2014-02-22
相変わらず表紙がすばらしい、シュタゲスピンオフコミックスの最終巻です。
既刊のレビューはこちらから。
→Steins;Gate 哀心迷図のバベル 01 レビュー | Y.A.S.
→【コミック】Steins;Gate 哀心迷図のバベル 02 レビュー | Y.A.S.
→【コミック】Steins;Gate 哀心迷図のバベル 03 レビュー | Y.A.S.
Steins;Gate 哀心迷図のバベル 04
著者:成家慎一郎
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
価格:562円
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あらすじ
運命の7/28にタイムトラベルした岡部は、紅莉栖の死を回避するため、ラジ館で紅莉栖を見張っていた。そこに現れたのは紅莉栖の父親のドクター中鉢。紅莉栖はタイムマシンに関する論文を中鉢に手渡すが、そのことでかえってプライドを傷つけられた中鉢は激高し、紅莉栖を殺そうとする。紅莉栖を助けようとした岡部は誤って紅莉栖を刺殺してしまい、鈴羽と共に未来へ引き揚げざるをえなかった。
未来へ戻ってきた岡部は、世界線の収束により紅莉栖を助けられないことに絶望する。しかし、それを救ったのは、まゆりの励ましと、未来の自分から届いた一通のDメールだった。未来の岡部は、自分が過去に血まみれの紅莉栖を目撃したことがすべての始まりであり、それが現在の岡部、そしてその延長線上にいる自分につながっていること、その過去を変えてはいけないこと、しかし過去は変えなくても結果を変えることは可能であることを告げる。岡部は再び鳳凰院凶真の姿を取り戻し、過去に戻ることを決意するのだった。
過去に戻った岡部は、再び紅莉栖が死んだ現場へ。そして世界線の収束により自分が死なないことを利用し、中鉢が自分を刺すよう仕向け、気絶させた紅莉栖を自分のちでしぼうしているように偽装し、過去の岡部に観測させたのだった。
作戦は成功し、世界はα世界線でもβ世界線でもない新たな世界線―「シュタインズ・ゲート」に再構成された。鈴羽はタイムトラベルしてこなかったことになり、紅莉栖がラボメンとして過ごした3週間もまた完全に消滅した。それから2ヶ月後、紅莉栖は自分の命の恩人を探して、秋葉原にとどまっていた。そしてついに秋葉原駅前で再会する。岡部の「また会えたな クリスティーナ」というセリフに、思わず「わたしは助手でもクリスティーナでもないと…」と言いかける紅莉栖。岡部はこれまでの自分の経験を紅莉栖に打ち明け、ラボに誘う。そこにはどこか居心地のいいラボの仲間たち、そしてフェイリスが待っていたのだった。
感想
いやーというわけで完結しました。正直なところ、3巻で話のクライマックスは終わっていて、4巻はあまり盛り上がらないんじゃないかな~と思っていたんですけど、最終話でシュタゲ本編のエンディング後の世界を描いてくれるとは思いませんでした。ありがとう成家先生!本当にありがとう!3巻までは紅莉栖目線で進んでいた話も、4巻は岡部目線で進みます。でも最後にこういう紅莉栖目線のエピローグを再び挟むことで、岡部目線の部分も全く違和感なく飲み込むことができました。これで本当に、岡部と紅莉栖の物語が大団円を迎えたような気がします。あと15年後のオカリンが割とはっきり描かれていたのも隠れたポイントですね。
カバーをめくった表紙にはイラストとスタッフロールがあるのですが、絶対漫画を最後まで読んでからめくってみた方がいいですよ。
というわけで、シュタゲ関連のコミックスとしては随一の出来と言っても過言ではないのではないでしょうか。とにかくアニメ・ゲームのシュタゲファンなら読んで損はないです。尺も眺めにとってあり、「未来を司る女神作戦」についてもゲーム本編以上に詳しい説明がなされていましたので、そういう意味でも読んでおくべき。
やっぱりこの作品いいなぁ。ストーリーの緩急もきちんとしているし、コマ割も勢いがあるし、漫画ならではの表現が生かされているように思います。表紙のイラストは、ドラマCDαのパッケージイラストでも描かれている印象深いシーンなんですけど、漫画本編ではすごく小さなコマでさらっと描かれていたりするんですよね。そういう演出も心憎いです。紅莉栖と留未穂の関係も、ドラマCDからさらに掘り下げられていました。
そしてなんと喜ばしいことに、ウルジャン4月号から、「無限遠点のアークライト」が掲載されますよ!「哀心迷図のバベル」が紅莉栖視点の話なら、「無限遠点のアークライト」はまゆり視点の話です。岡部が絶望した世界線で生きて行くまゆりが何を思って、何をしたのか。まゆりの心情がしっとりと描かれているドラマCDβのコミカライズとか、これも期待せざるを得ない。というわけで発売日の3/19を待て!
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2014-02-14
1巻も入手に苦労したので、今回はAmazonで予約して手に入れました。
放課後さいころ倶楽部2
著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円(税別)
レビュー
みんな大好き(かどうかは知らない)ボードゲームを題材にしたコミックスの2巻です。待ってました。今回は全8話でゲームが5つ取り上げられています。3人娘の過去話も出てきたり、新たなゲーム仲間が登場したりと、意外とボードゲームと関係ないところの展開もおもしろいんだよなぁ…。ぼくも学生時代はカードゲームにずいぶんはまったものでしたが、さすがにボードゲームは学校に持ち込めなかったしなぁ。近所にボードゲーム好きの子が住んでいたので、その子とゲームするのが楽しみでした。今どうしてるんだろ。
今回題材になっているゲームは、
正体を隠したオバケのコマをチェス盤のようなボード上で交互に動かし、味方の「良いオバケ」をゴールマスまで到達させるか、敵の「良いオバケ」をぜんぶ取るか、味方の「悪いオバケ」を全部敵に取らせるかすると勝ち、という、単純なルールと深い読み合いが楽しめる二人用ボードゲーム「ガイスター」。
山札から1枚ずつカードをめくり、お宝が出たら参加者全員で山分け、ゲームから降りるとそれまで獲得したお宝がポイントになるが、山札から同じ障害カードを2枚引いてしまうとそれまで手に入れたお宝を全部失ってしまう、というチキンレースが楽しめる「インカの黄金」。
ドイツゲームに革命を与え、今なお多数のファンを持つ超有名なボードゲーム。サイコロを振って資源を集め、集めた資源を他のプレイヤーと交渉で交換しながら島を開発していく「カタンの開拓者たち」。
イラストを使った伝言ゲームでお題を伝えるパーティゲーム。絵心と勘の良さが問われる「テレストレーション」。
世界の珍獣たちの生息地、体重、体長、しっぽの長さを考えるクイズゲーム「ファウナ」。
の5つでした。今回は有名どころが多かったですね。カタンもボードゲーム好きとしては一度プレイしてみたいんですけど、結局プレイ友達がいないという最大にして解決困難な袋小路に…あーまたどうにかしてメンツを集めるしかないか。
2014-02-12
しょこたんも激薦(帯より)のグレンラガン最新コミックです。このサブタイトルにピンと来た方、通ですねぇ。
天元突破グレンラガン 男一匹編
著者:ののやまさき(脚本:中島かずき)
レーベル:ヒーローズコミックス
価格:580円
レビュー
これはTVアニメ「天元突破グレンラガン」のDVD5巻(限定版)に付属した(BD-BOXにも付属しているので興味のある方はどうぞ)ドラマCD「男一匹グレンラガン」のコミカライズ作品です。大筋は同じですが、尺が短めだったドラマを少し膨らませた作品になってます。脚本はアニメ本編同様中島かずきさんなので、そういう意味でも安心。
あらすじ書こうと思ったんですけど、ストーリーがハチャメチャでうまく文章に起こせそうになかったのであきらめました。とりあえずグレンラガンのキャラクターを使った学園もの…という認識でいいかと。大紅蓮学園に通う、「男らしさ」を求める神野神名(かみのカミナ)、その弟分で神野が勢いで破壊した校舎の修理を担当している堀田志門(ほったシモン)、カミナの幼なじみでエアライフル部部長(話の都合で毎回所属部が変わる)の宇津和庸子(うつわヨーコ)の3人を中心に、カミナとシモンそれぞれの父親が残したロボットを巡るテッペリン財団との熱い戦いが描かれてます。
というかこのストーリーですらおまけにしてしまうほどの暑苦しい勢い優先の展開がポイント。ロシウとヴィラル、カミナとニアなど、アニメ本編では見られなかったコンビの活躍が見られるのもうれしいところ。こういうのキライじゃないぜ。
ドラマCDを楽しめた方にはおすすめできます。アニメ本編を見たことがない人にはこの漫画は薦められませんが、とにかくアニメ本編はマジで一度見てみるべきです。どういう魅力があるかはこちらで。
→【アニメ】yukkun20が心で選ぶ名作アニメ | Y.A.S.
※この記事今見直したら「ニニンがシノブ伝」が抜けてるな…2位と3位の間にこれを入れないとダメですね。そのうち修正します。
コミックスの続きは2014夏頃発売の「男ドあほう!編」で見られますのでそちらもお楽しみに。
2014-02-10
明日はいよいよPCが届きますよー。大雪の影響も心配しましたが、どうやら大丈夫のようです。プリンターも新しく買い換えましたし、部屋の模様替えもしましたし、あとはパソコン様をお迎えするだけです。
となりの関くん 5
著者:森繁拓真
レーベル:MFコミックス フラッパーシリーズ
価格:590円
レビュー
これまでどおり、隣の席で独自の遊びを繰り広げる関くんと、それに翻弄される横井さんの掛け合いを眺める漫画です。今回は修学旅行編も含まれていて、学校の外でのおふざけも楽しめます。あと横井さんの意外な弱点も…
しかし今回横井さんの表情が怖いよ…最初の頃の横井さんは、関くんの不真面目な態度に怒っていたのに、最近は遊びに混ぜてくれないことにキレ気味です。まぁ関くんの寝癖を直してもらうためにヘアブラシを貸した時、関くんが自分のつばで整えようとしたシーンはキレていい。
今回の関くんの一人遊びはこちら。
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- 竹を栽培してからの門松作り(表紙・裏表紙)
- デコレーションケーキ作り(扉絵)
- 泥団子作り
- 将棋の駒で軍事訓練
- 工業用ロボットごっこ
- ダメージジーンズ作り&試着
- ペン回し
- ガーデニング
- 美術品鑑定
- 地下鉄模型作り
- ご当地キャラクター作り
- てるてる坊主作り
- ロボット家族と一緒に旅行
- ビリヤードでヒーローごっこ
- 寝癖直し
そうかー マニアックだなあ
関くんはそんなんで楽しいのかー
こっちは楽しくないよ
ちゃんと動いてるとこ見ないと
あんなにたくさんのパーツを見せておいて動いてるところはなしなんて
関くん自分勝手過ぎる!
全然周りのこと考えてないんだから
※88ページ(地下鉄模型作り)より引用
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2014-02-03
このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊です。
今はやりの「黒田官兵衛」を主役に据えた歴史物です。基本的に「信長の忍び」のスピンオフと考えればいいのではないかと(歴史物にスピンオフもへったくれもありませんが)
軍師 黒田官兵衛伝①
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円
レビュー
1巻は官兵衛が仕える小寺家が、東から迫る織田家か、西に陣取る毛利家のどちらに身を寄せるかを決める場面から始まります。織田信長が武田勝頼を長篠の戦いで破ったのと同時期なので、「信長の忍び」よりは4年くらい先の話です。信長はもちろん、秀吉や半兵衛など「信長の忍び」でおなじみの面々ももちろん登場します。
ストーリー展開も相変わらずうまいですね。やっぱり歴史を動かす人にはドラマがあるなぁ…ということを思い知らされます。もちろん全体としてはギャグ展開多めなので、気軽に歴史の勉強をしたいあなたにもオススメです。「官兵衛?ああ、あの秀吉の部下で病弱な…え?それは竹中半兵衛?」くらいの歴史ぼんくらな自分も少し賢くなれました。
あと奥さんの光(てる。表紙の一番左の人物)がツンデレでいい感じです。
気にしてませんよー
光「そうですか 織田家の支援をとりつけましたか…」
官兵衛「うむ これで肩の荷がおりたぞ!!」
光「それだけですか?隠し事はおやめ下さい」
官兵衛「…すまん!!旅先で秀吉殿の奥方に見とれてしまった!!」
光「そんなことでは…見とれたんですかへえーふうーん」
※50ページより引用
1巻は官兵衛が有岡城に幽閉されてしまうところまでですね。今後のドラマティックな救出劇と、官兵衛の長男をめぐる半兵衛の策がどう描かれるのかが楽しみです。
現在、第1話、最新話と特別編がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。
今後の関連作品の発売予定は以下の通り。
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- 信長の忍び8巻…2014年夏頃
- 軍師黒田官兵衛伝2巻…2014年秋頃
- 信長の忍び外伝尾張統一記…2014年初夏
2014-01-28
TOX2のコミカライズです。2巻で完結するとは思わなかった。
テイルズ オブ エクシリア2
著者:内藤隆
レーベル:電撃コミックスNEXT
価格:620円
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レビュー
TOX2メインシナリオのコミカライズ作品です。
僕はあまりゲームのコミカライズは好きではなく、コミックスを購入することもほとんどないのですが、この作品は連載されていた時から絵のタッチが好きだったので、購入を決めました。著者の方はこんなに絵が達者なんだからもっと知られていてもいいと思うんだけどなぁ…
ストーリーについてはよくぞこの内容を2巻でまとめきったなぁと感心しきりです。たしかにTOX2はキャラクターエピソードをのぞくと普通のRPG寄りは尺が短めなんですが…2巻で完結という文字を見た時、打ち切りエンドかと思って絶望したのですが、きちんとトゥルーエンドまで到達出来ていて安心しました。
ゲームとの最も大きな違いは、ルドガーが普通にしゃべっていることです。しかも結構熱血&クサい台詞大好き。おかげでエルやジュードやユリウスとの関係も濃いめに描かれていて面白かったです。やっぱり個人的には無口系主人公より、こういうオーソドックスなキャラの方が好きだなぁ。
それに加えて、ミラさんの扱いが全体的に向上しています。登場期間は短いのですが、なぜ自分の世界を破壊されたミラさんが、ルドガーの旅に同行しているのかなどはゲームでもいまいち分かりづらかったのですが、うまくオリジナルエピソードを入れることで補完しています。それ以外にも細かいオリジナル展開を挟んで、全体としてストーリーがスムーズに流れていました。
何度も言うようですが絵も非常に達者な方です。ルドガーやリドウの骸殻とか、ゲーム本編以上にかっこよかったもん。これから個人的に応援させてもらおうと思います。
え?ジュードとミラさん以外の仲間の扱いがあまりに小さすぎる?この作品はそれでいーんだよ。
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2014-01-23
フェノグラムともリンクしているシュタゲのスピンオフコミックのレビューです。
既刊のレビューはこちらから。
→Steins;Gate 哀心迷図のバベル 01 レビュー | Y.A.S.
→【コミック】Steins;Gate 哀心迷図のバベル 02 レビュー | Y.A.S.
Steins;Gate 哀心迷図のバベル 03
著者:成家慎一郎
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
価格:562円
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あらすじ
岡部とキスを交わした紅莉栖は、岡部にだけ別れを告げて秋葉原を離れようとしていた。「牧瀬紅莉栖のことを絶対に忘れない」という岡部の言葉を聞いて、最後まで前を向いて行こうと思う紅莉栖だが、足取りは重く、秋葉原駅のホームから動けないでいた。
そこにやってきたフェイリスは、7年前のあの日、ドクター中鉢が黒木に預けた、紅莉栖宛のプレゼントを手渡し、「あなたは父親に否定なんてされていない」と言葉をかける。自分にどうしてここまで干渉するのかといらだつ紅莉栖に、フェイリスは自分の父親と喧嘩したまま別れ、仲直りの機会を永遠に失ったことを後悔していることを打ち明ける。そしてドクター中鉢が残したテープのB面を聞くように促した。
テープには、紅莉栖と喧嘩した直後の中鉢の独白が収められていた。紅莉栖は、父がかけがえのない仲間である橋田教授と秋葉幸高を救うため、そして傷つけてしまった紅莉栖との関係を修復するため、タイムマシンを研究し続けていたことを知るのだった。
父親が思いを言葉にしてくれたおかげでその思いを知ることが出来たことに気づいた紅莉栖は、フェイリスに別れを告げて、ラボに向かった。折しも岡部は全ての原因となったDメールを消去し、β世界線―紅莉栖が死ぬ世界線へ移動しようとしていた。その指が最後のキーに叩きつけられたその時、紅莉栖はラボにたどり着く。世界が再構成される瞬間、紅莉栖は岡部に自分の気持ちを告白するのだった。
β世界線。紅莉栖がいないその世界で、岡部は紅莉栖の思い出を胸に抱いて生きていた。しかし突如、未来の世界からタイムマシンで鈴羽が再び現れる。そして第三次世界大戦を阻止するため、また誰も知らない世界線にたどり着くため、紅莉栖を救うことが必要だと告げる。紅莉栖を助ける僅かな希望にかけ、岡部は鈴羽と共に、紅莉栖の死の当日へ向かうのだった―
感想
やっぱりこの作品いいなぁ。ストーリーの緩急もきちんとしているし、コマ割も勢いがあるし、漫画ならではの表現が生かされているように思います。表紙のイラストは、ドラマCDαのパッケージイラストでも描かれている印象深いシーンなんですけど、漫画本編ではすごく小さなコマでさらっと描かれていたりするんですよね。そういう演出も心憎いです。紅莉栖と留未穂の関係も、ドラマCDからさらに掘り下げられていました。
また今回はドクター中鉢が熱い!父親が岡部と同じものを追い求めて戦っていたのだと言うことに紅莉栖が気づいたシーンは感動でした。この中鉢はきれいな中鉢ですね。でもゲーム本編では、中鉢は紅莉栖に現在進行形でシャレにならない嫌味を飛ばしているので、これはちょっと美化しすぎなんですけどね…
そしてどう考えてもこの巻で完結だと思っていたら、なんと4巻が2/19に発売されるようです。この後は本編と同じ流れになってしまうのかも知れませんが、せっかく紅莉栖視点でここまで描かれていたわけで、それを生かした終わり方にしてもらいたいものですなー。無限遠点のアークライトの話も少しかまして来たら面白いかも。
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2014-01-21
COMICメテオさんのWebコミック「星界の紋章」が更新されましたよ。前回と前々回は3ヶ月、その前とは5ヶ月空いていましたが、今回はなんとわずか2ヶ月での更新です。
星界の紋章
しかも初っぱなからカラーイラストです。一応原作未読の方のためにフォローしておきますが、ラフィールの左胸のところは肌じゃないですから。階級章ですから。
それにしてもカラーイラストかなり久々ですねぇ。こんな手の込んだイラストがあるのにこの更新スピードとは。ありがたい話です。
第8話はようやくゴースロスと敵艦隊との戦闘が終了しました。相変わらず書き込みが緻密すぎて何が起こっているか把握出来ていないのですが…
左のシーンは、電磁投射砲の反動を使って無理矢理姿勢を変え、敵を射界に捕らえようとしているという解釈でよいのでしょうか。仮にそうだとしても重力制御を切る必要はないと思うのですが…
そしてラフィールの遺伝子提供者の話を経て、次なる舞台「フェブダーシュ男爵領」に到着です。フェブダーシュ男爵館がかなり変わったデザインになっていたので、これはご自身の目で確かめてみてください。
今回の王女殿下ベストショット。ラフィール殿下は逆ギレカワイイ。
※画像は上からそれぞれ第8話1,5,26ページから引用
2014-01-17
今回は通常版を購入しました。荒川先生、10巻突破おめでとうございます!
近頃サンデーの漫画は全体的に面白いのが多いなぁ。
銀の匙 Vol.10
著者:荒川弘
レーベル:少年サンデーコミックス
価格:429円(通常版)、1142円(限定版)
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あらすじ
正月休み。実家に帰りづらい八軒は学校に残っていたが、そこに学校をやめた駒場がバイトとしてやってくる。一緒に初詣に行った八軒は、冬休み明けにみんなでベーコンとソーセージを作るから食べに来るようにと駒場を誘うが、駒場は「バイトでそんな暇ない」とつれなく去っていった。
そして3学期。八軒たちは共同購入した豚肉を使い、ベーコンとソーセージの加工を始める。出資者たちとの試食会も順調に進む。あとは一般販売する時の価格を決めるだけとなった。八軒は迷った末、「作った人にちゃんと金が行って生活に苦労しない価格がいい」と価格を決める。一般販売での売れ行きも上々だったが、八軒はエゾノーブランドの力で売れたことを謙虚に認めるのだった。
その後、氷祭りで再び会った駒場に、エゾノーの友人達は暖かく声をかけ励ます。「あつくるしーんだよ 前はもっとドライだったろ。」と言う駒場に、多摩子は「誰かさんのがうつったんじゃないの」と答える。家に帰った駒場は、再び野球の練習を始めるのだった。
感想
全体的にシリアスだった前巻でしたが、10巻は食べ物祭りですね。ほんと荒川先生は美味しそうな食べ物を美味しそうに描くのが上手いなぁ。年越しそば、餅、ソーセージ、ラクレットチーズ、ソーセージ、そしてホットドッグ。
ホットドッグは 飲み物でした。
※117ページより引用
は至言ですね。ドイツで食べたホットドッグはパンが固くてあごが疲れた思い出しかないんだけど、それが飲み物とは!
その他、ラクレットオーブンなるものがあるとか、ソーセージの皮は羊の小腸だとか、銀のスプーンは暗殺防止用だとか、いろいろ知らなかった話がちょこちょこ挟まれていて勉強にもなりました。
あ、今回の吉野さんはホットドッグをリスのようにほおばっているコマ(p.120)が良かったです。
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2014-01-06
BDも見ました。感想は映画の時に書いているので省略。エンディングテーマは何度聞いても泣ける。
付録のドラマCD2枚はそのうち別に感想書きます。…そのうちな。
→【映画】劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ レビュー | Y.A.S.
劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ 1&2
著者:久我山レキ
レーベル:角川コミックス・エース
価格:560円(税別・上下巻とも)
レビュー
負荷領域のデジャヴのかなり映画に忠実なコミカライズ版です。2巻で完結です。2巻の裏表紙に、
コミック版だけの”もうひとつの”エピローグを収録
と書いてあったので思わず購入してしまった訳なのですが、正直エピローグと呼ぶのもはばかられるほどのごく短いシーンが挿入されていただけだったのでかなりしょんぼりでした。せめてもうちょっとおまけ要素とかが充実していればよかったのに。
コミックス自体もまぁあまり語ることはないですね…キャラの顔が全体的にのっぺりした造型でしかもほぼ全員タレ目なので、緊迫したシーンに流れる緊張感みたいなものがちょっと不足しているように感じました。シナリオも本当に映画をなぞっているだけですので、映画のあらすじを軽く見返すにはいいかも知れません。
というわけで、結論としてはファンアイテムかと思います。シュタゲのコミカライズはいろいろ作者の方も突き抜けている作品が多いので、僕としてはもうちょっと尖った作品にしてもらっても良かったんじゃないかと思います。無い物ねだりかも知れませんが。
ところで漫画やらBDやらを見ている内にだんだん疑問を感じてきたんですけど、こんなに紅莉栖が派手なことやっているのに、なんで世界線ずれなかったんですかねぇ。ていうかタイムマシンやタイムリープマシンって、使うだけで世界線が微妙に変動する代物という設定があったような…