2020-06-10
【Webコミック】星界の紋章 第37話 レビュー
米村先生の素敵な告知イラストが見られて二度美味しい。
https://twitter.com/yonemura_kou/status/1270612439327895552
星界の紋章 第37話
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
今回も美麗な殿下イラストからスタートです。この角度のカットは珍しいですね。ところで以前から気になっていたのですが、殿下の耳の上に見える部品はなんなのでしょうか。ジントを見る限り頭環とは思えないけど…
さて、人類統合体軍から逃げるラフィールたちが、マルカたちに案内されたのは葬儀場でした。クラスビュールの葬儀は、遺体を宇宙に打ち上げる方法で行うので、その打ち上げ装置を使ってラフィールたちを宇宙にいる星界軍の元まで送り届けるという作戦ですね。
アーヴ語には軌道という単語はない…はず。おそらく軌道塔の誤植だと思います。アルネージュの語源は「あららぎ」(古語で塔のこと)一語なので、アルネーで切るのはおかしい…んじゃないかなぁ。
ジントは作戦にドン引きですけど、殿下は予想通りといったご様子ですね。普通に考えると地獄への片道切符なのに、さすがアーヴは動じないッ!
そんな愁いに満ちた横顔で言ってもだめだお(笑)どうやら現状を認識していなかったのは殿下の方のようです。なおジントが怒られた。
現代に生きる我々からすると至極まともなロケットですが、アーヴの面々には受けが悪かったようです。
1つ前のコマといい、葬儀屋いい顔してるなぁ。やっぱり家主のイスを取られたのをまだ恨んでいるのでしょうかw
二人は覚悟を決めて、棺桶ロケットに乗り込みます。
この二人、めっちゃいい顔してますよね。アニメ版でも印象的なシーンでしたけど、コミック版はまた少し印象が違います。こっちの方がなんとなく殿下らしい気がする。
そして原作ではジントの台詞だけで流されたこのシーン、まさかぐりぐりシーンをマンガ版の演出として入れてくれるとは!神か。
追いついてきた人類統合体軍も、予想外の展開にただロケットを見送るしかありませんでした。
というわけで、長かったクラスビュール編もこれにて完結ですね。次回は久々にあのお方が登場ですよ!yukkun20的には原作3巻のクライマックスはむしろ次回だわw
今回の殿下
クラスビュール式の葬儀場に初めてやってきて興味津々の殿下。お嬢様っぽくていいですね。
棺桶が操縦できないことを知って、たっぷりのタメで驚きを表現する殿下。リアクションまで4コマ(この3コマ+もう1コマ)は使いすぎでしょ。
ジントがせっかくうまく言おうとしたのに、胸ぐらつかんで噛みつく殿下。デフォルメ顔も可愛いですね。その前のコマのむっつり顔もいいけど、これが今回のベストショットかな。
自分も結構驚いてるけど、ジントがそれ以上に驚いているのでリアクションを放棄した殿下。なんちゅー目をしてるんだ(笑)
そしてラストのグリグリ殿下ですね。ジントめ…うらやましい。いや、ジントはこのときのラフィールの表情は見えなかった(中は真っ暗という設定なので)はずだから、むしろ読者でよかったと言うべきか。
※画像は第37話より引用