2022-08-06
「ライブアライブ」始めました。とりあえず原始編クリア。わかりやすいがやや唐突なストーリー、派手でお約束のリアクション、ノーヒント理不尽な隠し要素とその先のバランスブレイカー、これぞレトロRPGのたしなみというものです。とりあえずコーラのビン(隠しアイテム)を手に入れられたので満足。
さて、今年も無事一年ぶりの新刊が出ました。久々に森可成登場。
信長の忍び19
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:600円(税別)
あらすじ
千鳥は伊賀国に攻め込む信長の二男・信雄に同行するが、知略に富む伊賀の忍者集団により完膚なきまでにたたきのめされ撤退する。信長は伊賀討伐の必要性を強く感じるが、現時点では放置するしかなかった。その頃、10年にわたって頑強に抵抗していた石山本願寺の内部でも動きがあった。信長への降伏を考える教主・顕如と、徹底抗戦を主張するその息子・教如の対立が激化。顕如は息子と絶縁し、本願寺を出て信長に降伏する。顕如も単独では信長に抗しきれず、4ヶ月後に本願寺を退出、ここに石山本願寺との長い戦は幕を閉じた。しかし、石山本願寺攻めを命じられながら目立った成果を上げられなかった織田家の重臣・佐久間信盛は織田家から追放されてしまう。重臣ですら容赦なく切り捨てるその姿を見た光秀の心中は―
感想
今回は第一次天正伊賀の乱はもちろん、有岡城の荒木氏や石山本願寺など、これまで信長を苦しめた敵との戦いに決着がつきました。なんだかんだ身内には甘いのに、失敗をした家臣には容赦ないという信長の暗黒面も存分に出ている回でしたけど、これまで信長がいろんな人に裏切られ続けてきたことを考えると、少しその気持ちも分かるんですよね。そんな中、帰蝶(信長の妻)や千鳥がきちんと精神面をフォローしているおかげでどうにかなっていますけど、そのあおりをもろに受けている光秀が心配すぎます。
それでいて顕如はあれだけのことをしたのに、降伏したことで信長と結構いい関係になったりしてそのあたりはなかなか謎ですね。それだけ教主としての手腕が優れていて、各地の一向宗をまとめるには必要不可欠だと思われたんでしょうか。
無念さとか!!
教如「降伏を考えた…ですと?信長が許そうが許すまいが降伏などありえません!!」
「十年の戦いで死んでいった門徒たちの事を考えてください!!」
顕如「今ごろ極楽浄土で幸せに包まれているはずです」
教如「宗派の教えに従えばそうなりますけど!!」
2022-07-31
とりあえず置く場所を確保できたので開封。
POP UP PARADE 鹿目まどか
レビュー
お求めやすく、飾りやすい、最近大注目のフィギュアシリーズ「POP UP PARADE」から、「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公・まどかのフィギュアが出ました。本当はマミさんだけ購入するつもりだったのですが、どうせなら5人ともいた方がいいと思いましたし、造形もかなり好みだったのでたので購入しました。
これほどのフィギュアが3900円で買えるのはありがたいですね。最近は少しずつフィギュアの値段も高くなってきていますが…
パッケージ開封の時点でほぼ完成していて、あとは弓を持たせるだけになっています。弓はまず上側部分を右手の輪の中に通し、その後下側部分を差し込むようにするとうまく持たせられます。
さっくり完成。個人的には台座のダサさが気になりますが、値段相応ともいえる。アクリルのオリジナル台座でも注文するか?台座込みの高さは約18センチです。
表情もよく出来ていますね。魔法少女ものの主人公らしい明るい笑顔です。きっとファンシーで夢と希望にあふれるアニメなんだろうなぁ。
矢はクリア素材で作られています。
後ろ姿もりりしいですね。髪の毛が風になびいている感じもすごくいいと思います。あと4人もそのうち(もしくは届き次第)レビューします。
2022-07-19
1年前にフィギュア棚を購入した時、sasaさんに「5年もすればあふれるんじゃないか」的なことを言われた気がするんですが、既にあふれそうです。もう一つ棚買うか…。
POP UP PARADE ホロ
レビュー
お求めやすく、飾りやすい、最近大注目のフィギュアシリーズ「POP UP PARADE」から、「狼と香辛料」のヒロイン・ホロのフィギュアが出たので購入しました。購入するかどうかは少し迷ったんですけど、yukkun20が初めて購入したねんどろいど・ホロと同じ服装だったので、懐かしくなって衝動買い。
というわけで早速開封しましょう。
パッケはこんな感じ。パッケージ自体も小さめなので、箱を取っておく派の人にも安心ですね。yukkun20は容赦なく捨てる派なので関係ないですけど。
裏面はこんな感じでシンプルです。
パーツも3つだけと非常にシンプル。組み立てに迷うようなパーツ数でもないんですけど、せめて完成図はどこかに載せてほしかったですね。販売サイト見れば分かるだろと言われればそうなのですが。
組み立てるとこんな感じ。台座込みで高さは19cm程度です。台座が高くてでかいのがちょっと気になりますね。表情はごく初期のイラストをモチーフにしているので、最近のホロとはイメージが違うかもしれません。yukkun20はこっちのホロも大好きです。
後ろ姿もかわいいですね。これは鏡の前に置いてあげたくなる出来です。そういえばねんどろいどのホロを購入した時に一緒に購入したリンゴがまだ残ってたっけ…あれ台座に乗せてあげたらちょっとかわいいかも。そのうちやってみよう。
出来はしっかりしていて、これが4000円弱とはいい時代になったものです。一昔前なら1万円出してもこのクオリティのものは手に入りませんでしたからね。同じポッパレのまどマギも開封するのが楽しみです。
2022-07-18
2021年冬・春で完結した(もしくは見終わった)アニメの感想と、2022年冬に始まったアニメのファーストインプレッションをまとめて。備忘のために書いておきますが…
- 現在概ね放送と並行して視聴中:「ダイの大冒険」「うたわれるもの 二人の白皇」「異世界おじさん」
- 現在積んでいる状態:「ルパン三世6期」
ちなみに「ケロロ軍曹3期」と「うたわれるもの 偽りの仮面」は全部見た(そんなことしてるから…
完結したアニメにはおすすめ度を付けています。概ねこんな感じ。☆は★半分。
- ★★★★★…傑作。円盤や関連グッズを買うべきアニメ。
- ★★★★…名作。録画を永久保存すべきアニメ。
- ★★★…良作。普通におすすめ出来るアニメ。
- ★★…凡作。特筆すべき事がないアニメ。もしくはyukkun20の嗜好に合わないアニメ。
- ★…駄作。視聴した時間を後悔するアニメ。
2022年冬完結アニメ
ハコヅメ~交番女子の逆襲~
おすすめ度
★★★
レビュー
原作のやばいネタをきちんとアニメ化してくれて良かったですね。原作ファンにも納得の出来でした。4話くらいで源と藤の本性が出始めたあたりからぐいぐい面白くなってきましたね。人間のどうしようもなさと警察官のご苦労をよく知ることが出来ました。でもこの作品の良さは1クールでは伝えきれません…第2期希望!
2022年春完結アニメ
SPY×FAMILY
おすすめ度
★★★★
レビュー
今期の覇権アニメと言われるだけのことはあり、演出、作画、中の人の演技と非の打ち所のない作品でした。特にアーニャの中の人の演技は本当素晴らしかったですね。作画が崩れることがなかったのでアーニャの変顔も映えてました。あと個人的にヘンダーソン先生にさらに親しみを持てるようになりました。この作品はやっぱり学校関係のエピソードが好きです。第2クールも楽しみにしています。
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
おすすめ度
★★★
レビュー
第2期と第3期をまとめて視聴しました。正直第1期は進行が遅くてどうなるかと思っていたのですが、第2期からの怒濤の展開はまどマギらしくて良かったですね。この世界に蔓延する絶望感を吹き払うように見せかけて結局虚無という心をへし折ってくるアニメでした。なんだかんだで大人らしくみんなを引っ張ってくれたやちよ師匠が好きです。
しかしわずか1クールであそこまでのジェットコースター展開を描いた本伝の方の偉大さも再確認することに。そのせいでおもわずまどマギ展に行ってしまったくらい。
半妖の夜叉姫
おすすめ度
★★☆
レビュー
高橋留美子作品の基本はラブコメじゃないと…と思わせる作品でした。別に正当派なラブじゃなくて、家族愛とか親子愛を主軸に据えるのでもいいんですけど、あまりシリアスに料理されてもるーみっくらしくないというか…ストーリーも4クールかけて描くほどの起伏がなく、新キャラも行動原理がわかりにくく、ラスボスもいまいち小物臭が拭えなかったのでちょっと残念でした。ただ3人の夜叉姫たちのキャラ立てやデザインは秀逸だったとおもいます。
せっかく現代世界で育ったとわというキャラがいるんだから、戦国時代とのギャップでもっと面白く転がせたと思うんだけどな…と思ったら、椎名先生のコミカライズ版でその欲求が満たされたのでまあよし。
2022年夏開始アニメ
うたわれるもの 二人の白皇
ファーストインプレッション
現在3話まで視聴。久々にうたわれに触れたのでストーリーの記憶も若干不鮮明になっていたんですけど、第1話からいきなり泣かされてしまいました。ハクの覚悟も、仲間たちのハクに対する思いもほんと素晴らしい。こんな記憶が中途半端な状態で視聴するのは作品に対して真摯でない気がしたので、今日一日で「偽りの仮面」を一気見しました。早くクオンと再会したいです。OPもいいし、今期はこれ1本でもいけそう。
「縁うたわれるものらじお」も放送中なので、並行して楽しんでいこうと思います。
異世界おじさん
ファーストインプレッション
現在2話まで視聴。子安w
17年間異世界に行っていたおじさんとその甥の共同生活を描くシュールギャグコメディです。この作品自体はかなり以前から知っていて興味もあったんですけど、なかなか漫画も読めなかったんだよな…。でもアニメ化を機に触れてみることにしました。
2話見ただけですが、しっかり心をつかまれてしまいました。異世界で17年生活する間は現実世界でも17年経っているので、異世界と現実世界のギャップ、それに17年前と現代のギャップと2つのギャップで絶え間なく笑わせにかかってくるのがいいですね。ちなみに現時点でyukkun20は幼なじみの藤宮さん派です。
2022-07-08
今日から山口県宇部市でナディア展が開催されますね!皆さんもう行きましたか!?
yukkun20は当然行ってきました!(まじかよ
いや、ちょうど広島に行く用事があったので、ちょっと足を伸ばせばほら…
ふしぎの海のナディア展
というわけで宇部空港です。
…別に飛行機で行ったわけではないです。新山口駅から空港行きのバスに乗って途中下車すれば会場に着けるのですが、うっかり降車ボタンを押し忘れて(久しぶりにバスに乗ったので許して)空港まで行ってしまったのです。いま宇部市はエヴァとのコラボ企画をしていて、空港にもエヴァの展示があったので、結果オーライという事にする。
さて、気を取り直して、会場のときわ湖水ホールにやってきました。本日初日、開館10時なんですが、初日だからめっちゃ混むに違いない!目当ての商品が売り切れたら死んでも死にきれない…!ということで始発に乗って宇部まで来たので現在午前9時15分である。
とりあえず会場設営中だったので、フォトコーナーで記念撮影。ガー様ったらお茶目。
ちなみに初めて現地に行く方のために役立つ情報を。
- 新山口駅と宇部空港から、会場近くまで路線バスが出ていますが、かなり本数が少なめなので事前に調べていった方がいいです。
- 駅にはレンタカーがあったので、レンタカーを使うのも手かも。会場前にはかなり広い駐車場(有料)があります。
- 会場前にはコンビニもあるので、水分補給もしておきましょう。
- 本日は初日でしたが、開館時に並んでいたのは20人程度だったので、ほぼ待たずに入れました。
入口にはキャラクターの等身大プレート(なぜかマリーだけない)があります(やっぱりマリーはないのか)。中に入りましょう。
中に入ると、ジャンとナディアの録り下ろしナレーションがが流れていました(いわゆる音声ガイドはなく、垂れ流しになっています)。内部は写真撮影禁止なのですが、いくつかのスポットでは撮影OKでした。大阪で開催された時は撮影一切禁止だと聞いているので、ちょっとうれしいですね。
入るとアニメのオープニングが流れ、輝くBWが迎えてくれます。
オープニングのセル画が飾られていました。展示されている資料の多くは書籍化されていますけど、セル画はあまり書籍には掲載されないので、写真撮影がOKなのはありがたい。さらに進むとストーリーを順に追いつつ、関係する資料を並べたギャラリーが続きます。
最後にこれまで販売されたグッズや、一枚絵などの展示もありました。中もあまり人がおらず、じっくりゆっくり見られました。
もちろん最後に物販もあります。さすがに大阪店でかなりの店数を購入しましたし、その後も通販とかであれやこれや買い込んでますから、今回はグッズは控えめにね…。とりあえず買い逃したアクリルスタンドは押さえておかないと。あれ?キャンバスアートの新しい絵柄が出てる。え?トレーディングアクリルスタンドなんて発売されてたんだ…
ということで、結局またも物欲に流されてしまったので、購入したグッズは明日にでも紹介します。さすがに今回は複製原画は自重したよ!もう飾る場所ないからな!
2022-07-04
まどマギ展の戦利品レビューの後編です。
10th Anniversary ビッグアクリルマスコット
価格:各2,310円(税込)
レビュー
アニバーサリーイラストを使用したアクリルスタンドです。厚さ5mmで全長が20cm前後ある、かなり大型の商品です。本当に大きい(1/7フィギュアくらい)なので、購入する前に飾る場所考えましょうね。特に杏子とさやかの得物の長さはなかなか設置場所泣かせです。
実はこれは購入するつもりはなかったんですけど、商品棚で隣に置かれていた5人セットのもっと小さいアクリルスタンドが7700円だったんですよ。ところがこっちは1つ1320円だったので、5つ買っても5人セットより安い!しかもでかい!ということで勢いで購入したわけです。
…まさか1320円の値札は別のアクリルスタンドの値札だったとは…(そりゃそうだ
とはいえ気づいたのはレジ前だったので、そのまま購入しました。先日購入したポッパレのフィギュアと合わせて飾りましょうかね。そのうち。
ただ本当に迫力ありますので、購入したこと自体は全然後悔してないです。元絵も好きだし。
購入特典/入場特典
価格:非売品
レビュー
こちらは購入したものではなく、入場特典(右上)と、物販で一定額以上購入した人がもらえるポストカード(右下)とイラストカード(左)です。
こちらはグッズ付きチケットの「グッズ」。絵柄を自由に交換できるキーホルダーと、交換用イラスト6枚のセット、それにそのすべてが収まる缶ケースです。
いよいよ会期は今週の日曜までです。予定している方はお忘れなきように。
2022-06-26
このレベルのRPGが10年前に出ていたことに驚愕。3にも期待しかない。
Xenoblade Definitive Edition
タイトル画面はこんな感じ
続きを読む(ネタバレ注意) »
ストーリー
- かつてこの世界にいたのは巨神と機神の二柱だけであった。二神は激しい争いの末に骸となり、その身体の上には豊かな生命が育まれていた。巨神の上にあるコロニー9で暮らす少年・シュルクは、幼なじみのラインやフィオルンと共に、研究に明け暮れる日々を送っていた。しかしそんな日々は、機神界からやってきた機神兵がコロニー9を襲った時に終わりを告げる。かつて村の英雄・ダンバンが振るったモナドという剣で機神兵を退けたものの、その襲撃でフィオルンは命を落としてしまう。シュルクはフィオルンの敵討ちのため、また機神界が巨神界を襲う理由を知るため、ラインと共に旅立つのだった―
世界には二神の他に人が住める大地はありません
- 王道に分類される物語ですね。故郷が襲われて大切な人が命を落とし、復讐のために旅立って戦っていくうちに世界を巻き込む問題に巻き込まれ、現れた真の黒幕に立ち向かう…というストーリーです。しかし世界観の異質さや、終盤に始まるSF展開、そしてスケールの大きなエンディングなど、この作品ならではの特色が盛り込まれていて、全く陳腐な感じはありませんでした。それでいて設定があふれて話が分かりにくいということもなく、安心して見ていられます。
- 広漠とした世界に2体の巨神がいて、人々はその上で生活しているという非常に特殊な世界が舞台ですけど、世界の広大さと有限性がうまく表現されています。遠景に見える機神の姿とかの壮麗さはなかなかのものです。フィールドもきわめて広大かつ美麗。もとはWiiのゲームなので、リマスター化されているとはいえ2022年現在の最新のゲームの美しさには及びませんが、全く妥協を感じません。遙か彼方まで続くフィールドを走り続けるだけで楽しい。ワープシステムが充実していたり、移動中もアイテムが拾えたりランドマークという景色が美しい場所で経験値がもらえたりと、フィールド探索も飽きさせない工夫が満載です。うろうろしていると強力なモンスターに絡まれてボコボコにされるのもまた楽しい。時間帯の要素もあるんですけど、時間は自由に切り替えられるのでそこでストレスを感じることはないです。
- ただフィールドの割りにワープポイントが少なく、移動にかなりの時間を費やさなければならない場面も多い(メインストーリーでは気になるレベルではありませんが、サブクエストをこなそうとするとかなり大変です)ので、そこはもう少し改善してほしかったかも。各マップにあと2つか3つ増やすだけでも大分違うと思うんです。それでもロード時間が非常に短いのでイライラは少なめでした。
- また今作には、本編の1年後の世界を描いた「つながる未来」というエピソードが追加されています。メリアとシュルクが、新たなフィールドを旅しながら、メリアの故郷を取り戻すというストーリーになっています。このエピソードは本編をクリアしなくてもプレイできる(本編のデータも引き継がない)ので、Wii版や3DS版(以下まとめて「オリジナル版」といいます。)を最近プレイしていて、もう1回本編をプレイするのは…という方にも優しいですね(ボリュームは控えめなので、フルプライスと釣り合うかはまた別問題ですが…)
システム
- システム的にはオーソドックなRPGですが、上記の通りフィールド探索が楽しめるようになっています。フィールドには時々場違いなモンスターも徘徊しているんですが、抜け道を使ったり忍び歩きを使ったりして見つからないように気をつけて突破し、その向こうに絶景ポイントが広がっていた時はたまりません。経験値ももらえて一石二鳥。
昼夜や天候で大きく雰囲気を変えるフィールドもたくさんあります
- メインストーリーもかなりボリュームがありますが、それにプラスしてサブクエストが400以上準備されています。数は多いのですがよくあるお使いクエストがほとんどで、やや飽きが来るのもまた事実。しかしながらクエストをクリアすることでNPCたちの人間関係が変化し、それが「キズナグラム」という人間関係相関図にダイレクトに反映され、知り合いの知り合いが知り合いみたいな感じでだんだん愛着が湧いてきます。
最終的にここまで人間関係が充実しました
- クエスト自体も自動生成っぽいものは少なく、アイテム集めにしろモンスター退治にしろ依頼してくるNPCなりの事情があって始まりますし、終わるとそれが別のサブクエストのトリガーになったりして、行く末が気になる作りになっていました。
今作でもバーン様は悪事が露見し、回転車送りとなるのであったw
- オリジナル版では、サブクエストに必要な特定のNPCを探そうとすると、そのキズナグラムからその人物を捜し、そこにある補足情報から居場所を特定するという作業が必要になるんですが、キズナグラムが五十音順などの並び替えが出来ないので非常に面倒くさく、しかも補足情報もかなり大雑把なのですごく大変でした。しかしリマスターに伴い、目的のNPCがどのマップにいるか、現在の時間帯に活動しているか(※NPCたちは概ね昼か夜のどちらかしかマップ上で活動せず、夕方(もしくは明け方)になると自宅へ戻っていく)がすぐ分かるようになり、さらにそのNPCがいるマップに行くと、NPCの元へ向かうための最短ルートが表示されるようになったので非常に楽になりました。このルートガイドが非常によく出来ていて、フィールドの高低差をきちんと織り込んだルートが表示され、「このルート崖で通れないじゃん!」という低性能のカーナビみたいな事態も起こりませんでした。
ミニマップもワンタッチで大きく表示することもできて使いやすい
- 「つながる未来」ではサブクエストは少なめで、その代わり各地に散らばるノポン族を集めるというイベントが用意されています。見つけたノポン族は戦闘でも助けてくれるのですが、フィールドでも全員連なって付いてくるので結構笑える。あと味方にも2人ノポン族がいるので、紛れて困る(笑)
振り返ればそこに…
- 収集用素も充実しています。モンスター図鑑やアイテム図鑑こそ無いものの、フィールドやクエストの報酬、NPCとの交換で大量のアイテムが手に入りますし、その説明文もなかなか凝っています。また武器防具は装備するとグラフィックが変わる(見た目も入手した装備の中から自由に変更できる)ので好きな格好で楽しめます。オリジナル版はアイテムの所持可能数が非常に少なく、どのアイテムを売るか残すかでかなり時間を取られるという欠点もありましたが、リマスターでほぼ上限が撤廃されたのでこちらも安心。
トロフィーに似た「プレイアワード」というシステムもあります。達成すると経験値がもらえるのもうれしい。
キャラクター
- オリジナル版のかなり大きな問題点として、キャラクターの顔グラが特徴的すぎる(バタ臭い)…という問題がありました(それだけにゼノブレ2のキャラデザには驚かされたものです)。しかしリマスターの時にメインキャラのグラフィックは一新され、今時のスマートでアニメ調の感じに一新されました。(Wiiや3DS版を未プレイの方は、「ゼノブレイド 比較」とかでググるといいよ)
女の子のかわいさも大事ですが、パーティの兄貴分ダンバンのかっこよさは異常
- メインキャラは7人。それぞれのキャラ立てがうまくいっており、それぞれに見せ場があります。オリジナル版よりもさらにイベントシーンの演出が強化され、殺陣のシーンの迫力はかなりのものです(これまでにyukkun20がプレイしたゲームの中でもかなり上位)。ストーリー自体には裏切りやどんでん返しがありますけど、PCたちはみんなとても仲が良く、がっちりとした信頼関係で結ばれているので、自然に応援していきたくなります。思春期の若者らしい、切ない恋の行方もストーリーを邪魔しない程度に織り込まれています。
メリアちゃん健気すぎるも!
- PC同士にも人間関係が設定されており、それを上げることでキズナトークという二人の会話を発生させることが出来ます。これも新たな事実や秘められた気持ちが明らかになったりして、目が話せません。人間関係を上げるのがやや手間なのと、ボイスがないのがちょっと残念です。「つながる未来」でもほぼ同じ「ナカマトーク」というのがありますが、こちらはフルボイスで、好感度システムもないので気軽に楽しめて良かったですね。
- 個人的にはオリジナル版と同じく、「メリア」を推したいですね。彼女はハイエンターという種族の皇太子ですが、ハイエンターの父とホムス(人間のような種族)の母の間に生まれた混血児なので、彼女が皇太子であることを快く思わない勢力もあって、順風満帆な人生というわけではありません。彼女も戦いの中で大切な仲間をなくしたり、自分が思いを寄せていたシュルクの心がフィオルンに向いているのを見て身を引いたりとつらいこともたくさんあるんですが、健気なところがいいんですよね。「つながる未来」は彼女が主人公のスピンオフと言っていい作品で、エンディング後の彼女の活躍を見届けることが出来たので満足です。え?年齢が88歳?…ハイエンターの寿命はホムスの5倍だから問題ない!
88歳美少女と40歳マスコットそろい踏み。
- また本編では、パーティに同行している動機付けがいまいち弱く、マスコットキャラ的なポジションにいた「リキ」ですが、「つながる未来」では、彼の子供たちが登場し、その子供たちの口から、リキのエピソードが語られるというのもいい演出でしたね。仲間たちのことを「おとも」と言いつつも、心の中では強く信頼していることが分かるエピソードも多く、全く登場しないにもかかわらず彼の株がぐっと上がりました。
リキのシュルクに対する評価(リキの息子キノ談)結構高いな
戦闘
- 戦闘は、フィールド画面との完全シームレスを実現しています。今では珍しくなくなりました(もっとも、うまく扱っているソフトはまだ少ないですが)が、当時これを実装し、かつうまく扱っているという事は賞賛に値すると思います。
- 戦闘では、敵の近くにキャラを立たせるだけで、オートで攻撃をしてくれます。プレイヤーは、必殺技(アーツ)の発動時にコマンドを入力するのが仕事です。最初は今までプレイしたことがないシステムに戸惑いましたが、だんだんはまっていきます。
- うまく戦闘を運ぶのに必要なのがヘイトです。このゲームは敵に攻撃を当てたり味方を回復したりするとヘイトが溜まり、敵はヘイトが高いキャラを狙って攻撃してきます。敵の火力は高く、普通のキャラが攻撃を受けると雑魚相手でもすぐ死ぬため、まずはタンク役のキャラにヘイトを稼がせ、敵の攻撃をそちらに向けます。その隙にアタッカーが攻撃をするわけです。例えば主人公のシュルクのアーツには、敵の側面や背面から攻撃すると有利な特殊効果が付いたりするんですけど、敵の回頭速度はメチャクチャ速いので、移動だけでは側面は背後は取れません。仲間にヘイトをかせいでもらってそちらをターゲッティングしている間に回り込むわけです。ヘイトを調節したり、コンボで敵を転倒させたり、攻撃を外してテンションが下がった仲間を励ましたり、戦闘に参加する3人の連携攻撃(パーティアタック)を出したりと、やることがかなり多いので、通常攻撃はオートでちょうどいいですね。
盾役(赤いリングで囲まれているキャラ)で敵の注意を引き、バフ役(メリア)で味方を強化し、アタッカーで敵を殴るのが基本。
- キャラはそれぞれが得意な役回りがあり、物理攻撃役、魔法攻撃役、盾役、回復役とバランスが取れていて、しかもどのキャラクタを操作しても楽しめます。基本的にこのゲームはダメージをガンガン受けることが前提のバランスなので、回復役の操作も全然退屈しません。
- 主人公のシュルクは未来を見る能力を持っており、敵が致命的な攻撃を仕掛けてくるのを事前に察知することが出来ます。そしてそれに自ら、あるいはその情報を伝えた仲間に対処してもらうことで、結果を変更することが出来ます。シュルクの未来視はストーリー中でも大きな役割を持っているのですが、それをうまくゲームシステムに落とし込んでいたのはよかったと思います。
- 敵はレベルが決まっていて、レベルが離れるとほとんど攻撃が当たらなくなるので、プレイヤーのテクニックだけでごり押しすることは出来ません。レベル上げは必須になりますが、戦闘勝利時はもちろん、ランドマーク発見、サブクエストクリアなどでもどんどん経験値が入るので、まったく苦になりません。普通に進めるだけでクリア直前でレベル80くらいにはなります(最高レベルは99)。またモンスターは必ず宝箱を落とすので、それも戦闘を作業にしない要因になっています。上級者モードに自由に切り替えることが出来、上級者モードでは自分のキャラのレベルを自由に変更できるので、サブイベントは漏らさずプレイしたいけど、ボス戦の緊張感も大事にしたい、という人にも安心です。
- あっさりゲームオーバーになることも多いのですが、直前のランドマークに戻されるだけで、アイテムもお金もなくなりません。だからと言って緊張感が削がれることはありません。フィールドをうろつく強力な雑魚・ボスモンスターに挑んでなんどぶっ飛ばされたり、ひょいっと柵を跳び越えたら奈落が広がっていて墜落死とか普通にありますから。でもそれがいい。オートセーブもあるし、ゲームオーバーになってもわざわざロードしなくていいので、こまめなセーブは不要です。これで世界にどっぷりつかっている思考を中断しなくていいって訳なんですよ。
総評
- オリジナル版も、キャラグラフィックのとがり具合と、サブクエストが面倒くさいということくらいしか欠点のない名作でしたが、その欠点が解消された以上面白くないわけがないです。ゼノブレ2と奥の方で話がつながってますので、2を楽しんで3も購入しようと思っている方はぜひプレイしてみてください(sasaさんに何度もお勧めされるまでプレイしなかったyukkun20がいうことじゃないですが…)。
- 「つながる未来」は、多少話が中途半端な所で終わったのですが、これは3につながる物語だということだと思います。2の真のヒロイン・ニア様と、1の影のヒロインメリア嬢が(多分)登場するゼノブレ3、みんなプレイしようぜ!
為政者としての器の大きさを感じました。3で闇落ち…してないよね?
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2022-06-23
先日行ってきたまどマギ展の戦利品です。あまり買うつもりはなかったのに、展示内容が素晴らしくてつい財布の紐が…
ステンドグラスチャーム
価格:1,650円(税込)
レビュー
キャラクターのイラストをステンドグラスのようにデザインしたチャーム。全体で15cm程度で、キャラクター部分だけなら8cm程度。結構大きめで、ぶら下げるとかなり存在感あると思います。
5人分ほしいところですが、yukkun20はマミさん派なのでマミさんのみ購入。
イベントビジュアルクリアファイル/クリアファイルアーカイブ
価格:各550円(税込)
レビュー
おなじみクリアファイルです。こちらは10周年展のためのイベントビジュアル。背景が魔女たちのイラストなので、結構シリアス感がありますね。
過去に発表されたピンナップイラストを使用したクリアファイル。こちらは完全に絵柄で決めました。左は5人全員が収まっているイラストは意外と少なかったので購入。右はマミさん派なので購入。
左はyukkun20的に好きな3キャラが奇跡の共演だったので購入。右は眼鏡ほむらと決意ほむらのハーレムとか俺得すぎない?と思ったので購入しました。
劇場版水着マルチアクリルスタンド
価格:2,530円(税込)
レビュー
欲しいものをかごに入れて、そろそろレジに向かうか…という時に見つけてしまったので衝動的に購入、べ、別に水着に惹かれたわけじゃないんだからねっ!
組み立てるとスマホなどをおけるマルチスタンドになります。ただこの商品、微妙にイラストの画質が荒くて、よく見るとジャギーが目立つんだよな…ちょっと残念。
あと半分あるので、明日にでも紹介します。ちなみに事後通販するそうなので、購入しそびれた方や会場に行けなかった方も、ソウルジェムを濁らさなくて大丈夫ですよ。
2022-06-21
「つながる未来」、ノポンジャーも全員そろい、サブクエストも全部クリアしました。あとはラスボスを倒すだけなので、明日には終われそうです。メリアちゃんええ子や…
初代PlayStation™の原寸大マルチポーチ付きBOOK
価格:2,068円(税込)
レビュー
初代PSの原寸大で作られたポーチですね。yukkun20は購入するかどうかかなり迷っていたので結局ネット予約はしなかったのですが、発売日に近所のコンビニに立ち寄ったら売っていたのでさっくり購入しました。
ポーチ以外にも10ページほどの雑誌が付属していますがまあおまけです。著名人が好きなPSソフトベスト3を上げるという企画をしていたのですが、鈴木史朗さんは本当にバイオハザードが好きだな(笑)
yukkun20がベスト3を挙げるなら「TOP」「グランディア」「サモナイ2」ですけど、この3つを誰も挙げていなかったのは悲しすぎる。
ポーチはこんな感じです。商品写真だともう少しもこもこした感じだと思ってたんですけど、「ザ・ポリエステル」という感じですね。ちょっと安っぽい気がします。まあ値段相応ですけど。
手前側にはメモリーカードのスロットが(若い子のために説明すると、PS1(2も)は本体ではなく外部メディアにセーブデータを保存するようになってたんですよ。
背面には出力端子のプリントもしてあります。S端子とか懐かしい。
サイドはこんな感じ。反対側も同じです。
中はこんな感じです。仕切りはありませんが、蓋側にネットが取り付けられていて、小物の収納が出来るようになっています。
yukkun20はPSの実物を持っていたことはないので正確な所は分かりませんが、この再現度なら往年のファンも納得なのではないでしょうか。
2022-06-19
先日見たマギレコが面白くて、まどマギ熱が再燃したので行ってきました。まあ仕事のついでなのですが。
魔法少女まどか☆マギカ10
チケットはローチケで購入でき、入場は時間制になっていました。大体1時間に120人くらい入れるみたいですね。購入したチケットに通し番号が付いているので、時間に間に合うように、その通し番号順に指定された場所に並びましょう。まどかとキュゥべえによる音声ガイドは700円で、入場口でレンタルできます。世界観を楽しむには必須なのでぜひ。
というわけで中に入ってみましょう。展示の大部分が撮影可能なのもうれしいところです。
今回の展示は、TVシリーズ13話のみを扱っていて、劇場版やマギレコは対象外なのでご注意ください。展示はテレビアニメの13話を順に追っていく構成になっていますが、単にあらすじを振り返るのではなく、例えばその話でお当番のキャラにスポットを当てたり、世界観にスポットを当てたり、演出にスポットを当てたり、各話ごとの見所をピックアップした感じになっていて、扱い方が面白かったです。
キャラクターのイラストは、今回のための描き下ろしですね。
魔法少女の衣装展示もありました。こうやって見ると確かにまどかの衣装だけテイストが違いますね(ほかの4人は戦闘服だが、まどかは魔法少女になる前にまどか自身が考えた、ファンシーなイメージを元につくられているため)。
魔女の結界をイメージした展示。魔女や手下たちのイメージボードが貼られています。
魔女や手下たちの解説カードも展示されていました。
作中で杏子が食べていたお菓子のサンプル。登場した話数は少ないのに、結構食べてますねwどれもおいしそう。
広報関係の展示もありました。放送前のポスターがいくら何でも詐欺すぎる(笑)
出口のところにあった巨大イラストも描き下ろしですね。キュゥべえが不穏すぎますけど、このイラストは希望を感じさせて結構好きです。
今までいくつかアニメーション展に行きましたけど、展示のクオリティとしてはすごく高かったです。設定資料みたいなものは少なめでしたが、アニメの独特な世界観に浸れるような仕掛けがいくつもあり、またボリュームも十分多く(全部回るのに1時間くらいかかりました)、作品への愛が伝わってくる展示だったと思います。まどマギは関連書籍も多く、設定資料が見たければ本を見ればいいですからね。
展示が素晴らしかったので、思わずグッズも大量に衝動買いしてしまいました。また近々紹介しようと思います。