2016-10-09

【ゲーム】ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団 レビュー

クロバラノワルキューレ、1周目をクリアしました!サブイベントもコンプし、トロフィーもあと「難易度Very HardでTrue End」「キメラ10000体撃破」の2つを残すのみ。DLCで強力な防具を購入しているので、2周目クリアは大丈夫でしょう。ただしキメラ撃破の方は…1周目でサブイベント全部クリアしてるのにまだ撃破数2500なんですけどー!?

さて、旅行中にほぼ一気にクリアしたDRPGのレビューです。日本一ソフトウェアすごい。

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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団

公式:ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団|公式サイト|日本一ソフトウェア(音注意)
価格:通常版5,980円、DL版4,762円(税別)
ジャンル:RPG
プラットフォーム:PSV
プレイ時間:65時間

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2016-09-05

【ゲーム】スターオーシャン5 レビュー

結局サブタイの意味は分からなかった。

スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-

公式:スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- | SQUARE ENIX
価格:PS4/PS3版 7,980円+税
ジャンル:RPG
プラットフォーム:PS4/PS3
プレイ時間:143時間

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2016-09-03

【ゲーム】サモンナイト6 レビュー

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果てしなき旅路でしたが無事プラチナ獲得できました。

決してシリーズ最高傑作と言える出来ではありませんでしたが、それでもゲームカタログで黒歴史扱いされているのは納得がいかないので、擁護もかねてレビューをしたいと思います。

サモンナイト6

公式:サモンナイト6│バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
価格:PS4版 7,200円+税(DL版同価格)PS Vita版 6,800円+税(DL版同価格)
ジャンル:ファンタジックシミュレーションRPG
プラットフォーム:PS4/PSV
プレイ時間:150時間

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2016-08-11

【ゲーム】テイルズ オブ ベルセリア 体験版 レビュー

せっかくの休みなのにゲームとたまったアニメの消化で終わった。

テイルズ オブ ベルセリア 体験版

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体験版は、シナリオモードとバトルモードに別れています。

シナリオモード

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今作は△ボタンでロングチャット起動、タッチパッドでメニュー起動になっています。最近はタッチパッドでメニュー画面が開くゲームの方が主流になりつつあるように思いますし、これでいいのでは。

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これがメニュー画面。キャラのイラストがかなり大きく表示されていて華やかですね。テイルズでは珍しいかも。

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コンフィグではマップカメラのスピードや回転方向を設定可能。またショートチャットやバトルチャットをコントローラースピーカーから流すこともできます。作戦は「基本行動」(主にターゲッティング)、「戦術」(使用する術技)、「攻撃・回復」(回復行動の頻度)、「ブラストゲージ」(BG使用の有無・タイミング)、「ブレイクソウル」(BS使用の有無・タイミング)について設定できます。AIも結構賢そう。

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フィールドの先頭キャラは自由に設定可能。TOZで無理だったのは何だったんでしょう。

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敵はシンボルエンカウント。シンボルの速さは敵によって違い、こちらを見つけると後を追う敵、ゆっくり近づく敵、直線的に追いかけるのを繰り返す敵、無視する敵などがいました。同時に複数の敵シンボルと接触すると(写真左)、デンジャラスエンカウントになります。敵が強くなっている?

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ミニマップは画面右上か左上に表示。フィールドにはねこスピ、宝箱、アイテム(おそらくリポップする)があるが、いずれもミニマップには表示されません。開 いた宝箱は表示されるので宝箱回収にはいいかも。その他、TOGのディスカバリーのような、見つけるとチャットが始まるポイントがあります(これは表示さ れます)。□ボタンで表示される大きめのロケーションマップは、フィールドの繋がりなども確認できて良い感じ。

仲間も全員そろっていて、チャットも軽快です。チャットは特定の場所に到達すると自動的に始まるものと、△ボタンで起動するものの2種類。表情差分も多く、 キャラのアニメーションも結構多いので、見てて楽しいですね。1つ1つのチャットは結構長めです。あとアイゼンが意外とロクロウのノリについていけていて びっくりした。

システムはテイルズらしく十分洗練されたもので、特に不満はありませんでした。結構ぎすぎすしたパーティなのかと思いきや、そんなこともなくて安心。といってもストーリーは全部をプレイしてみないと分からないので評価は控えておきます。

バトルモード

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こちらではレアボードが使用可能。R2ボタンを押している間乗れるようになっているのはちょっと面倒くさいし指が疲れる。しかしフィールドはTOZと比較しても特筆すべき美しさ。

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敵味方が詠唱している術の性質や詠唱残り時間などが一目で分かるようになったのはいいこと(キャラに重なって表示されている◇のアイコンがそれです)。

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戦闘終了時にはおなじみの掛け合い。新しいアイテムを取得したときはアイテムの簡単な解説が出たり、スキルをマスターしたときはアナウンスが出たりと、快適な作り。

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バトルは面白かったです。今回も弱点を突いて戦うのが基本っぽいですが、適当にやっていても技が綺麗に繋がるので爽快感があると思います。カメラワークもだいぶ改善されましたし、システムの特性上適度にガードを挟んだ方がいいのですが、ガードをするとカメラの位置がリセットされるので、あまり意識しなくても視界をきちんと保てるのはいいと思います。

戦闘時の情報が多いのと、ガードが□ボタンでなくなったことに慣れるのにちょっと時間がかかりそう。

というわけで、今回も発売を楽しみに待てそうです。

アニメTOZXの方も現在TOB編が始まり、どうTOZに繋がってくるのかわくわくしながら見ています。シアリーズマジいい人。あとみんなライフィセット好きすぎ。


2016-06-05

【ゲーム】いけにえと雪のセツナ レビュー

1周目クリアと同時にプラチナ獲得できると気持ちいいですね。というわけで通算30個目のプラチナトロフィーを獲得しました。プラチナトロフィーを取得するまでにかかった時間(現実時間)は絶対絶望少女に次いで短かったです。

※6/8追記:すみません。2番目に短かったのはシュタインズゲート・ゼロで,これは3番目でした。

いけにえと雪のセツナ

開発:Tokyo RPG Factory
プラットフォーム:PS4/PSV
価格:4800円(税別)

レビュー

ストーリー

雪に閉ざされた世界。その世界の端に存在する村には、一つの風習があった。それは、10年に一度、生け贄を捧げ、世界を魔物たちから守るといういけにえの儀式。

ところが、次の儀式の年を待たずして、魔物の凶暴化が始まってしまう。

村に暮らす少女・セツナ。彼女はいけにえとして、彼女の護衛役になった少女クオン、そして彼女の最後を見守ることを誓った暗殺者・エンドと共に、儀式が行われる最果ての地を目指して旅立つのだった―

90年代のRPGの(特にクロノ・トリガーの)オマージュとして作られたRPGです。ストーリーは短く、またあまり複雑なものではありません。寄り道要素も少ない一本道のゲームですが、サクッとプレイできる軽めのプレイ感覚は、忙しい現代人にこそプレイして欲しい仕上がりになっています。

ただ、あらすじからお分かりの通り、セツナは最終的に生け贄になる運命にあるため、話は常にシリアスです。エンディングも解釈が難しい作品で、人を選ぶ作品のような気がします。いつも言っていますが、僕はゲームに一番求めるものはエンターテイメント性なので、そういう意味では肌に合わない作品でした(※これは個人の感想なので、べつにだから駄作というつもりは毛頭無いです)。

また、マップはほとんどが雪景色であり、そこにピアノのみのBGMが流れるという、独特な雰囲気のゲームでもあります。

キャラクター

パーティキャラは7人です。

それぞれかなり重い過去や正体を抱えており、ゲームのシリアスさに拍車を掛けています。ヨミとキールがコメディリリーフ的なポジションなんですけど、とても笑えるような雰囲気ではないことが多かったです。またサブイベントをこなさないと、彼らが抱えているものの本当の意味は分かりませんので、ぜひサブイベント(最強法石イベント)はこなしてほしいですね。

主人公「エンド」はいわゆる無口キャラで、選択肢でのみ話すルドガー@TOX2の様なキャラです。選択肢によってもストーリーは一切変わらないのですが、かなり両極端な選択肢が準備されていること、また選択のチャンスがかなり多いことから、プレイしていくうちに自然と「自分(プレイヤー)のエンド像」が確立されるようになっていて、没入感があって良かったです。ネタバレになるのでぼかしますが、この没入感こそ制作者がエンドに期待した役割だと思いますので、そういう意味でよくできていたキャラだと思います。

ヒロインのセツナは博愛主義者ですが、それが鼻につくこともなく、また自らパーティの方針を決める力も持っていて、好感の持てるヒロインでした。

戦闘

7人のうち3人をパーティメンバーに選ぶことができます。選ばれなかったキャラにも経験値が半分入ります。レベルによる経験値補正があるため、基本的に適当に育成しても後で簡単に追いつけます。

戦闘はウェイトターン制のバトルが採用されています(FFでいえばATB)。行動順が回ってきた者から、通常攻撃や魔法(この世界ではいわゆる術も技も全て魔法扱い)、連携(複数のキャラの行動を消費して放つ大技)、アイテムなどの行動を取ります。行動順が回った状態でもすぐに行動せず待機することなどで「刹那ゲージ」がたまり、これを行動の際に消費することで、攻撃に様々な付加効果を付けることもできます。

シンボルエンカウントかつシームレスバトルを採用しており、戦闘は非常にスムーズに進みます。敵も味方も火力が高めですし、様々な属性を駆使して戦った方が戦闘報酬も多くなるので、基本的にはバックアタックをかけ(バックアタックに成功すると、刹那ゲージが貯まった状態で戦闘が始まる)、強力な技を刹那ゲージを消費しながら仕掛けて殲滅する、というのが基本です。
ですがシンボルとは言え敵を回避しにくいマップも多かったので、その辺りはどうにかして欲しかったですね。

ボスは一転長期戦になります。90年代らしく、時折かなり強力なボスが突っ込んであったりして気が抜けませんが,戦闘に緊張感があってよかったと思います。ただ隠しボスは理不尽に強く(初手で全滅に追い込むくらいの火力キャラとか)、アンリミテッド(一定確率で行動順がものすごい速さで回ってくるようになる装備品)でごりおしするくらいしかなかったのが残念でした。

とはいえ、バックアタック、刹那システム、短めの戦闘などの要素ががっちりかみ合っていて、コマンドバトル苦手な自分もかなり楽しめたように思います。せっかく位置取りの概念があるのだから、それもうまく絡めれば…いや煩雑になるか…

システム

オーソドックスなRPGで、あまり尖ったシステムはありません。

この世界には「法石」という装備品があり、それを装備することで、魔法を使えるようになります。そしてその魔法の発動時に刹那ゲージを消費すると、一定確率で法石が強化されます。強化はある程度コントロールできますがランダム要素もあるため、同じ名前の法石でも効果が異なる、ということもあります。しかし隠しボス等に挑まない限り、この辺は適当にやっても問題ないようになっています。この辺りのバランス調整は見事。

ただ、90年代のRPGを意識しているせいか、意図的に不自由にされているであろう部分がいくつかありましたね。鍵付の宝箱が全てのマップに用意されていて、終盤で鍵を入手したあとに再度ダンジョン巡りをさせられるとか、宿屋がないとか(宿屋がない理由は攻略本で説明されていましたが、それを踏まえても何とかして欲しかったです。普通に考えて主人公一行は歓待されてしかるべき存在なので、村長宅に泊まるとか、雰囲気を壊さない方法はあったでしょうに)、フィールドでの移動速度が遅いとかです。

もっとも、並行してプレイしていたSO5が、システム的には快適とほど遠い(この辺りはSO5のレビューで書く予定です)こともあり、プレイがイヤになるほどでもありませんでした。許容できるレベルです。

一番気になったのが、ワールドマップが存在しないことですね。終盤飛行船が手に入るのですが、どこに何があるのか手探りで見て回らなければいけませんでした。攻略本がある人は問題ありませんが、そうじゃなかったらかなり不愉快だと思います。世界の広さを演出するにも、世界の狭さを演出するにも、いずれも地図は必須だと思うのですがね…。あと関係ないんですが、「最果ての地」なのになんで世界の中心にあるんだよ!

総評

大傑作!と言えるほどではありませんが、よくできたRPGだと思います。おなじみIvanさんの強いプッシュでプレイさせて頂きましたが、決して後悔しない一品でしたね。この時代に新規タイトルでここまでの作品を送り出したTokyo RPG Factoryに、僕は敬意を表するッ!

さっくりとプレイできるRPGをお求めの方、ちょっと切ない物語に浸ってみたい方におすすめです。これから夏で暑くなるし、雪山や雪原や雪景色を眺めながら涼をとってみては。


2016-05-09

【ゲーム】戦場のヴァルキュリア リマスター レビュー

プラチナ獲得しました。ギネスに掲載されるだけのことはある名作。なんでこのシステムを引き継いだゲームが増えないんだろ?

戦場のヴァルキュリア リマスター

公式:戦場のヴァルキュリア リマスター 公式サイト | SEGA
価格:パッケージ版:4,990円(税抜)
ジャンル:アクティブ・シミュレーションRPG
プラットフォーム:PS4
プレイ時間:45時間

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2016-04-29

【ゲーム】英雄伝説 空の軌跡SC Evolution レビュー

ついに初めてプラチナトロフィーをあきらめることになる作品かと思いましたが、なんだかんだで結局プラチナ。でも面白かったので、言うほど苦行じゃなかったです。まあもうちょっと何とかして欲しい感はありますが。

英雄伝説 空の軌跡SC Evolution

ジャンル:ストーリーRPG
価格:5800円(パッケージ版)・4800円(ダウンロード版)
公式:英雄伝説 空の軌跡 SC Evolution

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2016-03-12

【ゲーム】オーディンスフィア レイヴスラシル レビュー

本日隠しダンジョンをクリアし(面倒くさかったのでSWEETで処理)、通算27個目のプラチナトロフィーを獲得しました。トロフィー難易度が高くないのはすばらしい。

オーディンスフィア レイヴスラシル

開発:ヴァニラウェア
プラットフォーム:PS4/PS3/PSV
価格:7980円(税別)

レビュー

ストーリー

かつて絶大な力を持ちながら、一夜にして滅びた魔法大国バレンタイン。その国の残した魔力の結晶炉コルドロンをめぐって、魔王軍と妖精軍の激しい争いが始まる。それはエリオン大陸に伝わる終焉の予言、その成就の始まりだった。終焉を防ごうとする者、終焉を導こうとする者達の思惑が入り乱れ、世界は混沌と化していく―というストーリー。

基本的にはサイドビューのアクションゲームですが、主人公が5人おり、ストーリーはそれぞれの視点で語られます。時に交錯し、時に対立する5人の視点を通して、終焉に至る大きな流れを描いていく手法は見事。また舞台のような演出が随所に見られ、当時最高峰と言われた美しいグラフィックも相まって、物語に引き込まれること請け合いです。寄り道は全くない一本道ゲームですが、それ自体もストーリーの印象を強めるのに貢献していて、プレイ後も記憶に残る作品と言えるでしょう。

エンディングもまた印象的ですが、これはご自分でお確かめください(ネタバレプレイ日記を付けた本人が言うことじゃないですが)

キャラクター

主人公は5人おり、それぞれレベルやスキルは独立しています。

オリジナル版ではキャラクターごとの差別化があまりなされておらず、またキャラクターによる難易度の開きがかなり大きかったです。しかし今作は、オーソドックスなグウェンドリン、手数は少ないものの一撃が重いコルネリウス、射撃に特化したメルセデス。バーサク化して一気にたたみかけるオズワルド、中距離を保つことで火力が上がるベルベットなどきちんと差別化がなされました。またスキルもそれぞれ全く違うものを覚えるようになったので、キャラクターが変わるたびに新鮮な気持ちでプレイすることが出来ました。

ストーリーがシリアスのため(メルセデス編の前半は除く)、キャラクターも全員シリアスモードです。しかも常時戦いの渦中にあるので、萌えとか惚れとか言ってる暇はない感じですけど、それでも主人公達は非常に魅力的に描かれていました。舞台的な演出も相まって感情移入が必要ない(むしろ第三者的な視点の方が楽しめる)ので問題ないと思います。

中の人もすばらしい演技でした。

システム

オリジナル版では処理落ち、アイテム袋の容量不足、再戦不可などいくつか問題が挙げられていましたが、その辺りの問題点は全て解消され、非常に遊びやすくなっています。アクションゲームなので人を選びますが、難易度をSWEETに変えれば誰でも無理なくクリアできるようになっています(難易度は戦闘にしか影響せず、SWEETでもトロコンまで問題なく可能)ので、苦手な方でもプレイして欲しいですね。

特徴的なシステムとして、食事があります。このゲームでは敵を倒すことで得られる経験値は微量で、レベル上げは食事をすることで行います。食事は経験値になると同時に、体力の回復や体力の最大値の増加などの効果もあるため、積極的に食べていきましょう。料理は60種類以上あり、それぞれに個別のグラフィックが用意されていて非常に力が入っているところはさすがヴァニラウェア。朧村正やプリンセスクラウンが好きだった人にはたまらないのではないでしょうか。

それからコンプリート状態でクリアすると、全てのストーリーを時系列順に見られるシアターモードが追加されたのも嬉しいところ。改めて見直すと伏線をより深く理解できますよ。

システム的にはほぼ不満はないです。ただしゲームをロードすると、いちいち屋根裏部屋に戻ってしまうのがちょっとめんどうだったかな。もっともこのゲームはロードがほとんど必要ないですし、また演出上やむを得ないところもであるので、大した問題ではないです。

総評

名作はリメイクされても名作でした。リメイク商法は好きではないですが、ここまでされたらもはや文句は言えません。僕はアクションゲームはほとんどプレイせず、オリジナル版もグラフィックとストーリーが好きでプレイしていただけですので、ストーリー面ではベタ移植の今作をプレイする理由はなかったんですけど、あのすばらしいストーリーをもう一度味わいたいと思って購入を決意し、その期待は裏切られませんでした。勢い余ってプレイ日記までつけてしまったくらいです。

2Dアクションゲームが好きな方、格闘ゲームが好きな方、ストーリー重視のゲームが好きな方、損はさせませんのでぜひ購入をご検討ください。

次回作は「十三機兵防衛圏」ですかね。こちらも楽しみにしようと思います。


2016-02-28

【ゲーム】サモンナイト6 体験版 レビュー

というわけで、ようやく体験版プレイできました!そういえば体験版配信はシリーズ初ですね。

サモンナイト6 体験版

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体験版は、イベント+バトル+夜会話というおなじみの構成になっています。

イベントシーン

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バトル前のイベント画面。キャラも3Dなので結構表情豊かに動きます。決められたパターンを表示しているだけなのでヌルヌル動くという感じではないですが、バストアップだけでなく全身を使ったアクションもするようになりましたので、紙芝居って感じでもないです。

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ストーリー的には、様子のおかしいルヴァイドがいきなり襲ってきたのでみんなで殴る、というものです。特に説明などはないのでそういうものだと割り切りましょう。なおハサハの出番はこのワンカットだけです。なぜだ!

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イベントは丸ごとスキップが可能です。

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戦闘マップ

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戦闘開始時にはおなじみの画面が表示されます。
ただブレイブオーダーが表示されているのに、自動で先の画面に進んでしまうのは問題。あとでオーダーは見直せますが、手間なんですけど。

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マップでの視点はある程度動かせ、拡大縮小もできますが、自由に変更できるわけではありません。

マップはマス目になっていますが、キャラクターはコントローラーで移動範囲内(青い線で囲まれた部分)を自由に走り回れるようになっています(ただし、どの場所に移動しても、どこかのマス目に属することになる)。高低差の概念はありますが、向きの概念はない模様。

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コマンドは、

  • 攻撃…攻撃範囲内の敵に通常攻撃
  • サモンバースト…3マス以内にいる味方1人と連携することでMPを消費した強力な攻撃
  • 召喚術…いわゆる術。召喚獣は1体につきいくつか術を使うことが出来る
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  • 特殊…武器交換、待機型変更、隣接ユニットと連携移動が出来るコネクト(味方を移動力の消費なく移動させられる)、必殺技、応援、チャージなど
  • アイテム…アイテムの使用
  • 交代…控えユニットと交代させる?
  • システム…バトル情報、オプション、撤退、セーブ、ロード
  • 行動終了

の8つです。自動行動にすることも可能で、その場合は「近くの敵に通常攻撃」「近くの敵に召喚攻撃」「回復召喚と通常攻撃」「憑依召喚と通常攻撃」の4種類が選べます。

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ステータス画面。

基本的はこれまでと同じですか、召喚術については属性ごとに別補正がかかってるっぽいですね。

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スキルはクラスごとに習得できるものが違うようです。クラスによって使えるものが違うのか、それとも一度習得すればどのクラスでも使えるのかは不明。

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特殊技は過去作を元にリファインされている感じ。アティの抜剣覚醒、アメルの豊穣の恵みなどおなじみのスキルもあります。マグナが斧、カイルが爪を装備できるようになっているなどの追加変更も。

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バトル画面。

攻撃を仕掛ける場合は結果が予想されます。ただしクリティカルが出ることもありますが。敵を倒すとスキルポイントが加算されました。

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召喚術の時はムービー演出が入ります。省略は出来ませんでした。

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サモンバーストやサモンアシストの時も演出が入りますが、召喚術の時の使い回しでした。

移動と行動が終わると自動的に次のキャラへ行動順が移ります。

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戦闘終了画面。ランク、獲得経験値とバーム(お金)、アイテム、ブレイブオーダー達成状況が表示されます。ランクはどういう基準で決められているのかは不明(被ダメージ量?)。

夜会話

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戦闘が終わるとおなじみ夜会話に。この曲が流れるとサモンナイトって感じがします。夜会話前にセーブは出来ませんでしたが、これは仕様なのか、それとも体験版だからなのかは不明。

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夜会話中はキャラが口パクします。3Dになると臨場感あるなぁ。クノンさんとはやくおしゃべりしたいお。


というわけで、2回ほどプレイしてみました。1プレイ15分ほどなんで気楽にプレイできますね。とりあえず感想。

  • セーブ&ロードはほとんどなく、ストレスなくプレイできた。Vitaでこのレベルなのはなかなか。
  • イベント画面もあまり違和感はない。ただアティ先生の性格が微妙に原作と違うような感じを受けた。
  • 戦闘では出来ることが非常に多い感じ。体験版だったのでよく分からなかったが、バランス調整が気になる。特にラージュの特殊スキル「シュペル・スレイグ」は最大で6回連続行動できるというむちゃくちゃなスキルなので、バランスブレイカーにならないか心配。またコネクトもリスクがなさ過ぎてバランス悪い気がする。ほぼ常時発動すべきなのに、リングコマンド上デフォルト位置から遠いのも問題。ショートカットが必要かと。
  • 戦闘マップは非常に美しい。5とは比べものにならない。
  • 移動が自由に動けるというのは正直蛇足。プレイヤーの負担が増えるだけのような気がする。ファントム・ブレイブみたいにマス目制を廃止するならともかく。
  • 夜会話は非常にサモンナイトっぽい。3Dになって臨場感もアップした感じがする。5の時みたいに直前でセーブできるようにして欲しいかも。
  • 3Dキャラは,設定画をかなり忠実に再現できていると思う。しかし設定画自体オリジナル版を使い回してくれていれば,飯塚絵が3D化されていたんじゃないかと思うと、なんとなく複雑。

というわけで、キャラゲーとしては悪くはない出来だと言えます。

反面、SRPGとしてはまだ荒削りなところがあると思います。発売までに改善して欲しいところですね。


それはさておき、全然これとは関係のないおまけを。あまりに関係がないので畳みます。

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2016-02-03

【ゲーム】ソフィーのアトリエ~不思議な本の錬金術士~ レビュー

本日隠しボスの魔王を倒し、通算26個目のプラチナトロフィーを獲得しました。1周でトロコンできると気持ちいいね!

ソフィーのアトリエ~不思議な本の錬金術士~

開発:ガスト
プラットフォーム:PS4/PS3/PSV
価格:6800円(PS4通常版・税別)、9800円(PS3限定版・税別)、6000円(DL版・税別)

レビュー

ストーリー

キルヘン・ベルでアトリエを営む錬金術士の少女・ソフィー。人の役に立ちたいと願いながらも、独学での限界を感じていた彼女はある日、錬金術について深い知識を持つしゃべる本・プラフタに出会います。ソフィーはプラフタに教えを請いながら、失われたプラフタの記憶を取り戻すために錬金術の修行を続けるのだが…というストーリー。

今回は前作同様時間制限が廃止され、1つのトロフィーを除いてあとで取り返しの付かなくなる要素はありません。またソフィーの目標はいずれも「錬金術の腕を上げる」というあまり緊急性のないものなので、全体的にいつにもましてゆったりした感があります。そういうわけでメインストーリーについては起伏に乏しいと感じてしまいました。サブキャラがメインストーリーにほぼ絡まないのも問題かと。

一方サブキャラ達にはサブイベントが大量に用意されています。いずれも終盤まで進めることでスチル絵とトロフィーが手に入るので達成感がありますね。フラグの立ち具合もきちんとメモしてくれるので、忘れずストーリーを進められて助かりました。イベント数も半端なく、メインストーリーを普通に進めていると、サブイベントの発生が追いつかないほどです。そんなわけでメインは単調でしたが、全体として退屈に感じることはありませんでした。

ラスボスが珍しく明確な悪役だったのには驚きましたね。

キャラクター

PC9人で4人パーティを組みます。今回のキャラクター達はほぼ全員悩みなどの負の側面を抱えており、ソフィーと一緒に解決していくというストーリーが多かったです。もっともアトリエらしく全体的にのほほんとした感じなので、あまり深刻にはなりませんが…

今回は全員を戦闘に連れて行くことが出来、全員に平等に経験値が入るため、いろんなキャラを使いたい人には朗報かもしれません。どのキャラも個性がありますが、誰を使ってもクリアできないことはないと思いますので愛を注げばいいと思います。僕はソフィー、モニカ、コルネリア、プラフタでほぼ固定してました。だっておっさんとかじゃテンション上がらないし。

ただ、前シリーズのウィルベルさんのように、愛を思いっきり注ごうと思えるほどのキャラがいなかったのは残念でした。あえて言えばモニカが好きですが、ストライクゾーンド真ん中という感じではなかったです(彼女に問題があるわけではなく、完全に趣味の問題です)。眼鏡外すイベントあってもよかったと思うよ!NPCだといつも言っていますが中の人(谷井あすかさん)が好きなパメラあたりがお気に入りです。本屋のエリーゼも良かったけど、これはエリーゼそのものに対する愛というより、「本屋」に対する愛のような気がする。

中の人もよいチョイスで、特に不満はありませんでした。ソフィーもあまり尖っていない、万人受けしそうなキャラに仕上がっていたと思います。

システム

今回は調合が複雑化した印象があります。素材の品質や特性はもちろん、サイズや属性にまで気を回さないといけなくなり、僕のような脳筋プレイヤーには結構面倒な感じがありました。クリア後のやり込み要素とかなら良かったんですが、Normal前提でも終盤のボスはそれなりに強力な装備品を持っていないと話にならないくらい強かったりするので、調合必須でした。

一方、特性の合成のパターン数が増えたため、効果の薄い特性でも重ねて強化することが容易になり、ゲーム中盤から強力なアイテム(主に一撃必殺の付いたテラフラム)ゲーになってしまったりもします。この辺りはもう少しバランス調整が必要かも。これまでの調合のように作成するアイテムの個数を自分で決められないのも残念(ゲームバランス上の問題かもしれませんが)。

最終的に魔王を倒したたうちのソフィーはこんな感じ(他のキャラも武器が違うだけであとは基本的に同じ)。

戦闘は中盤以降はアイテムゲーです。一撃必殺テラフラムがあればザコ戦は全てそれで片付きます。さすがにボスには効きませんが、必殺効果が乗らないだけで普通にクリティカルするので、それなりの装備が準備できていれば苦戦することはありませんでした(難易度はノーマル)。ただし終盤のボスや隠しボスは装備をきちんと強化していること前提のバランスなので、ロロナみたいに完全なアイテムゲーというわけでもありません。

ロロナで指摘した演出の遅さも、戦闘早送りが装備されたことで多少ましになりました。それでもやはり戦闘時間は長めですが、そもそも戦闘回数があまり多いゲームではないので我慢できる範疇かな。

ただ、脇のシステム群についてはいくつか言いたいことが。

カフェで噂を聞くとき、一度聞いた噂を再度聞くときは、その内容を最初から提示して欲しい。どのボスが登場するのか、どのアイテムが採取できるのかのが、受注しないとわからないので、そのたびに攻略本に頼ることになり面倒。

サブイベントの発生地点がわからない。過去作ではマップ上にアイコンが出ていましたが、それが廃止されたため、しらみつぶしにするか、いつもいる場所と違う場所にいるキャラを探すかしかなくなってしまう。マップ上のショートカットが充実しているので、しらみつぶしと言ってもそれほど手間ではないのですが。

ワールドマップ上で新しい採取地が出現しても、一度も行ったことがない場所と既に行ったことがある場所の区別が付かないので、麩食う数カ所が同時に出現すると混乱する。図鑑には行ったところの情報しか載らないのでそれと照合すればわかるのですが、面倒くさい。

この辺りはぜひ次回作で改善して欲しいです。

一方、アイテムや採取地などの情報が図鑑に記録され、互いにリンクしているので芋づる式に必要な情報を引っ張って来やすい、図鑑にキャラクター達のコメントが豊富に記載されていて読んでて面白い(だからこそ既読チェックがほしい)、など、手がかかってるなーと思えるところもありました。

戦闘もかなり複雑化しているので、チュートリアルがもうちょっと充実した方が良いような気がするなぁ。特にスペシャルアタック/ガード周りは最後の魔王戦直前までほとんど理解できず生かせもしませんでした(魔王戦では必須なので理解しましたが)。必殺技がなくなってしまったのもちょっと悲しい。

期限が廃止されてしまったことについては色々意見があると思いますが、個人的には歓迎です。採取地にも気軽に行けますし、イベントが進行しないからとやきもきすることもありません。トロコンの難易度も下がり、自分のようなヌルゲーマーにはありがたい仕様。緊張感がなくなってしまうのは事実ですが、その辺りは緊急感のあるシナリオを準備できれば解決できる問題だと思います(普通のRPGも期限はないですが、緊張感を持たせることは出来ていると思いますし)。

グラフィックについですが、キャラクターモデルはイラストの再現度も高くよかったと思います。もう少し動きのパターンがあればよかったと思わなくもないですが、戦闘中の動きの滑らかさはさすがだと思いました。ダブル絵師でしたが双方のイラストの親和性も高く、クリアするまで忘れていたくらいです。

おなじみクリア後のギャラリーも充実しています。キャストコメントは脇役の方まできっちり収録されていてありがたいです。

総評

色々述べましたが、まとめればやはり良作だったと思います。でも1作目なのに「このシステムでもっと遊びたい!」とまでは思いませんでした。あとプレイ時間が790時間になってましたけど、さすがにそんなにプレイはしてねーよ!(多分PS4メニューに戻ってもプレイ時間がカウントされてるからですかね…)感覚的には70時間~80時間くらいですかね…

プラチナトロフィーの獲得は割と簡単で、魔王撃破のトロフィー以外は比較的容易に到達できると思います。

魔王戦だけは難しかったのでEASYにして挑みました。装備はこんな感じです。(ソフィー以外も武器の名前が違う以外は同じ)見ての通り品質にはあまりこだわっていません。レアな特性もなく、割と再現は簡単かと思います。

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戦術ですが、魔王はHPが減るたびにどんどん強化されるので、序盤に味方をがっつり強化して一気に倒しきります。具体的には、戦闘メンバーにプラフタを入れ、序盤はずっと防御を繰り返し、ゲージを貯めます。300%になったら、プラフタのスペシャルガードを発動。これでボスは回復を封じられるので、あとは通常攻撃などで削り倒すだけです。アイテムカウンターなどがあるので、後半はアイテムを使うのは、ピンチの建て直しにそよ風のアロマを使うときだけにしてください。