2012-08-30
榊ガンパレの最新刊が3ヶ月ぶりに来たよー。待った待った。アンダーリンも買ってるけどこっち優先するよ。
※既刊の感想はこちらから。
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表紙ほか
表紙は壬生屋と来須。それに謎の機体。当時は何とも思いませんでしたが,壬生屋の服装(巫女装束…じゃないや道着か)は確かに目立ちますね。暗殺とかの格好の的になるような気がする。謎の機体は胸に国連?のマークが付いていてかなり細身の感じですけど…これ今まで出てきてましたっけ?
帯は「なんの前触れもなく突如進路を変えた幻獣の群れ―幻獣はいったい何処へ往こうとしているのか!?」になってます。
巻頭付録はおなじみ戦局図と,新キャラが4名。ジュディ・コールドウェル,ケヴィン・マクベイン,ヘンリー・パーシバル,アーロン・バーナードと癖のあるおっさんばかりでした。戦局図の方は前巻のミスが修正されています。
あとがきやきむら先生のコメントは今回もありません。
あらすじ
レイクサイド奪還はその直前に幻獣からの執拗な波状攻撃を受け,頓挫していた。舞は迂回して洋上からレイクサイドに接近する作戦を立案し,5121はフェルナンデス特殊作戦郡を一時離れることとなった。この間,主戦線で米軍は苦戦しながら後退,前線はボストンに迫ろうとしていた。敗色濃厚となったその時,幻獣は突如退却を始めた。5121の抹殺をはかったバーナード国務長官は,退却した幻獣がレイクサイドに集結したことを利用し,レイクサイドにミサイル攻撃を行うことを大統領に進言し,72時間後の攻撃開始が決定。5121は上陸を急ぐが,幻獣は5121を殲滅しようと待ち構える。
感想
共生派が民間人を人間の盾にしたり,ののみが撃たれてしまったりとヘビーな展開に加え,長期間の籠城や戦闘からくるストレスで人間関係が壊されていったりと,読むだけで胃がきりきり来る内容でした。前巻とはだいぶ空気が変わってますね。
そんな中で空気を読まない整備班のマニアっぷりとかは相変わらず笑えます。靴下は言うまでもなく,士魂号用の水上バイクとか,浮きドックとか。そして巻末には特別短編「ソックスハンター列伝 ソックスギャルソーンの罪と罰」が。ちょwプラッターwwwそして相変わらず安心のオチ担当のギャルソーン。
あと気絶するほどの消耗状態から,フェレット人形一つでしあわせ光線を全身から放射できる舞に萌えた(立ち読みしている人は41ページの挿絵をどうぞ)。
舞「私はカード・ゲームは強いぞ。全て記憶できるからな」
フェルナンデス「そういう問題ではない…それはイカサマとみなされる。ネイティブ居留地のカジノでそんなことをしたら生きて帰れんぞ」
舞「その反対だ。その時は,居留地のカジノは廃墟と化している。」
…物騒すぎ。
※136ページより抜粋
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2012-05-22
榊ガンパレの最新刊が2ヶ月ぶりに来たよー。超待った。読みかけだった「リリアとトレイズ」を中断して読み始めた「STEINS;GATE 六分儀のイディオム」を中断して読み始めるくらい待ってた。
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表紙ほか
表紙は原さんと茜。この2人が肩を組んでるのはものっすごい違和感があるな…。なんでこの2人にしたのかはよく分かりませんけど、作中では茜は相変わらず原さんにひどい目に遭ってます。今回は見せ場があったからマシだけど。しかしこうやってみると原さん若いな。
帯は「戦闘への参加を許された5121小隊 しかし、敵は幻獣だけではない―友軍は海兵隊(USMC) アメリカ(USA)は敵」になってます。
巻頭付録は1巻同様戦局図と、新キャラが4名。マリア・サザーランド、中西健児、ラモン・フェルナンデス、デイヴィッド・プラッターと味方キャラが多めです。戦局図の「5121小隊進路→」の矢印の先がアパラチア山脈の印になっているのは誤植だろうなぁ。指さなきゃいけないのは左側にある青の矢印だろ。
あとがきやきむら先生のコメントは今回もありません。
あらすじ
レイクサイドヒル救出に向かうフェルナンデス大隊は、5121小隊のスタイルと衝突しながらも、次第にその活躍を認め、関係は改善していく。5121の活躍もあり、レイクサイドヒル手前のコートランド奪還に成功する。しかし、ブラックストーンとその上層組織である「五芒星」、そして国防長官は、誤爆を装って人型戦車を回収する作戦を進めていた。またコートランドを越えたところで幻獣共生派のテロが活発化し、大隊はやむなく迂回して進撃することに。五芒星からの攻撃も何とかかわし、レイクサイドビル直前のオーバーン到達に成功した。
一方その頃、レイクサイドヒルでのエンターポイント研究所では、産業スパイによるクーデターが発生。機密情報の囮として研究所を脱出したジョディは、町に潜伏していた浅井と行動を共にしていた。浅井は町の警官隊と合流するが、ジョディを追ってきた産業スパイの一団と戦闘になってしまう。幻獣を交えた三つ巴の戦いになるが、どうにかスパイを倒し、窮地を脱することが出来た。
しかしその裏では、五芒星の1人である幻獣王クリームヒルトにより、5121抹殺計画が進行していたのだった。
感想
今回はいろいろ暗躍する人たちが出てきますが、まだ顔見せで戦争そのものは順調に進行しています。異端で邪魔者扱いされている5121が、その実力を持って信頼を勝ち得ていくというのはこの作品の王道パターンですよね。今回は森がひどい目に遭うこともあっちゃんの病気が出ることもなく、安心して読めました。
そして巻末は戦争から一時開放された5121の面々によるくすぐり大王がキタ――(゚∀゚)――!!せっかくコスプレメインのイベントなんだからもっと挿絵は多くてもいいと思うのよ。今回の挿絵は萌×ナースだけでした。萌も好きだからいいけど。
あと今回は茜がかなり参謀らしい活躍をしているんですけど、最後の最後で小隊の大ピンチを回避したのが、茜の作戦ではなく速水の推理だったというところに彼の限界を感じる。「絶望した!すごいのに陰に隠れてしまう社会に絶望した!」
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2012-03-17
「ガンパレード・マーチ2K 新大陸編①」を購入してきました。
今回の表紙は速水と萌、それに士魂号複座型です。あっちゃんの顔が無表情でちょっと怖いです。初版の帯には「5121小隊海を渡る。招待客としてアメリカを訪れた5121小隊。しかしそこは、悪夢のような場所だった―」のアオリが。それから裏表紙のイラストはなくなってます。なにゆえ。
あと作者あとがきやきむら先生のラフイラストも今回はありません。なにゆえ。
以下ネタバレあり。
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あらすじ
北海道の動乱より2ヶ月。ようやく国内は平穏を取り戻しつつあり、5121小隊の面々も平和なひとときを楽しんでいた。そんな折、アメリカは人型戦車の技術を得るため、日本政府に5121を軍事顧問として派遣するよう要請する。先の戦争でアメリカから資金援助を受けていた政府はこれを断ることが出来なかった。5121小隊とその護衛役の箕田小隊は、ワシントン近くのフォレストウッド空軍基地へ送られるが、そこにいた米兵たちは5121に対しあからさまな敵意を見せ、政府間の協定を無視して人型戦車の引き渡しを求める。それに反発した5121は格納庫を占拠し抵抗。膠着状態を嫌った基地司令官のブラックストーンは、基地からの退去を認める代わりに、国境を越えて侵入してきた幻獣に襲われたレイクサイドヒルから住民を避難させるための作戦への参加を求める。5121はフェルナンデス大隊の指揮下に入り、レイクサイドヒルへ向かうが、それは小隊を弱体化させ人型戦車を奪おうとするブラックストーンの罠だった。
一方、仕事でレイクサイドヒルに来ていた浅井は、幻獣の襲撃によりホテルに閉じ込められていた。警察に情報提供しながら市民の救出を図るが、共生派の魔の手はすぐ側まで迫っていた。
感想
半年ぶりに刊行された2Kシリーズの最新作です。時間軸的には「北海道独立」から2ヶ月、「5121暗殺」から1ヶ月後と言うことになります。ストーリー的には導入部分ですし、5121はもともと参戦する予定はなかったので、戦闘シーンも割と控えめです。
渡米したことで、5121以外のほとんどのキャラは登場しません。人間関係もスッキリしていますので、ここから読み始めても良いのではないかと思います。浅井さんは元々、落合という名の自衛軍の軍人でしたが、陰謀に巻き込まれて重傷を負い、死んだ事にされて今は芝村のエージェント的なことをしているという事だけ理解していれば大丈夫でしょう。
今回は派手なアクションよりも、腹の探り合いというか陰々滅々としたやり取りが中心になっています。あっちゃんはいつもの病気が出てしまっていますけど。そしてまたもや森が不幸な目に…。善行さんは居残り組なのであまり出番はないですが、5121に任務を告げる場面で、いかに小隊を信頼しているかがはっきり示されており、ちょっと感動しました。
次巻の予定は特に記載されていませんでしたが、いつもどおりなら来月かな。
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2011-09-18
そういえば旅行中に、先日購入した「ガンパレード・マーチ 2K 5121暗殺」を読んでいました。ネタバレがあります。
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帯を見て気づいたんですけど、この本は2Kシリーズの最終巻だったのですね。シリーズと言っても北海道独立と今回の5121暗殺だけなんですけど。サブタイが衝撃的だったので、過去最大の試練が降りかかる!とかかもと期待したんですけど、これ「5121無双」にタイトル代えた方がいいよ。所詮普通の軍事力で超人集団である5121小隊をどうこうしようとか無理なんだよ。まぁ今回登場した中で最強の戦闘力を持っていたのは、小隊員ではなく関係者だったんだがな。関係者からしてこのヤバさ。役者が違います。
ところで今回メインに狙われたのは、善行、速水・舞、壬生屋、原。おぉ、先日の被害者予想けっこう当たってるじゃん。
さて、これで2Kシリーズは終わったようですが、ストーリー的にはまだまだ続くようです。今度の舞台はアメリカかな…?正直日本から離れると戦闘描写が大味になりそうで不安なんですけど、これまで何度も予想を裏切るすばらしい作品を作り上げた榊先生のこと、安心して次回作を待っておいて大丈夫でしょう。
しかし今回の新規イラストキャラは1人を除き全員悪そうな顔してるな。
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2011-07-13
「ガンパレードマーチ 2k 北海道独立④」を購入しました。今回も入手に苦労しました。旧巻は結構見かけるのに最新巻入荷してないってどういう了見だよまったく。
それはそうと、本作は北海道独立シリーズの最終章ですね。表紙は壬生屋か…この立ち絵すきだなぁ。そういえばガンパレの初プレイ時は壬生屋と仲良くなったっけ。いい子なんだよ。いい子なんだけど戦力としてはちょっと不安定なんだよな…
ところできむらじゅんこ女史のイラストがどんどんアニメ調になっている件について。うーん、女史の持ち味はこっちじゃないと思うんだけどなぁ。
ストーリー的には昔ながらの幻獣が最近完全な雑魚になっているのが気になるところですね。ミノとかデーモンとか完全に的扱いだから。最近はペンタやら知性体やら新参が幅をきかせてるからなぁ。ここらでの奮起を期待したいところです。
北海道独立シリーズはこれで終わり、次作からは五島列島に舞台を移して「5121暗殺シリーズ」が始まるようです。もちろん期待してますよ。