2012-02-07

学園キノ② レビュー

「学園キノ」の2巻レビューです。※1巻はこちら

表紙のイラストかっこいいですね。帯には「読破者は…シズを白い目で見る確率が約2倍から4倍高くなります」という警告が。今作で初めてシズことサモエド仮面のイラストが出てくるんですけど、うん、やっぱり変態だわ。

以下ネタバレ。

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2012-02-02

「地獄で見る夢」 作品紹介&レビュー

森岡先生の最新作「地獄で見る夢」を読みました。

以下ネタバレ。

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2012-01-28

学園キノ レビュー

最近になって、「学園キノ」を読み始めました。

「学園キノ」は、時雨沢恵一先生の代表作である「キノの旅 the beautiful world」のパロディ作品です。一応設定上は「キノの旅」の134巻(宇宙編・第2部)の続きという建前になっていますが、これももちろんネタで、「キノの旅」のキャラクターだけを使った「おバカ全開のアホ話」(あとがきより)になっています。

「キノの旅」はストーリー的に笑いをはさむところはあるものの、基本的にはシリアス調で話が進み、人が死んだり殺されたり、重要な決定を迫られたり、答えのでない問題を問いかけたりと重めの話が多いんですが、こちらは完全に作者の趣味が大暴走した、シリアスの欠片もない展開になっています。そのギャップについて行けず、1巻を買って読んでから5年ほど放置していたんですが、最近黒星紅白(表紙や口絵を書いているイラストレーター。サモンナイトのキャラデザの人)分が足りていないので、久しぶりに読み返してみました。

以下ネタバレ。

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2012-01-06

STEINS;GATE 比翼連理のアンダーリン(1) レビュー

年末に購入した「比翼連理のアンダーリン」を読んだので簡単な感想を。作者は本編のノベライズ「円環連鎖のウロボロス」もした海羽超史郞先生です。この人ノベライズがメチャ上手いので、今作も期待しています。なんていうか、文章が軽快でするする読める感じ。
ちなみに表紙の右上にも背表紙にも1巻であることが明記されているのに、読み終わるまで1冊完結だと勘違いしていたことはナイショだ。

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2011-12-04

STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse レビュー

「STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse」を読みました。
1巻のレビューはこちら。今回は軽いネタバレあり。

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2011-10-26

「夢のまた夢」 レビュー

森岡先生の最新作「夢のまた夢」読んだよ。

ほぼ全編オーソドックスな歴史小説でした。帯には「狙うは、家康の首!」とか景気のいいこと書いてますけど、実際は家康はちょい役で、家康と戦うシーンもないので注意が必要です。

物語は主人公で豊臣秀頼の奥小姓の少年が初陣に出るまでの物語です。僕は日本史についてはあまり詳しくないので、歴史小説的に良くできているのかどうかについてはわかりませんが、なんか小説として面白いというよりは、戦国豆知識的なおもしろさが前面に出ていたように思います。派手な合戦とかないからな。

で、森岡先生にしては普通だな…と思いながら最後まで読み切りましたが、最後の15ページに正に森岡先生らしい巨大な爆弾が仕掛けられていて、思いっきり驚かされたと同時に、自分が先生の手のひらの上で転がされていたということに気づきました。こういうところはさすがです。ただ○○の焼き直しのような気がしなくはないですが…

というわけで、個人的な評価は佳作といったところでしょうか。早く星界の続きを読ませてくれ…


2011-10-14

「とある飛空士への夜想曲」読了


「とある飛空士」シリーズの最新作、「とある飛空士への夜想曲」を読了しました。

今作は時間軸的には「追憶」と「恋歌」の間になります。追憶のスピンオフという側面が強いので、恋歌は読んでいなくても大丈夫です。ただ恋歌で出て来た「彼」がなぜその立場にいるのか、どうして機体にペイントをしているのか、なぜあの人を「親友」と読んでいるのかなどいくつかの伏線が解決されているので、「夜想曲」を読んだあとにでも「恋歌」を読んでいただきたいところです。

で、今作は「追憶」で、「海猫」狩野シャルルと死闘を繰り広げた、天才パイロット千々石の物語です。戦いに敗れた千々石は再び海猫との戦いを求めて空をさすらうのですが、折しも千々石の属する帝国の戦況は悪化。仲間が次々と死に、破滅が近づく中、千々石は幼なじみの少女の歌を支えに空を飛ぶのだが…という話。どこかのんびりした雰囲気を含んでいた前2作と違って、ほぼ終始シリアスに物語が進みます。ラストは涙なくしては読めないです。

とはいえ、前作から考えると普通の小説みたいな感じだったかな。とはいえ作者の圧倒的な技量により描かれる空戦シーンは手に汗握り、ドキドキしながら読んでいけます。恋愛描写は薄めですけど、ヒロインもけっこういい性格をしていて(羽佐見の「誰だ、これは」というツッコミには笑った)魅力的です。前作より戦術レベルでの描写も増えているので、そういう視点でも楽しめるかと思います。たぶん太平洋戦争における日本をモチーフにしているんだろうなぁ。ラノベにしてはかなり珍しいかも。

あと結局「イスマエル・ターン」の挙動がよく分からなかった。


2011-09-29

「とある飛空士への恋歌」読了


一気に読み切りました。感想を書こうと思いましたけど、自分の下手な文章ではこの思いはうまく伝えられないので、個人的に選んだかっこいいシーン、笑えたシーン、泣けたシーンを3つずつ紹介して、感想に代えようと思います。

とりあえず迷うんだったら読んどけ。以下ネタバレ。

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2011-09-18

榊ガンパレ最新巻『5121暗殺』レビュー

そういえば旅行中に、先日購入した「ガンパレード・マーチ 2K 5121暗殺」を読んでいました。ネタバレがあります。

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2011-07-21

STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse レビュー


「STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse」を買ってきました。現在通読中。

この作品は、STEINS;GATEの本編を、牧瀬紅莉栖の視点で描いているものです。内容は本編準拠ですが、出だしがいきなりクライマックスなので、本編未クリアの方は要注意です。

通し番号がついていなかったので1巻完結ものかと思っていたのですが、どうやら続くようです。1巻ではDメールが完成する前までなので、紅莉栖の主観もつながっている(Dメールの影響を受けていない)のですが、今後オカリンがDメールやタイムリープを始めると、世界線をまたいだ紅莉栖の主観は引き継がれないわけで、そこをどうやって処理していくのかが気になっています。

ただ、ストーリーは丁寧すぎるくらい紅莉栖の内心が描かれていて、まさに本編の舞台裏、Reverseといっていい出来です。なぜ紅莉栖がラボを訪ねる気になったのか、言動が奇矯なオカリンと向き合おうとしているのかなど、なかなか説得力のある描かれ方をしていて面白かったです。

ところでこの作者の方の名前に聞き覚えがあったんですけど、この方TRPGのゲームデザインとかリプレイとかされてる人ですよね。ガンパレ関係で見たことあるんでした。