192 恋が止まらない~194 まぼろし(冬坂五百里編④)

ネタバレ注意!

ついに関ヶ原に気持ちを伝えて恋仲になった冬坂五百里編も、今回が最終回です。

192 恋が止まらない

1985年 放課後

今日も楽しい買い食いライフ。さーて本日のミワコのおすすめは…

なかなか勇気あるチョイス。

お腹がいっぱいになると、二人の興味は五百里の片思いの彼のことに移ります。しかし五百里が関ヶ原の名前を出すと、ウサミは渋い顔になってしまいました。

そこへ唐突に関ヶ原本人が現れ、慌てた様子で五百里を連れて走り出します。

193 夢の正体

1985年 夕刻

高速道路を走りながら、関ヶ原は五百里に彼女の夢のことを尋ねます。関ヶ原の推理によれば、それは予知夢ではなく、移植された森村千尋の記憶とのこと。なぜ自分に記憶が移植されたのかと不思議がる五百里を、関ヶ原は森村先生の元へ連れて行きます。

194 まぼろし

二人がたどり着いたのはあやめ公園。森村が来るまでの間、関ヶ原は自分の身の上を語ります。自分は森村と共に80年後の世界からこの世界を守るために時を越えたが、森村は袂を分かってしまい、戦えるのはもう自分たちしかいない。しかし、おそらくこの世界を救うことは出来ない。それより、16年前に戻って準備を整え、やり直した方がいい―

関ヶ原が言っているのは、関ヶ原編④で井田から聞いた話そのままですね。要するにこのループは諦めて次のループに行こうとしているようです。

しかし五百里は、この世界が滅んで、家族や友人を死なせるくらいなら、自分が戦うときっぱり言います。それを聞いた関ヶ原は、鞍部なら一緒に戦ってくれるかも知れない。しかし自分と東雲には時間がなく、もうすぐここを離れなければいけない、と告白します。

重い雰囲気になったところで、森村先生が現れました。関ヶ原に問い詰められ、先生は渋々説明を始めます。先生によると、先生の目的は①イージス作戦、②五百里に自分の人格と記憶を移植して成り代わること、③十郎(426)の記憶を自分と恋人関係だった頃に戻すこと、だそうです。また彼女は網口や鞍部玉緒にも記憶移植を試みていましたが、それは彼らとの約束だったから―と説明します。

そしてオリジナルの森村先生は、元々の世界が滅びた時に死亡し、ここにいる自分はAIに過ぎないと言います。以前井田は、セクター0に転移すれば、世界がループした時に消滅しないですむと言っていましたが、どうやらそうではないようです。セクター0への転移というのは、セクター0にある自分のデータを現在のデータにアップデートし、次のループでUCがそれを模擬人格として再生するようにする、というだけのようですね。要するにマスターデータにフィードバックすることで、擬似的に強くてニューゲームを始められるようにするってことか。それなら確かにループを越えているとは言えませんね。越えているのは記憶データだけで、人格データは世界ごと滅んでますから…

彼女はこの世界を再生させる使命を持った15人の適合者の一人でしたが、ループの結果その能力を失ってしまいました。最初はコピーである千尋を使おうとしたがうまくいかず、次に五百里に自分を移して能力を取り戻そうとしてたみたいですね。

それを聞いた関ヶ原は、世界をループさせても自分や東雲が生き延びることは出来ないことを知り、その場から走り去ってしまいました。

冬坂五百里編エンド
「無敵の女子高生」

最終回だけあって、重要な話がてんこ盛りでしたね。セクター0というのは、他のセクターとは違って物理的な区画ではなく、セクター1~5に存在する人間の人格と記憶を収めた記憶装置のようなもののようです。5セクターの中枢が怪獣によって制圧されると、自動的に世界のリセットボタンが押され、新しい世界に、セクター0に保存された人格と記憶をもった人間がロードされる、という感じでしょうか。森村や井田、426はループを越えてきているかのような発言を度々していますが、実際にループを越えているわけではなく、単にセクター0のデータを書き換えていただけだったみたいです。

とはいえ、まだ分からないことはありますね。森村や井田や426がセクター0にある自分のデータを上書きしたんだとしたら、この世界には五百里も網口も十郎も存在しなくなっているはずですが、そうはなっていません。UCからすると世界に余分なキャラが3人増えているわけで、何かその裏をかくような仕掛けが別にあると思うんですが…

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