状態でクリアすると、全てのストーリーを時系列順に見られるシアターモードが追加されたのも嬉しいところ。改めて見直すと伏線をより深く理解できますよ。

システム的にはほぼ不満はないです。ただしゲームをロードすると、いちいち屋根裏部屋に戻ってしまうのがちょっとめんどうだったかな。もっともこのゲームはロードがほとんど必要ないですし、また演出上やむを得ないところもであるので、大した問題ではないです。

総評

名作はリメイクされても名作でした。リメイク商法は好きではないですが、ここまでされたらもはや文句は言えません。僕はアクションゲームはほとんどプレイせず、オリジナル版もグラフィックとストーリーが好きでプレイしていただけですので、ストーリー面ではベタ移植の今作をプレイする理由はなかったんですけど、あのすばらしいストーリーをもう一度味わいたいと思って購入を決意し、その期待は裏切られませんでした。勢い余ってプレイ日記までつけてしまったくらいです。

2Dアクションゲームが好きな方、格闘ゲームが好きな方、ストーリー重視のゲームが好きな方、損はさせませんのでぜひ購入をご検討ください。

次回作は「十三機兵防衛圏」ですかね。こちらも楽しみにしようと思います。