2012-04-28
※4巻のレビューはこちら。
重野なおき先生の「信長の忍び 5」を購入しました。
5巻は主として姉川の戦い~本願寺との前哨戦までが描かれています。ギャグマンガということもあってこれまであまり戦死が前面に描かれることはなかったんですが、姉川の戦いはいろいろな武将たちの壮絶な死が描かれていて、4巻よりもさらにシリアスムードです。
真柄直隆「こんな時に古傷が…」
本多忠勝「終わりだな真柄!!なぜなら内ももの傷は動けなくなる上に出血が止まらなくなるのだ」
雑兵「…本多様 無傷が売りなのにやけに詳しくないか…?」
本多忠勝「――と医者が言っていたのだ!!」
※37ページ「疑惑」より引用
あとこの漫画で、森可成と、戦国一二を争うDQN武将森長可が親子だって事を知りました。しかも森蘭丸と長可が兄弟とか…
2012-04-25
昨日に引き続き、「比翼恋理のフューチャーはにー」の感想です。何でもシュタゲって名前付ければ買うと思うなよ。買うけど。
表紙を見ておわかりかも知れませんが、こちらは「比翼恋理のだーりん」の鈴羽ルートのコミカライズです。「スイーツはにー」に比べるとさらに絵が萌寄りです。僕は好きだからいいけど。ダルもそれなりに見た目はかわいいのですが、ストーリー中の勘違いダルのウザさは中和できていませんでした。ちなみにダルの嫁の顔が1コマだけだけど目が見えるアングルで描かれていましたよ。
まゆり「スズさんコスプレとかしてくれないかなー これとか似合いそうなんだけどなー」
[ニャン次郎 着ぐるみの作り方]
岡部「まゆりよ!それなら別に中の人は誰でも良いのではないか!?」
他にもフェイリスたんの伝説の秘奥義とか鈴羽のツンドラとか紅莉栖のお嬢様ktkrとか見どころもたくさんでしたので、ぜひ2冊セットで揃えてみてください。
2012-04-24
ちょっと遅くなりましたが、「比翼恋理のだーりん」のコミカライズ「比翼恋理のスイーツはにー」を買ってきました。スイーツ(笑)
この漫画は「比翼恋理のだーりん」の紅莉栖ルートを漫画化したものです。正直ゲームのコミカライズはあまり好きではないのですが、この作品は絵も勢いがあるし、ストーリーの切り出し方もうまく、安心して読めました。とりあえずだーりんの紅莉栖ルートでニヤニヤした方にはオススメできます。特にラストで流れる紅莉栖の垂れ流し妄想のシーンは作画に気合入っていました。
ちなみにカバー裏にも短編漫画があるのでお見逃し無く。
岡部「そんなお前に…俺の恩師の言葉をくれてやろう」
紅莉栖「え…」
岡部「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
紅莉栖「安西先生ェ…!!」
同時に鈴羽ルートの漫画も出ていますね。こちらも近いうちに。
2012-04-05
ヤングエース5月号買ってきました。だって海洋堂の綾波レイフィギュアが付録で(以下削除
まぁそれは冗談として、ナディアのアニメ放送を記念してのアンソロジーコミックがまたもや掲載されてますよ。
- アンソロジーコミック「告白大作戦」(井田ヒロト)(モノクロ8ページ)
ジャンを使ってネモからの印象を良くしようと企むエレクトラとグランディス。しかしジャンに腹芸が通じるわけもなく…ホラーでギャグでどこへ向かっているのかよく分からないストーリーマンガでした。
- 同「幸せの在処」(スタジオニナナ)(モノクロ8ページ)
ナディアとジャンを中心に進むほのぼの4コマ。この作者マリーのキャラをとらえ切れてないだろ。
来月もあるのかなぁ。去年のとあわせてもまだ単行本化は遠そうだけど…
2012-04-03
「三国志魂 上」「下」を購入して読みました。
鋼の錬金術師や銀の匙でおなじみの荒川弘先生の描き下ろし四コマが大量に読める三国志本です。全120話の三国志演義を、1話に付き2ページを割いてキッチリと追っています。
各話は、1ページがあらすじ、ストーリーに対する荒川先生と漫画家の杜康潤先生のフリートークとその話に関連する登場人物1名の紹介、1ページが4コマ2本という構成になっています。ちなみに4コマは、いわゆる「マンガで分かる三国志演義」ではなく、各話の印象的なエピソードを元にした完全なギャグ4コマです。
僕は三国志自体についてはまったく知識がなく、かろうじて劉備とか孔明とかの超有名な人物とか、「泣いて馬謖を斬る」「死せる孔明、生ける仲達を走らす」とかの超有名エピソードを知っている程度でしたけど、この本で一通りのストーリーは理解することが出来ました。入門書としては良いのではないかと思います。
4コマも上記の通りギャグなのですが、各キャラの正確を極端にデフォルメしたネタが多いので、登場人物のイメージを掴むのには役立ちました。もちろん荒川先生の4コマが好きな人にも楽しめると思います。多分三国志を知っていればもっと楽しめるはずです。
欲を言えば、もう少し各場面場面での地図や勢力図を付けてほしかったなぁ。
2012-03-15
ネギま!が最終回を迎えましたね。赤松先生ひとまずお疲れさまでした。各キャラの後日談という王道の終わり方でしたね。
なんとなくいくつか大事な伏線を投げっぱなしで終わってしまったのが残念です。マガジンの看板漫画だったんですから、広げた風呂敷をたたむ暇はあったんじゃないかなぁ。前作のラブひながかなりキレイな着地を見せたことから考えると、少し残念です。赤松先生がネギま!はオワコンだと言ってたことを考えると、作者の熱意が薄れてしまったのかもしれません。
赤松先生の描くバトルは面白かったですけど、やっぱり終盤は少年漫画の例に漏れずインフレバトルになってしまったのはちょっと残念でした。個人的にはエヴァ戦とかリョウメンスクナノカミ戦とかが良かったと思うんですよね。ネギはまだ子供だし、最強キャラの一角になってしまうより、それを追いかけている姿の方が似合っていたように思います。それからタイムトラベルについては並行世界説をとっていましたけど、それについてもフォローなかったしなぁ。結局超の来た不幸な世界はそのまま残っているわけで、何のための世界改変だったのかなぁと思わなくもない。
それから個人的にはラテン語担当のアシさんが抜けてしまったのは痛かったなぁ。あれでコミックスのおもしろさが2割は減った。
とはいうものの、これほどの長期間にわたり、これほど面白い漫画を提供して下さった赤松先生の技量には感服するばかりです。大量のヒロインを登場させながらそれぞれに見せ場を作り、萌え漫画の新しい境地を開いた功績も決して軽くはないでしょう。しっかり充電して、次回作も素晴らしい作品にしてもらえればと思います。
だがドラマ版とアニメ版、オメーらはダメだ。
そういえば同じくマガジン掲載中の「さよなら絶望先生」もあと10週とか。やはりライバルがいないとダメか。それにしてもこの2つが終わっちゃったらもうマガジン読むものないなぁ。
2012-02-22
2月25日に、荒川弘先生の農業エッセイマンガ「百姓貴族」の最新刊が発売されます。荒川先生は現在、週刊少年サンデーにも農業高校マンガ「銀の匙」を好評連載中ですけど、こちらは荒川先生の実体験に基づいた農家エピソードを面白おかしく綴ったものです。銀の匙の下敷きになったであろうエピソードも数多く載っているので、そちらのファンの方にもオススメできます。
しかしこういう題材をここまで面白く描けるっていうのはさすがだと思いますね。今週のサンデーに掲載されていた「銀の匙」も、「巨大な○○を見に行く」というだけの話をあそこまでふくらませて笑い話にしちゃうんだもんなぁ。間違いなくサンデーで今一番面白いマンガだと思います。そして野菜泥棒を発見したときの主人公の友人たちのキレっぷりがまんま荒川先生のキレっぷりで笑った。
現在ニコニコ静画で冒頭部分の試し読みができるらしい…が人大杉なのか今のところ見られませんでした。プレミアム会員なのに…
2011-12-21
以前紹介した「銀の匙」の2巻が出ました。来年2月には同じ荒川先生の農業マンガ「百姓貴族」の2巻も出るし、楽しみですね。今回も簡易な感想を。
最新刊には春の巻の最終エピソードと、夏の巻の前半部分が収録されています。
春の巻の方は、僕がこれまでのエピソードの中でいちばん好きな「ピザ編」です。主人公が偶然ゴミの中から見つけてきた石窯を使って、友人たちの協力のもとピザを焼く、というエピソードなんですけど、このピザがまた旨そうなんだ。農業高校だけあって生地の小麦も上に載せるベーコンもトマトソースもアスパラガスもチーズも自作、それも採れたて作りたてでうまくないわけがないよな~。
夏の巻の方は、となりの工業高校との交流で行われる体育祭のエピソードを軽く挟みつつ、主人公の夏休みのバイトが描かれます。バイトって言ってももちろん農家のお手伝いなんですけどね。隣の家に行こうとしたらそれが8キロ先だったとか、北海道のスケールのでかさを感じる話が満載です。ヒロインのキャラも少しずつ掘り下げられてきてます。今のところこの子立ち位置がよく分からないからなぁ。ヒロインなのに。
ちなみに個人的には吉野(ピザ用チーズを調達してきたそばかす少女)のキャラが好きです。ちゃっかりしすぎてて。
2011-12-12
ヤングエース1月号を買ってきました。今回もナディアアンソロが2本掲載されてますよ~。エヴァTも付いて690円です。
例によってナディア関係の部分のみレビュー。あとのマンガは知らぬ知らーぬ。
- Blu-ray BOX情報(カラー1ページ)
「大特集!!」「特別企画をお届け」で1ページはないだろ。
- アンソロジーコミック「星に生きる」(木尾士目)(モノクロ2ページ)
ストーリーはあってないような2ページマンガ。ナディアが妊娠中の一コマ。
- 同「ノーチラス荘の人々」(かわのゆうすけ)(モノクロ16ページ)
ノーチラス号が四畳半のアパート「ノーチラス荘」だったら…というギャグマンガ。マリーは普通にグランディス一家扱いかよ。あと悪徳不動産役のガーゴイルがいい味出してました。特に捨て台詞。
この企画はこれでおしまいかな…単行本化は難しいんだろうなぁ。
2011-12-11
7ヶ月ぶりに「ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス」の新刊が出ましたので、今回も簡略なレビューを。といっても1巻の内容をすっかり忘れているのでまずは読み直しから…
※1巻のレビュー
小山は5121の視察に向かう。そこで出会った若宮と話すうちに、秋草に対する恋心に気づいた小山は、秋草の小隊駐屯所へ向かう。秋草に会って思いを告げようとするが、そこに現れた速水のせいで告白は未遂に終わった。一方秋草は速水に対し、心の中で「あっちゃんの名を奪って生きているお前が許せない」と激しい敵意を抱く。
その後、秋草は小山に小隊基地を案内し、自分たちは前線兵が命がけで集めてきた情報を分析するために集められたエキスパートだと説明する。その中でも神楽の能力は群を抜いていた。そこへ幻獣の実体化の知らせが入る。ただちにその情報は分析され、小山の小隊が末綱と共に迎撃に向かうことになった。しかしその途中、小隊員の一人が足を滑らせ、敵中に孤立してしまう。秋草と神楽は仲間を守るため、騎魂号で出撃するのだった。―とシナリオはこんな感じです。
いちばん気になったのは、厚志と舞が名字(呼び捨て)で互いを呼びあっていることですね…僕の記憶では速水は「芝村さん」か「舞」でしか呼んだことがないはずなのですごい違和感。確か舞は他の芝村と区別するために名字で呼ばれることを嫌っていたはず。あと若宮と厚志の人間関係も変だし…この辺もあわせて伏線なのか?
これまでに出て来た伏線らしきものは以下の通り(1巻から引き続き存在しているものも含む)。
- 米軍が提供したレーザー照射技術はなぜガンパレ本編の世界では登場しないのか
- なぜ小山と菊池(もしくは4333)は「選ばれた」のか(「人が竜になるためには悲しいことも必要なのさ。彼女(小山)は僕の秋草君を強くしてくれると思うよ。その身を捧げてね」)
- 秋草と彼が所属する部隊(二度寝天国)は何者か(「コンピューターを使う部隊」「彼らは軍人や権力を嫌う」)。なぜ戦場でウォードレスすら着用していないのか
→軍事情報の統合・分析を行う小隊。
- 秋草と5121の関係は
- 対馬の正体と目的は(神楽に協力している?)。また「君(秋草)は誰よりも重い鎖で戦場に繋がれている」とはどういう意味か
- 人型戦車の超高性能な火器管制装置は何か(秋草「彼らは幻獣が好きじゃない」)
- 秋草が幻獣に向ける憎しみの理由は何か
- 芝村神楽の進めている「準備」とは
- タイトルの「アナザー・プリンセス」とは誰のことか(普通に考えれば末姫「芝村舞」に対する芝村一族の長女「芝村神楽」の事でしょうが…なんせ表紙が美千代ちゃんだからな)
- 芝村神楽の「妹」とは(これも普通に考えれば舞だと思いますが)
- 秋草と速水の関係は(「こいつが!!速水厚志であるのものか!!」)(速水はラボ出身で、実際に存在した「速水厚志」になりすまして5121に潜伏しているため、そのことを言っているのか)
あと登場人物の整理。
熊本五高佐々木支隊 C41 0101(二度寝天国)
・隊長…対馬(対島?ロン毛の優男)
・長谷川(メガネの老け顔)
・秋草一郎 技術万翼長
・赤澤(バンダナ)
・深沢(オタク)
・末網安種(女装少年)
・芝村神楽
福音女学院 4333戦車小隊
司令部
・小隊長…瑞希(クリスチャン)
戦車随伴歩兵部隊
・隊長…小山美千代
・副隊長…菊池優奈
・靖子