2018-02-11
唐突にゲームレビュー。なんで急にプレイして急にレビュー記事を書いているのか、1つ目の理由は最後までこの記事読んでくれたらわかります。2つ目の理由はこのゲームをプレイすればわかる…と思う。
星の欠片の物語、ひとかけら版
プラットフォーム |
PlayStation VR |
|
ジャンル |
VR専用コミュニケーション謎解きアドベンチャーゲーム |
価格 |
2,800円(税込) |
公式 |
『星の欠片の物語、ひとかけら版』 |
プレイ時間 |
1周目:5時間 |
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ストーリー
- 砕けた星の核に一人取り残されてしまった少女は、「他の世界を覗き見る事が出来る装置」を使うプレイヤーと運命の出逢いを果たす。二人は協力して、少女がこの星から脱出するための方法を模索し始める。―という感じです。
本作のヒロイン。(勝手な)通称「のじゃロリ娘」
- みなさんは「脱出ゲーム」というジャンルをご存じでしょうか。主にウェブブラウザでプレイする、昔からあるゲームの一つです。部屋の中にあるアイテムを手に入れたり組み合わせたり、暗号を解いたりしながら、密室からの脱出を目指す(それ以外の目標が設定されていることもありますけど)というゲームですね。yukkun20はこれが大好きです。
- 本作はPSVRを使った脱出ゲームになっています。「ひとかけら版」というサブタイトルの通り、ストーリーの序盤?を切り出したものとなっていますが、ストーリー的にはきちんと完結していますし、「ひとかけら版」であることを逆手に取ったエンディングも用意されているので、ぜひプレイしてください。
- プロローグはこちら。
システム
- PSVRの特性を上手にゲームに転化されたシステムが用意されています。
- ヒロインである少女は、星が砕けた際に知識や経験をすべて持って行かれてしまったので、基本的に謎解きの戦力にはなりません。プレイヤー頼みです。一方プレイヤーは、VRでこの世界をのぞき見ているだけで、実際に存在しているわけではないので、あちらに干渉することは出来ません(設定上、歩き回るのも無理)。よって、プレイヤーの仕事は、状況から次に取るべき行動を考え、それを少女に指示することです。
いかにもなんかありそうな星が頭上を旋回している
- 指示すると言っても、干渉力がない以上声も届きません。幸い少女は、プレイヤーがどこを見ているのかはわかるので、プレイヤーは干渉したいものを見て、それから少女を見ることで、少女に動いてもらうことが出来ます。と言っても少女は思考力がないので、動くと言っても、「持ち運べるものであればプレイヤーのもとに持ってくる」「スイッチがあれば押す」「動きそうなところを動かす」くらいのことしか出来ません。
レバーがあれば引く、ボタンがあれば押す、の精神
- そのためプレイヤーは時々もどかしく思うのですが、「このシステム××だな」ではなく、「少女のちょっとおつむが足りないところカワ(・∀・)イイ!!」の方向へうまく誘導されています。試行錯誤が多くなるゲームなのでもどかしさを感じないわけではありませんが、最近のアプデなどの対応もあり、イライラするようなレベルではありませんでした。
- そのほか、「ものを触れない」「会話できない」「動き回れない」というVRの弱点を演出に昇華しているところはすばらしいと思いました。勇なまVRでも思いましたが、VRゲーはやはり第四の壁を破ってなんぼですね。
- 謎解きも理不尽なものはなく、脱出ゲームとしても楽しめました(リリース時はかなり理不尽な謎もあったようですが、アプデで一部難易度緩和がされたみたいです)。
- ただし作中でいくつか文章を読むことがあるのですが、解像度の都合で極めて読みづらいです(相当努力してなんとか…というレベル)。これはオブジェクトの大きさを大きくすれば解決する問題だと思いますので、どうにかしてほしいですね。
- あと視点の問題でかなり難解な謎がありました(具体的に言うと、箱の裏の件)。ここは攻略サイトに頼ってしまった…。
キャラクター
- 登場するキャラは、スクショに登場している少女だけです(一応)。ツインテ、のじゃロリ(と言っても厳密に言うとのじゃ口調ではない。わしっ娘)、巨乳、チラリズム、エルフ耳と要素てんこ盛りですけど、あまりあざとくなりすぎているわけではなく、好感が持てました。
なんかラフィール殿下っぽさもある
- なにより、一緒に謎を解くことで、不思議と愛着や連帯感が生まれてくるようになっています。プレイヤーとのプライベートな会話があるわけでもないのに、この演出は素直にうまいなーと思いましたね。それだけにエンディングも結構インパクトありました。
- でも、向こうからこちらは見えていないという設定上、こっちがぶつかるくらい近づいても、何のリアクションもないんですよね。演出上仕方ないんですけど、それはちょっと寂しい気がしました。製品版ではキャッキャウフフできるんでしょうか。
戦闘
総評
- 勇なまVR以来PSVRをほとんど使っていなかったんですが、僕が好きなゲームサイト(で取り上げられていたのがきっかけで、プレイしてみることにしました。
- メーカーの「自転車創業」さんは、自分は存じ上げなかったのですが、その筋では結構有名なメーカーさんみたいですね。しかしこれほどのクオリティのVRゲームをいきなり繰り出してくるとは…末恐ろしい。
- とにかく、一度プレイすると、他の人にお勧めせざるを得ない出来になっていましたので(いろんな意味で)、うちのブログでも取り上げさせて頂きました。ゲームの値段はちょっとお高めですけど、VRの可能性を堪能できるいいゲームだと思いますので、脱出ゲーム好き、のじゃロリ好き、VR好きの方はプロローグだけでも見て、雰囲気を感じてみてください。
- トロフィーは4つあり(プラチナなし)、エンディングに到達すれば全部取得できます。
- ちなみに、2/12までに購入すると、アバター、テーマ、サントラ、台本、設定資料集などが特典としてついてきますので、急いで本日取り上げさせてもらいました。
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2017-10-29
これまでプレイしたPSVRゲームの中で最高の出来です!
V!勇者のくせになまいきだR
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2017-10-14
PSVR届きました!早速セットアップしてサイバーダンガンロンパプレイしてみましたけど、半端ねー出来でした。未来ってすぐ側にあったんですね。霧切さん、朝日奈さん、腐川さんがあんなにリアルに、しかもかわいく作られているとは、あと2人いたような気がするけど忘れた。あとモノクマ意外とでかいな…正直ゲームだとマスコット的な印象でしたけど、あの大きさで刃物もたれたらリアルに怖い。
しかしそのほかにVRを生かしてプレイしたいゲームがないんですよね。僕はアクションとかFPSとか興味ないので…。
…というわけでVRのレビューもしたいんですが、約束通り今日はこちら。
Kingdom Hearts 0.2 Birth by Sleep: A Fragmentary Passage
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ストーリー
- ゼアノートに対抗するため、イェン=シッドは王様たちに、行方不明になっているキーブレード使い―テラ、アクア、ヴェントゥスの捜索を指示する。そのうち居場所がある程度分かっているのはアクアのみ。王様は、かつて闇の世界でアクアと出会った時のことを語り始めた―
- ということで、時間軸的には3Dの直後ですが、実質的にはKH1の裏側を描くショートエピソードになっています。ミッキーが闇の世界でなにをしていたのか、どうしてアクアと出会い、その後別れるに至ったのかが描かれています。
- もちろんKH1の時には考えられていなかった後付けエピソードだと思いますが、短い中できれいにまとまっていて良かったです。いつものKHのように難解な部分もほとんどなく、シリーズファンならすんなり受け入れられるのではないでしょうか。また「いつも上着をきちんと着ている王様が、なぜKH1のラストシーンでは上半身裸だったのか」というマニアックなネタも回収されてますよ。
システム
- いつものといえばいつものアクションRPGです。もっともこちらは同梱の3DHDと違って、KH3の体験版という側面が強いため、出来ることにはかなり縛りがあります。具体的に言うと、アビリティの付け替え、装備(武器)の変更、ジミニーメモ的なものはありません。
- その直前にプレイしていたのがゼルダだったので余計そう思うのですが、今回も操作性はあまりいいとは言えませんでした。KHは段差のある狭い足場を移動することが多いのですが、移動速度やカメラの向きを調節しないと踏み外したりジャンプの幅を誤ったりして転落事故が起きること多数。まあyukkun20の操作が下手なんだろ!と言われればそれまでなんですけど、割と低レベルでクリティカルのラスボスを倒せる程度の腕は持ってるはずなので、一概に操作能力だけの問題でも無い…と思いたいです。まあ3周目をする頃には慣れたので一時的なものかもしれません。
キャラクター
- アクアはいいキャラになりましたね。BbSの頃は、ツンツンしている感じがあってあんまり魅力的なキャラクターとは思いませんでした。でも今回の造形は結構かわいい感じになってますし、人間らしい弱さや女性らしい愛らしさも見せてくれたりしましたので、豊口さんのすばらしい演技と相まって愛せるようになりました。まあyukkun20はカイリ派ですが(え
- 戦闘時にはゲストとして王様が参加してくれます。今回の王様はバトルでも結構おいしい役回りで、いつも以上に一緒に戦っている感がありましたね。まさかアクアと王様が協力攻撃を決める日が来るとは。
- 今回は脇役だったイェン=シッド、グーフィー、ドナルドくらいしかディズニーキャラは登場しませんでした(回想シーンは別)。まあ闇の世界という設定上仕方がないところではあります。
- 今回は51ある課題(「チャレンジ」)をこなすことで手に入るアイテムを使って、アクアのビジュアルを変更することができます(いわゆる着せ替え機能)…なのですが、ビジュアルアイテムはあまりお洒落とは言えず(ロボ的な何かとか、天使的な何かとか、世界観にそぐわないものが多い)、正直なにも装着しない造形がいいこともあっていまいちでした。おそらくこれもKH3に向けたテストでしょうから、KH3ではもう少し世界観にあったアイテムを準備してもらいたいです。
戦闘
- 今回の戦闘はとても面白かったです。3Dと比べてもかなり良かった。
- 特に良かったのはやはり強力なボス戦です。高難易度のボスはもちろん、低難易度でもノーダメージ撃破(トロコンに必要)を狙ったり、隠しボスを倒そうとしたりすると、かなり練習が必要になります…が、それが楽しい。難易度クリティカルのラスボス(これもトロコンに必要)に至っては、それまでレベル上げを大してせずに挑んだせいか、10回以上やられましたが、最終的にはほぼノーダメで倒せたので満足しています。
- それにPS4の能力を生かしたバトルは非常に迫力がありました。たとえばラスボスは、シャドウが無数に集まって蛇状になっているのですが、すべてのシャドウが色々な動きをしているのに、全く処理落ちをすることなく滑らかに、しかも素早くアクションするのには驚きました。スクエニの開発力も凄いんでしょうけど、PS4にここまでのポテンシャルがあるとは。
総評
- KH3に向けた期待を大いに高める良い作品でした。プレイしていなくても、「KH1と同じ時間軸において、闇の世界でアクアとミッキーが一度出会っている」ということを知っていればKH3のプレイには支障ないと思いますが、KH3のプレイを計画している方にはぜひプレイしていただきたいですね。
- 1周目はスタンダードでじっくりとクリア、2周目はビギナーで隠しボスを倒しレベルも80まで上げてクリア、3周目はクリティカルでザコ戦はほぼ省略してクリア、と進めましたが、15時間程度でトロコンできました。ただし今作にはプラチナトロフィーはないのでそこは要注意です。
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2017-10-13
KH0.2トロコンしました。クリティカルのラスボスはなかなか苦労しました。結局エリクサーがぶ飲みのシュートロック連発で殲滅。しかしあのレベルの動きをするキャラをあれだけの美しさで描出できるとか、PS4もスクエニの開発力もやっぱり凄い。
そちらのゲームは明日レビューするとして、今日はこちらを。
KINGDOM HEARTS χ Back Cover
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レビュー
- スマホゲー「キングダムハーツ アンチェインド キー」(以下「KHUχ」を予知者たちの視点で描いた映像作品です。思った以上に尺があったので驚かされました。
- 僕はKHUχはプレイしたことがないしストーリーも知りませんが、そちらを知らなくても大丈夫…ではないですね。正直どういう話なのかはよく分からなかったので、用語辞典Wikiにお世話になって何とか理解しました。
- とはいえ、内容は面白かったです。かつての同士であるキーブレードマスターたちがいかにして疑心暗鬼になり対立していったのかがなかなかリアリティある感じで描かれていました。映像もきれいですしアクションも面白く、KH3DやKH3への伏線など、KHUχを知らなくてもシリーズファンならぜひ見ておくべき作品だと想います。
- 全員仮面を付けてるので、その下の素顔が気になりますね。現在の時間軸ではルシュ以外は死んでいる可能性が高いと思いますけど、どうなんでしょう。すでに出ているキャラで、出自が明らかでなく、頭数がそろっているとなると、ⅩⅢ機関のメンツ(特に番号が下の方の面々)あたりが怪しいでしょうか。
- またルシュのもつ黒い箱の中身、ルシュのキーブレードが正統後継者ではないゼアノートに渡っている理由、裏切り者の正体、マスターオブマスターの意図など謎も増えてしまいました。特にマスターオブマスターは心強い味方のようにも見えますが、シリーズのラスボスでもおかしくないポジションでもあるので(CV杉田だし)、正体が気になりますね。
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2017-10-09
剣の試練、見事極位をクリアしました!これでこのゲームは極めたと言ってもいいのではないでしょうか。え?マスターモード?何それおいしいの?
というわけでレビューです。これまでプレイをしたゲームの中でも間違いなく最上位に位置するすばらしいゲーム。これが任天堂の底力か…。Switch買って良かった。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
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ストーリー
- 大厄災により、ハイラル王国が滅んでから100年―とある祠で眠りについていたリンクは、永い眠りから目覚める。眠る前の記憶を失っていた彼は、彼に呼びかける声に従い、大厄災の謎を解き、記憶を取り戻すために旅立つ―
- というわけですが、ゼルダらしくストーリーの味付けは薄めです。というのも、序盤のチュートリアルを終わらせれば、その後ゲームをクリアするまでに必要なフラグは存在せず、いきなりラスボスに挑むことすら可能だからです。
- とはいえいきなり挑んで倒せるほどラスボスも弱くありませんから、基本的には世界を回りながら自分を鍛えていくのがいいでしょう。このゲームでは「ハート(体力)」「がんばりゲージ(スタミナ)」「装備」のそれぞれを鍛えることでキャラが強化されますが(それ以外のキャラステータスは存在しない)、一番戦局を左右するのはプレイヤーの「技量」です。これら4つの要素が、世界を回るうちに自然と鍛えられるようになっています。
- もちろん、薄味だからと行ってメインストーリーが残念というわけでもありません。合間合間に挟まれるメインストーリーも、分かりやすくかつ味があるものです。主人公は過去の記憶を失っており、それも世界を巡るうちに少しずつ思い出せてくるのですが、その体験自体がプレイヤーである自分とも重ね合わせることが出来るので、自然と没頭できます。またミファーとのイベントは涙なくしては見られませんでした。今作のヒロインはゼルダ姫じゃなくてミファーだと強く主張したい!もっと出番を!
システム
- RPGだと、冒険の途中で入手するアイテムによって行動範囲が次第に広がっていく、のが普通だと思います。しかし今作は、行動範囲を広げるアイテムはすべてチュートリアルで手に入り、その後性能が上がったり、それを補助するスキルを習得したりはするものの、基本的にはそれで終わりです。よってそのままラスボスに挑戦することも可能です。特にフィールド上で見える場所のほぼ全てに実際に行くことが出来るということのなんと気持ちのいいことか。
- このゲームで最もすばらしかったのがやはり物理エンジンでしょうか。もちろんリンクは現実にいたら超人のたぐいですが、それでもあくまで通常の物理法則の中で、通常の人間(のちょっと延長線上)で動くことが出来るため、動きに理不尽さがないです。たとえばKHだと主人公は普通の人間にはあり得ない挙動をするわけで、それがプレイヤーのやりたいこととうまくかみ合わなかったりするのですが(それがダメって言っているわけじゃないです。ゲームの特性によります)、このゲームはそういうこともなく、何かアクションに失敗しても、それを自己責任として受け止められるだけのよさがありました。
- その物理エンジンを生かした自由度の高さもすばらしいです。各地には「祠」と呼ばれる簡易なダンジョンがあり、その多くではゼルダらしい謎解きを楽しむことができますが、それについても解法がいくつも用意されており、開発陣ですら思いつかなかった解法が見つかったりもしています。川を渡るにしても、泳いだっていいですし、アイスメーカーというアイテムを使って氷の足場を組んだっていいですし、川岸でたき火を燃やして上昇気流を発生させ、それに乗って滑空してもいいですし、なんでもできます。
- ストーリー上は大ざっぱな進行方向しか示してくれないのですが、フィールドには気になるものや気になる建物、気になるアイテムが随所に配置されていて、そこへ行くとまた次の気になるものが見つかる、という繰り返しですので旅が単調になるということがありませんでした。
- そのほか、サブイベント、祠探し、コログ探し、各地の強敵撃破、高難易度のマスターモードなどやり込みの量も多く、とことんまでこの世界観を楽しむことが可能です。
キャラクター
- PCキャラはもちろんリンクだけです。
- そのほか、オープンワールドだけ会って多くの人が生活していますが、その人達も時間帯によって色々な行動を取っています。プルアちゃんの挨拶が時間帯によって変わるのは笑った。
- また物語に絡んでくるキャラや回想シーンに出てくるキャラたちも、みんな気持ちの良い人たちばかりで、自然とこの世界に愛着が持てるようになっています。
- ラスボスはメインシナリオにはあまり絡んでこないのですが、とある理由からプレイヤーになんとしてでも倒さなければと思わせる仕様になっていて、撃破した時のカタルシスも相当なものでした。やっぱりぽっと出のラスボスではこの快感は味わえませんからね。
戦闘
- 敵はフィールド上に配置されており、シームレスで戦闘になります。
- 配置されていると言いましたが、彼らもこの世界で生活しています。狩りをしたり、料理したり、眠ったり。眠っているところをこっそり忍び込んで武器をあらかじめ盗み、素手になったところでボコったり、近くの山から爆弾を転がし、それを見つけて近寄ってきたところで爆破したり、見張りに見つからないようこっそり近づいて弓を打ち込んだり、戦略にも影響します。高所を取れば、上から弓を撃ったり爆弾を投げつけたり、飛び降りながらヘッドショットをしたりと戦闘を有利に運べますから、位置取りも重要な要素になっています。
- 敵の種類はそれほど多くないのですが、位置取りや同時に出現する数、所持する武器やアクションなどにバリエーションが多く、これも単調にはならないように工夫されています。
- 武器は手持ち武器と弓矢がありますが、どちらも消耗品で、使っているうちに壊れてしまいます。でもフィールドで拾ったり敵から奪ったり宝箱を開けたりと、入手方法が豊富なので気にせずいきましょう。強い武器はいざというときのために温存しておくというのもありです。
総評
- とにかくすばらしいゲーム体験でした。今までプレイしたゲームの中でも五指に入るほどの傑作で、これをプレイできただけでSwitchを購入したかいがあったと断言できます。購入してから約2ヶ月、毎日ぶっ続けでプレイし続けたのも初めての経験でした。
- さっき極めたって言っちゃいましたけど、他人のプレイ動画などを見てみると、未だに知らないテクニックや場所がたくさんあり、本当に驚かされます。僕自身150時間プレイしたのに未だに見たことがない生物や食べたことがない料理があったりするくらい奥が深いゲームです。
- ほとんど非の打ち所のないゲームですが、最後にちょっとだけ気になったところを。
- 武器や弓の入れ替えが面倒です。入れ替えがあること自体については肯定的に評価しましたが、入れ替えのためにいちいちメニューを開かないと行けないのは煩雑です。武器はショートカットから投げればいいですけど、弓盾はどうしようもないですからね。そもそもメニュー自体も、膨大なアイテムが横方向に(整理されているとは言え)並べられるため、アイテムが増えてくると目当てのアイテムに辿り着くまでが少々面倒でした。
- ダンジョンで見られる3Dミニマップはやはり見づらかったです。といってもこれ以上どうしようもない気がするので仕方ないかも。
- 時間の概念があるため、たき火や宿屋などで任意の時間にすることが可能です。と言っても「朝」「昼」「夜」という区分しかないため、場合によっては(たとえば深夜にしたいなど)待つ時間が長くなることも、もう1つ2つ区分をもうけてほしかったのが正直なところです。最もこのゲームで時間を調節する必要があるシーンは少ないですが。
- というわけで、ほぼ20年ぶりのゼルダ、楽しませて頂きました。今冬公開予定のDLCも楽しみにしています!
購入予定リスト
- 2016/7 イースVIII -Lacrimosa of DANA-[PS4] 検討中
- 2017/10 LOST SPHEAR[NS/PS4] 検討中
- 2017/12 ゼノブレイド2[NS] 予約済み
- 2017/12 リディー&スールのアトリエ[PS4] 予約済み
- 2017 ANONYMOUS;CODE[PS4] 購入予定
- 2018/春 STEINS;GATE ELITE[PS4] 購入予定
- 2018 Kingdom Hearts Ⅲ[PS4] 購入予定
- 2018 OCTOPATH TRAVELER[NS] 検討中
- 2018 十三機兵防衛圏[PS4] 購入予定
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2017-10-04
今さらながら、リアルなレトロRPGってほとんど遊んだことないや。
project OCTOPATH TRAVELER Demo Ver
《公式サイト》
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ストーリー
- 製品版は主人公が8人いるようですが、体験版ではそのうち「剣士オルベリク」「踊り子プリムロゼ」編の序盤(最初のボスを倒すまで)をプレイすることができます。またクリア後もサブイベントをいくつかプレイできます。
- オルベリクもプリムロゼも非常に重い宿命を背負っています。展開もシリアスでギャグやネタはほとんどありませんが、それでもストーリーは面白く、先が気になる作りになっています。二人とも幸せになってほしいですね。
- 体験版のプレイ時間は各編1時間ずつ、サブイベントやエクストラダンジョンまでプレイするならプラス1時間ほどでした。
- シナリオはパートボイスです。重要なシーンはフルボイス、そうでないシーンは相づちやかけ声だけという最近よくあるアレです。
システム
- フィールド画面は独特で、立体的に描かれたマップを、ドット絵の2次元キャラが動き回っています。説明しづらいので、上にあるPVをご覧ください。独特な雰囲気ですが、レトロ感があり、かつ新鮮みもあり、面白い試みだと思います。
- 意図的なものだと思いますが、フィールドはキャラクターを中心とした狭い範囲しかはっきりとは見えず、周辺はぼんやりと、あるいは影に隠れるように描かれます。そのため視界は狭めです。特に洞窟などのダンジョンでは顕著です。そのため段差や壁に引っかかったりすることが多く、ちょっと気になりました。また隠し通路もありますがノーヒントのものも多く、その辺りもう少し分かりやすいマップにしてもよかったのではないかと思います。こういうこというとゆとり乙って言われるんだけど。
- また各主人公はそれぞれ特殊な能力を持っています。たとえば「オルベリク」はNPCに一対一の勝負を挑み、勝利すればアイテムなどをもらうことが出来ます。「プリムロゼ」はNPCを誘惑し、旅に同行させることができます(戦闘に参加させることも可能)。この能力はシナリオにも影響します。たとえばサブシナリオで、店に対して嫌がらせをしているゴロツキがいて、その解決を依頼されるシーンがあります。オルベリク流に解決するのであれば、そのゴロツキの背後にいる黒幕を捜し出し、勝負でぶちのめすことになるでしょう。プリムロゼ流に解決するのであれば、そのゴロツキがなぜ荒れているかを聞き出し、その彼をなだめてくれる人物を誘惑して連れてくることが出来るでしょう。解決方法により解決後の展開も少し変化するので、自由度を高く見せるのに成功していました。
キャラクター
- 前述したとおりどちらの主人公も背景が重いのですが、しかし好感の持てる主人公達で、自然と応援したくなります。このゲームはTRPG的な要素を踏まえているらしく、まさに主人公=プレイヤーという扱いをしているので、主人公に感情移入できるかどうかは大事なことだと思います。
- プリムロゼの声(桑島法子さん)いいよね。彼女のシリアス声はこう胸にグッと刺さります。
戦闘
- コマンドバトル方式で、ブレブリーシステムに近い感じになっています。コマンドは基本的に「たたかう」(通常攻撃)「技」「アイテム」「防御」から選ぶことになります。
- 通常攻撃や技には属性が設定されています。敵には1~3つの弱点属性とガード能力が設定されており、弱点属性をガード能力に設定された回数分当てることで、ブレイク状態にすることができます。ブレイク状態になるとその敵はそのターンと次のターン行動不能になり、防御力も大幅に低下します。
- また味方キャラはターンごとにBPが1ポイントずつたまっていき、それを消費することで戦闘を有利に進めることができます。BPを消費すると、通常攻撃であれば連続攻撃を繰り出すことができますし、技であれば威力を上げ、防御であればダメージを大きく減衰することができます。ガード能力が高い敵であれば、通常攻撃を強化して一気にガードを削り、防御力が高い敵であれば、ブレイク状態にした後で、BPをつぎ込んだ高威力の技で一気に仕留める、といった戦略が可能です。
- ブレイブリーでは防御しないとBPが貯まりませんでしたが、こちらは自然に貯まるので気楽ですね。各キャラ2~3の属性攻撃を持っているようなので、敵の弱点を突くためにパーティを入れ替えていく、といったこともできるようになるのかもしれません。またリザルト画面でいちいち職業が表示されるのもちょっと気になってます。もしかすると転職システムとかあるのかな?
総評
- 思った以上にやり応えのある感じにまとまっていました。とはいえセーブポイントも多いですし、ダンジョンもさほど広くはないので、歯ごたえが強すぎて疲れそうという感じではないです。
- だからといって難易度が低いわけではなく、ボスは適正レベルで挑めば結構苦戦するようになっていますし、オルベリクが挑めるNPCの中にも、時々とんでもない強者が混じっていたりしますので、歯ごたえのある戦闘も楽しめるところです。
- これがPS4のゲームだと、「8人主人公とかトロコン死ぬほど大変そうだから様子見るか…」となるところですが、NSだとその心配も無いですし、とりあえずこちらは購入する方向で考えようと思います。
- しかし今後の購入予定ゲームはアトリエ以外シリアスストーリーが多いですね。もう少しノリの軽いゲームもプレイしていきたいところです。ディスガイア5とかか。
購入予定リスト
- 2016/7 イースVIII -Lacrimosa of DANA-[PS4] 検討中
- 2017/10 LOST SPHEAR[NS/PS4] 検討中
- 2017/12 ゼノブレイド2[NS] 予約済み
- 2017/12 リディー&スールのアトリエ[PS4] 予約済み
- 2017 ANONYMOUS;CODE[PS4] 購入予定
- 2018/春 STEINS;GATE ELITE[PS4] 購入予定
- 2018 Kingdom Hearts Ⅲ[PS4] 購入予定
- 2018 OCTOPATH TRAVELER[NS] 検討中
- 2018 十三機兵防衛圏[PS4] 購入予定
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2017-10-01
ラジヒスも終盤に入りました。リメイク版で追加された裏ボスも倒しましたし、あとは消化試合かなー。
そんなわけで時間が出来たので、LOST SPHEARの体験版をプレイしてみました。ちなみにOCTOPATH TRAVELERの体験版もDL済みです。
LOST SPHEAR Demo
《公式サイト》
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2017-09-30
ついにゼルダ、達成率100%になりました!もちろん祠もチャレンジも大型モンスター退治もすべて完了してます。残るはDLCの「剣の試練」のみ。もうちょっとだけ続きます。
こちらも遂にプラチナ取れました。
GOD WARS ~時をこえて~
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ストーリー
- かつてのこの国―瑞穂の国では、富士、出雲、日向の三国が栄えていた。しかし技術が発達し、人々が自然を破壊し始めると古の神々の怒りが国々を揺るがすようになった。富士の女王ツクヨミは、神々の怒りを静めるため次女サクヤを富士の火口にいけにえとして捧げ、三女カグヤを幽閉して姿を消す。それから13年後、カグヤは幼馴染みの青年キンタロウにより助け出される。二人はツクヨミの真意を知るため旅立ったのだった、
- というストーリーです。古代日本というかなり珍しい世界を舞台にして、日本神話とおとぎ話の登場人物達を通して、日本の黎明期を描くという物語です。
- メインストーリーは珍しい題材を扱っているだけあり、先が見えない展開でなかなか面白かったです。とはいえ、日本神話を知っている人に取ってはその後の展開が読みやすく、知らない人に取っては終盤の展開が唐突に感じられたかもしれません。もっとも、日本神話を完全に逸脱するでもなく、それでいておとぎ話の主人公というだれもが知っているキャラを組み込むことでオリジナリティも確保していて、なかなかよかったのではないかと思います。
システム
- ADVパートとSLGパートを繰り返す、SRPGではおなじみのシステムです。
- ADVパートのうち、重要なシーンはアニメーションで表示されます。といっても普通のアニメではなく、動くマンガといった感じです。緊迫感のあるシーンで使用されることが多かったですが、量も少なく、ちょっと中途半端な感じがしました。クオリティ自体は決して悪くなかったです。
- その他のシーンは普通にバストアップキャラが表示されるおなじみの形式です。背景でSDキャラが動くので分かりやすさもあります。フルボイスで特に不満は無いです。ただ若干一名、異常に中の人の演技のクオリティが低いキャラがいて…。これ各所でいわれてますけど、出番すごく少ないのに、ものすごく耳に残る(悪い意味で)声だったんです。プロの声優さんじゃないみたいなんですけどどういう判断?
- そのほか、ショップやフリーバトルなど、システム的にはオーソドックスな作りです。特徴的なのは後で述べる、戦闘システムと育成システムですね。
キャラクター
- 登場人物は20人ほど。あまり尖ったキャラもいません(ロリキャラすらいない)が、シナリオが終始シリアスなのでこれでよかったのかも。
- ただ、各キャラクターについてもう少し掘り下げてほしかったというのが正直なところ。キャラクターの中には、旅に同行している理由が弱く、加入後にはほとんど出番のないキャラもいます。パーティ人数も少ないので、もっとキャラクターの説明にリソースを割いてほしかったです。サブキャラに焦点を当てたDLCは面白かったですからね。
- あと、キャラデザは賛否両論かも。これは個人的な好みですが、せっかく古代日本を舞台にしているのに、デザインがそれに合ってない気がします。特に女性陣の衣装は布面積が少なすぎませんかね?そういうのも嫌いじゃないけど、このゲームにはちょっと。
戦闘
- ターン制ですが、1つのターンの中で、敵味方が入り乱れて俊敏力の順番に動きます。個人的にはこのシステムはなかなかよかったのではないかと思っています。完全に俊敏力で行動順を決めると素早いキャラ無双になっちゃいますし、かといって敵味方を分けたターン制にすると、どうしても先に動ける味方の方が強くなっちゃいますからね(もっとも、それはそれで面白いのですが)。
- 特徴的なシステムとして、けがれ(いわゆるヘイトシステム)があります。敵キャラは穢れの高いキャラを優先して狙ってきますし、穢れを上下させるスキルもいくつかあるので、術師の穢れを下げて守ったり、囮キャラの穢れを上げて攻撃を集中させたりして戦場をコントロールしていきます。
- 難易度は「簡単」「普通」「難しい」の3つから選択できます。「難しい」でプレイしましたけど、かなり歯ごたえのある難易度でした(普通のSRPGに比べると味方の火力が低いため、攻撃を集中させることと、状態異常で足止めすることが非常に重要です)。フリーバトルもしっかりこなし、敵より高いレベルで挑んでも、職業や戦略を的確に選ばないと失敗することもありました。特にボス戦はかなりの歯ごたえで、難易度の高いSRPGをプレイしたい方にはかなりおすすめできます。
- このゲームで一番良かったのが、ユニット育成です。各キャラクターは「主職業」「副職業」「固有職業」の3つを設定することができます。戦闘画面で行動すると、行動に応じてそれぞれの職業にJPというポイントが入り、そのポイントを消費して、職業ごとにスキルを覚えていくことが出来ます。基本的にスキルはその職業に就いている間しか使えないため、職業をどう組み合わせるかによってユニットを差別化しています。ユニットごとにパラメーターのばらつきはあるのですが、それより職業によるパラメーター補正の方が大きいので、好きなキャラを好きなように育てることが出来ますよ。
戦闘から帰ってきて、JPを振り分けながら使えそうなスキルを覚えさせ、職業レベルを上げてさらなる上級職に変えていく…という繰り返しがたまらなく面白い。ただ、フリーバトルをがっちりやっていると、最終章あたりで育成が終了してしまい、そこから若干モチベーションが下がっちゃいました。まあこれはしかたない。
- スキルの数が増えると、戦闘時に選択するのが結構手間でした。一応「履歴」というタブがあるのですが、あまり使いやすいとは言えず。スキルは上位互換のものが存在することもあるので、使用しないスキルを非表示にする機能がほしかったですね。あとスキル演出が地味。
総評
- ということで、まだ改善すべきところはありましたが、このご時世に上質なSRPGが出てきたことは非常に高く評価したいです。サモンナイト6以降本当にSRPGなかったですから…。特に各近年では珍しい、硬派で骨太なSRPGでした。SRPG好きには満足できる出来だと思います。
- スタッフの方々も、ユーザーからの声を反映させようとがんばってくださっていたのが公式Twitterなどからもわかりましたので、今後出るDLCや次回作にも期待したいです。
- 残念だったところとして、バグが多かった点が上げられます。フリーバトル終了時にフリーズするバグはなかなか直りませんでした。またアプデで修正された後も、即死攻撃で2度ほどフリーズしました(ど戦闘不能回避できるキャラに即死攻撃を繰り出すとフリーズする確率が高い気がする)。戦闘中でもいつでもセーブできるので、こまめにセーブすればどうにかなりますが…。
- プラチナトロフィーの難易度は高くありませんが、最初から意識してプレイしていないと面倒な要素がいくつかあるので、トロフィーコンプ派は攻略サイトを参考にした方がよさそうです。僕が参考にしたサイトを掲載しておきます。
ユニット雑感
本作の主人公。ほぼ必須出撃なのでぜひ育てましょう。普通に育成するのであれば術師寄りの性能なのですが、「戦姫の才」のおかげでステータスがひとりだけ飛び抜けて高いので、きっちり育成するのであれば物理寄りにするのがよさそうです。というか長距離攻撃と状態異常予防が使える戦乙女の性能も破格です。俊敏力も高いため、巫女の回復スキルも有効に活用できます。
本作の裏の主人公。こちらも必須出撃(ただストーリー上の必然性がない上に、出撃人数は最大で6枠なので、そのうち2枠が埋まるのはどうかと思う)。主に敵を引き付ける囮役として運用。職業が「剛力士」と「神楽司」になっているのは特に意味は無く、他にいない職業を引き受けてくれただけです。「八方仁術」で戦闘開始直後に味方のMPを充填するのが鉄板戦術。また味方全員の状態異常を防止する奥義はボス戦でのキーになります。復活スキルを持っているのは彼だけなので、うっかり死なせないように注意。
多分どこかで交代させるだろうな…と思いつつ最後まで使ってしまったバニーガール。ちなみに皮を剥がれるシーンはないです。見ての通りの移動力特化型で、フィールドを走り回ってつずらや埋もれた宝を回収して回るお仕事です。ただし弩は射程も長く攻撃力も高いので、火力も決して低くはないです。移動に専念したい時は影跳びで事実上のダブルムーブ、敵に襲われたくなければ木の葉隠れ、敵が弱ければ闇討ちと、忍とのシナジーが最高でした。
胸当てのデザインどうにかならなかったんですかね?の踊り子。種田さんが中の人だったので使ってた感ある。言霊司はステータス補正のためだけで、攻撃は春秋司のスキルで頑張る型。特に「黄泉送りの時術」はレベル10まで鍛えると敵に「1ターン後に即死」を付与できますが、実際には付与されたキャラのターンが回ってきた瞬間に死亡するため、事実上の即死技と変わらない強力なスキル。正直これ一本で戦えますが、時々即死無効の敵がいるのでそういうときは言霊司でバステを振りまくか、固有スキルの踊りでバフをまきましょう。
一番のお気に入りである不思議な海のお姉さん。ほぼ唯一の術師キャラ。高い法術攻撃から繰り出す範囲攻撃で敵を焼き尽くしたいところ。…が、俊敏力がほどほどの高さ(敵味方の真ん中辺で行動することが多い)なので、カグヤの手が回らない時は回復に回ってました(ただし火力が大分犠牲になるので長期戦覚悟)。主職業は風水司の方が火力が高くて良かったかも。本人が止まると回復に問題が起こるため、「状態異常回復」はあると便利。
長らくキンタロウが暖めていた物理攻撃枠を中盤でかっさらった出来る男。無口キャラなのにストーリーでの活躍も半端なく、キンタロウの立場が本当にない。二刀流は思ったほどの火力は出ませんが、剣は終盤で強力な追加効果の付いたものが入手できますので、最終的には輝けます。要するに中盤まではあえて選ぶ意味は無いです。スキルは基本的に益荒男の各種攻撃スキルと、剛力士の大地裂斬で大体OK。鉄壁が使えるので危ない時は前線で壁になることも可能。固有スキルも状態異常を治癒したり、敵を即死させたりといろいろ小回り利きます。移動力も自分で上げられるので、前線に遅れることもないです。
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2017-06-24
Switch届きました。明日届くって話だったのに嬉しい誤算。さすが任天堂! Amazonにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
…というわけで、さっさとこちらはクリアで。
KINGDOM HEARTS Dream Drop Distance HD
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ストーリー
- ゼアノートの暗躍を危惧するイェン=シッドは、世界を救ったソラとリクに、キーブレードマスターとして承認するための試験を受けるよう勧める。それは未だ眠りに閉ざされたままの世界に存在する7つの眠りの鍵穴を開放し、世界を目覚めさせるというもの。かくして二人はそれぞれ世界をめぐる旅に出かけていく。その先に待っているものも知らずに―
- というストーリーです。正直メインストーリーは最初と最後だけで、後はいつも通りディズニー映画の世界をモチーフにした世界で、映画をモチーフにしたストーリーが展開されます。
- 今回メインストーリーは面白く、また多くの謎が明かされる興味深い内容でした。僕のように3DS版をプレイしていない人間にとって、ここでプレイできたのはありがたかったです。KHのストーリーは全体的に難解ですが、今作はあまりわかりにくいところもなくてよかったのではないかと(まあ時間移動が絡んでくるので考え始めると袋小路なんですが)。
- 反面ディズニー世界でのエピソードは説明不足のものが多く、映画を視聴していないと正直意味が分からないと思います。ぼく自身、ザ・グリッドは元ネタを知らないのでさっぱりでした。ラ・シテ・デ・クローシュは原作を知ってますけど話を省きすぎで訳分からなくなってました。もう少し何とかならなかったのかなぁ。旧作はもう少しましだったはずですけど。
システム
キャラクター
- PCキャラはソラとリクの2人だけです。二人のあいだの会話は少ないのですが、これまでの冒険を通じた信頼関係がしっかり築けている感じがありました。
- それ以外は概ね機関メンバーとの絡みが印象に残っていますね。KHもKH2もFM版(※英語音声)をプレイしている自分としては、機関メンバーの声があまり印象に残っていなかったんですけど、改めて聞くと本当豪華なメンツですね…特にゼアノート。本体は大塚周夫氏、融合体とハートレスは大塚明夫氏、ノーバディは若本規夫氏ってどこのラスボスだよ!(ラスボスです
戦闘
- 操作できるのはソラとリクの二人。操作感覚はかなり似通ってますが、微妙にスキルなども差がありますし、フィールドもそれぞれ違うところが多く、頻繁にキャラの入れ替えがなされるため、飽きることはありませんでした。
- 過去作に比べて移動の自由度が高く、フィールドの出来も秀逸なので走っているだけでも楽しかったです。ただしプラウドモードだとやはり戦闘の難易度は高めで、うろちょろしているうちにナイトメアに囲まれ無事死亡、みたいな展開も結構多かったです。意地張らずにスタンダードでプレイしても良かったかな。プラチナ獲得にはプラウドモードのプレイは必要なんですが、クリアの必要はないですからね…。
- 先日も書きましたが、ボスが人外ばかりだったのがちょっと不満です。やはり人型の方が動きの読み合いになって面白い気がします。KHのセフィロス戦、KH2の留まりし思念戦や機関メンバー戦は素晴らしい出来でしたもんね。
総評
- HD版ということで、もとが3DS用ソフトとは思えないほど画面も美しく、楽しむことが出来ました。途中中だるみしたところもなきにしもあらずですが、全体としてみると良作だったと思います。
- ただ、細かいところをコンプしようとすると作業を強いられるのは相変わらず。今作はトロフィー(PSNのではなく、作中に存在するトロフィー)までコンプしようとすると、かなりの時間が必要になりそうです。それがPSNトロフィーの条件になってなくて本当に良かった。
僕の作中トロフィー取得率はこんなもんです。
- プラチナトロフィーの難易度が過去作に比べて下がっていたのはありがたいところ。ここら辺はファンの不満を改善してくださった結果だと思います。
- そしてすばらしい演技をしてくださった大塚周夫さん、肝付兼太さん、熊倉一雄さん、水谷優子さん、これまでありがとうございました。
- KH0.2はそのうちプレイするお。そのうちにね。
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