2016-10-01
【コミック】信長の忍び10 レビュー
クロバラノワルキューレ、ようやく1周目をクリアしました。ラスボス直前で、攻略本が出るのを待っていたんですが、どうにもダメっぽいのでクリア。絶対バッドエンドだな…と思っていたのにトゥルーでびっくりしました(トゥルーエンドだとエンディング後の世界を冒険できる)。2週目に行く前に追加ダンジョンやるか。
今日は「信長の忍び」の最新巻のレビューです。え…このコミックス、前巻が出たの1年以上前なの…マジで…
信長の忍び10
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)
あらすじ
前回朝倉氏を滅ぼした織田軍ですが、今回はついに浅井氏滅亡をほぼ丸々1巻かけて描いています。信長の人生の中でもかなりターニングポイントとなるこの戦、朝倉氏戦もほぼ1巻使いましたがやはりこちらも濃かったですね…。あとお市の方がその後信長とどういう関係になったのかという部分の重野解釈が気になっていましたが、これも面白かったです。
その他、秀吉の大名昇進に対するまわりの反応とか、医聖・曲直瀬道三のこととか(この人のことはまったく知りませんでした)、あまり気にしたことのないエピソードも細かく描いてくださいましたね。善住坊ののこぎり引き(検索注意!)のような血なまぐさいエピソードも面白いギャグに仕立てられていてよかったと思います。
感想
これまで同様まったく衰えないおもしろさですね。それに加えて、今回はこれまでまともな怪我を負った事がない千鳥が2度に渡り大ピンチを迎えましたし、またこれまで作品のアイドル的ポジションだった市が、戦国の過酷な運命に翻弄される姿が描かれていたりして、これまでにない緊張感がありました。
それはそうと、
ここに来て真実
秀吉「お市様を取り戻す交渉の役目!!今度は拙者にやらせてくださいでござるー!!」
信長「おまえには無理だろう」
秀吉「拙者 人の説得には自信ありますぞ!!」
信長「いや 今だから言うが 市は昔おまえの事「好みじゃないというかぶっちゃけ苦手です」って言ってたから…
(秀吉死亡)
※56ページより引用
とお市の方に惚れ込んでいる秀吉(ちなみに秀吉が市に惚れていたというのは俗説らしいです)。ちなみに並行して連載中の軍師黒田官兵衛伝では9年後の秀吉が描かれていますが、そこでも、
※第63話7ページ目より引用
なんである意味純愛。でもこれから始まる清洲会議でお市の方は…(笑)やっぱり今回の件が響いたんですかね。
あ、11巻と12巻は、今度始まるアニメ(2クールだそうです)のDVDがつく特装版が発売予定ですよ-!